「景気シンポジウム~来年の経済見通し」 | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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歳末恒例の中京大学の公開講座「景気シンポジウム~来年の経済見通し」が12月6日に

名古屋マリオットアソシアホテル16Fの「タワーズ・ボールルーム」で開かれ、小生も含めて

1千名を超える聴衆が2時間にわたって耳を傾けた。

 

 

パネリストとしては、経済産業省中部経済産業局;波多野淳彦局長、中日本高速道路㈱;

宮池克人代表取締役CEO、中部経済同友会の代表幹事で 東朋テクノロジー;富田英之

代表取締役社長、中京大経済学部;内田俊宏客員教授が登壇をした。コーディネータは、

毎度おなじみの梅村学園理事・評議員の奥野信宏氏である。

 

 

①前半の「来年の日本経済・中部経済」については以下のような発言が印象的であった。

・波多野局長は来年の経済成長率については「前年比で世界は3%、日本は 1%と予想

されている。世界の3%をいかに日本に取り込んでいくかが重要だ」と話して、輸出拡大や

訪日外国人の消費増を課題に挙げていた。

・富田社長は「人工知能(AI)の登場で働き方の手順を考える作業が、人間からコンピュー

ターに置き換わっている」と指摘した。「知的労働の産業革命が起きている。この転換点に

社会で何を受け継ぎ、何を変えるか整理すべきだ」と指摘していた。

・宮池社長は「景気回復に合わせ大型車の交通量が増えているが、渋滞や道路の老朽化

への対策が課題だ」と述べて、高速道路の三車線化や、老朽化したインフラの改修工事を

説明した。 

 

 

②後半の「スーパー・メガリージョン」構想や戦略について

世界経済を牽引するのは「メガリージョン」(大都市とその周辺都市で構成される巨大連坦

都市圏であり、時には国境を越えて広がり、貿易・交通・イノベーション;一大圏として発展

して、優れた人材が集まっている都市圏)であり、日本の首都圏~中京圏~関西圏には、

実に6千万~7千万人もの人口や産業が集積しており、名古屋を含む中京圏はその中央

にある。小生は「メガリージョン」という言葉を初めて聞いたが、確かにそうだろう。

「日本のスーパーメガリージョン」の一画を占める名古屋の地位は、「リニア新幹線」建設

を軸にして、益々大きな役割を担う…。いやはや、来年に向けての明るい話題であった。