体型はかなりの部分、生まれ持った体質あるいは年齢と関係しています。

ですので、なんの努力もなく痩せている人もいれば、ダイエットの数だけダイエットに失敗している人もいるわけです。

 

 

単純肥満と呼ばれるものがあります。何らかの摂食障害があるわけではなく、単に食べるのが好きなので食べているうちに体重がオーバーしてしまった人です。

増えすぎると、美容の問題ではなく、健康の問題になってきます。

内科医の先生たちは、こういう人を何とか痩せさせようとします。

 

 

ところが入院させて強制的にカロリーを適切にすると、確かに痩せはするのですが、そういう患者さんたちにウツを発症する人が増えてしまいました。

つまり食べることは、抑うつ的になることを防いでくれる効果があるのです。

「やけ食い」という言葉があるように、食べることはかなりストレス解消に役立ちます。

 

仕事でストレスを抱え、昼間は特に甘いものを食べたいとも思わないのに、夜になると甘いものが止まらなくなるという人もいます。

また女性に多いのですが、朝起きてみると、夜中に冷蔵庫を漁った気配がある。でも記憶がないという人もいます。

こうなると、体重を落とすためには、まず、ストレスを減らさなくてはならないということになります。

 

体重を落とすためには運動と食事。

言うほど簡単ではない理由はここにあるわけです。