もう一発今日は何の日・・・
信楽高原鉄道事故から32年・・・1991年5月14日10時35分頃、滋賀県甲賀郡信楽町(現・甲賀市信楽町)黄瀬の信楽高原鐵道信楽線・小野谷信号場 - 紫香楽宮跡駅間で、信楽発貴生川行きの上り普通列車4両編成と、京都発信楽行きのJR西日本の直通下り臨時快速列車「世界陶芸祭しがらき号」とが正面衝突しました。先頭車の前部が押し潰された上に全長のほぼ1/3が上方へ折れ曲がり、もう一方も先頭車が2両目と挟まれる形で原形を留めないほどに押し潰された。JR西日本側乗客の30名、信楽高原鐵道側乗員乗客の12名(うち運転士と添乗の職員が4名)の合わせて計42名が死亡あした事故でした・・・
当時は、信楽町で「世界陶芸祭セラミックワールドしがらき'91」が4月20日から開催されていたそうです。信楽高原鐵道は線路容量をはるかに超える来場者輸送(ピーク時約2万人/日)に追われていたそうです。世界陶芸祭は好評を博し、主催者の予想した来場者35万人に対して、これをはるかに上回る客を集め、ゴールデンウィーク明けの5月11日には入場者50万人を達成。
信楽高原鉄道が、列車運行に最も重要な安全の確認に関する基本ルールを守らなかったことが原因なんだそうです。通常使用する信号システムから「代用閉塞方式」(手信号)に切り替える際、安全を確保する措置を行なわず、列車を信楽駅から出発させた。そして、上り列車の誤出発検知が、事故当時正常に作動しなかったが原因は不明とされています。
普段使用する電車・。・・安全でなければ・・・