私は時々、行政書士の業務として
外国人技能実習生に8時間の法定講座をすることがあります。
私が法定講座の依頼を受けているところは、
ベトナム、中国、フィリピン、モンゴルと色々な国から
実習生がやってきます。
1日だけの授業。しかも目の前にいるのは正直あまり日本語が分かってない外国人。
若い頃の私なら、怖気づいていたと思います。
しかし、今は割と平気です。
こんな時に日本語学校や専門学校での
日本語教師の経験が少しは役に立っているのかな
なんて思ったりします。
1日だけですし、本当の所はよく分からないですが、
でも皆期待を持って日本に来たことは目を見ればわかります。
8時間も続く、訳の分からない日本語のシャワーを耐え抜きます。
この前講座をした学生の中に、
翌日実習地に向かうという学生がいました。
1日講座をしたお礼と、頑張って技術もお金も手に入れたいという趣旨のことを話してくれました。
本当に素直に頑張ってほしいと思います。
技能実習生にはよくない印象が付きまといます。
不法滞在になり、その人達が集まって、盗みを働いたというようなニュースが多いです。
でもその多くは初めから、そのような目的で入ってきてないと思います。やむにやまれぬ理由があったのだろうと。
私の目の前に座っていた彼等がそのような目にあう事のないように願うばかりです。