コミュニケーションは、声で話すことだけではない。

手話だけでもない。

筆談、身振り、そして、笑顔。

相手に気持ちが通じれば、何でもありだ。

一番大切なのは、伝え方ではなく、相手に伝えたいという気持ち。

「相手に楽しんで欲しい」という思い。

コミュニケーションができないのは、聞こえないからじゃない。

『耳が聞こえないから』という言い訳をしているから。



聞こえないという引け目を感じているから、人を助けるという発想がわかない。

視野が自分の内側に向かってしまうと、周りへ目をやる余裕を失ってしまう。



「ピープル インサイド オナジ」



「聞こえないこと」は問題ではない。

耳が聞こえない人間である前に、一人の人間として、どうありたいのかが大事。



言い訳をしている限り、壁は消えない。

傷つくことを恐れて、自分の身を守ることだけに意識を向けていても、何も変わらない。

飛び込めば、世界は拓ける。



「〇〇だからできないという切り札を使って逃げている人は,あまりにも多い」と、ある方が言っていた。

そんな切り札は,遠くへ遠くへ捨て去りたい。



「聞こえないからコミュニケーションかわできないのではなく、下手だから」

下手なら,練習すればいい。

「話してみたいな」と思う人がいたら,話しかけてみたらいい。

「人と繋がりたい」という気持ちを諦めないで。

ちょっとの勇気と工夫で、相手と心が通じ、「楽しい時間だった」「また会いたいな」という系権を積み重ねてほしい。

できなくても、自分を責めるのはやめよう。

人と比べて自己嫌悪に陥いる必要もない。

チャレンジしようと思えるまで、待てばいい。

スタートラインは、心のベクトルが向いた先にあるから。

〜聾者の映画監督・今村彩子さん著書『スタートラインに続く日々』より一部修正して引用〜



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おはようございます!
 



今村さんやその他の聾者の方々のコミュニケーションを読んでいて、ふと、かつて、韓国のご家庭にホームステイをさしていただいた時のことを思い出しました。

韓国人3人(2人は英語も日本語もペラペラ、1人はカタコトの英語を話す同世代。

僕だけ日本人。

その中の年長の、キム・ソンミンさんが、目配り・気配り、合間合間で日本語で通訳してくださったので、僕もその場を楽しめた思い出があります。



コミュニケーションで大切なことは、

「相手のことを知りたい」と思う気持ちと、

「お役に立ちたい」という心。

そして、

「どうせ自分なんて」と卑下する気持ちをなくすこと。

一気にでなくていい。

できることから一歩ずつ。

今日も,今ここでできることに心を込めて、素敵な一日にしましょう!

 

 

キム・ソンミンさんは今、北海道大学で『観光文化論』の教授としてご活躍です。

 

 

 

 

ソンミンさんに、大学時代に出会える学生は、幸せだなぁ。

 



写真は、先日、ディズニーに行った時のもの。

家族でディズニー満喫は、チームビルディングだと感じたので、それを書こうと思いましたが、また後日☆