財務分析の指標として使われる「ROA」というものを御存知でしょうか?
Return On Assets の頭文字を取ったもので「ROA」と書きます。
専門的には「総資本利益率」って言われますが、この考え方を相続のケースで使う場合があります。
例えば、幾つかの不動産を相続して、納税資金を確保するために、そのうちのどれかを売却する必要がある場合です。
その際に一つの目安として「ROA」を検討します。
簡単な事例を紹介します。
①自宅
・土地:50,000,000円
・建物:30,000,000円
→合計:80,000,000円
・固定資産税:200,000円
とすると、ROAは
-200,000円/80,000,000円×100=-0.25
「-0.25%」になります。
②収益不動産
・土地:70,000,000円
・建物:100,000,000円
→合計:170,000,000円
・家賃収入:+3,600,000円
・固定資産税:-400,000円
・管理費:-600,000円
とすると、ROAは
+3,600,000円-400,000円-600,000円=2,600,000円
2,600,000円/170,000,000円×100=1.52
「1.52%」となります。
要するに、その不動産からどれだけの「利益」があがっているのかを数値化するのです。
①自宅と②収益不動産を比較した場合、利益率を視点とした優劣はどちらが優秀でしょうか?
①自宅は、-0.25%
②収益不動産は、1.52%
②の収益不動産の方が利益率が高いですね。
とすれば、どの不動産を売却すればいいのか迷った場合には、ROAを計算して数値化し、利益率が高くて成績の良い不動産を残して、利益率が低くて成績の悪い不動産から売却していく・・・という方法です。
ただ、現実的には「自宅」には思い入れがありどうしても残しておきたい方も多いでしょうし、必ずROAどおりに売却しなければいけないというものではありません。その自宅への思い入れが足枷になってしまうことも多いのですが・・・(^_^;)
1つの目安として「ROA(総資本利益率)」は便利な指標といえるでしょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
大阪相続研究所/遺産・相続・遺言の相談窓口
http://osakasouzoku-k.com/
行政書士向井総合法務事務所(大阪府枚方市)
http://office-mukai.net/
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専門的には「総資本利益率」って言われますが、この考え方を相続のケースで使う場合があります。
例えば、幾つかの不動産を相続して、納税資金を確保するために、そのうちのどれかを売却する必要がある場合です。
その際に一つの目安として「ROA」を検討します。
簡単な事例を紹介します。
①自宅
・土地:50,000,000円
・建物:30,000,000円
→合計:80,000,000円
・固定資産税:200,000円
とすると、ROAは
-200,000円/80,000,000円×100=-0.25
「-0.25%」になります。
②収益不動産
・土地:70,000,000円
・建物:100,000,000円
→合計:170,000,000円
・家賃収入:+3,600,000円
・固定資産税:-400,000円
・管理費:-600,000円
とすると、ROAは
+3,600,000円-400,000円-600,000円=2,600,000円
2,600,000円/170,000,000円×100=1.52
「1.52%」となります。
要するに、その不動産からどれだけの「利益」があがっているのかを数値化するのです。
①自宅と②収益不動産を比較した場合、利益率を視点とした優劣はどちらが優秀でしょうか?
①自宅は、-0.25%
②収益不動産は、1.52%
②の収益不動産の方が利益率が高いですね。
とすれば、どの不動産を売却すればいいのか迷った場合には、ROAを計算して数値化し、利益率が高くて成績の良い不動産を残して、利益率が低くて成績の悪い不動産から売却していく・・・という方法です。
ただ、現実的には「自宅」には思い入れがありどうしても残しておきたい方も多いでしょうし、必ずROAどおりに売却しなければいけないというものではありません。その自宅への思い入れが足枷になってしまうことも多いのですが・・・(^_^;)
1つの目安として「ROA(総資本利益率)」は便利な指標といえるでしょう。
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