もし自分に何か被害があったとする。
とんでもないようなひどいことが自分の身に降りかかって、
全財産も家族も失ってしまった。
それでも僕は、その事態を肯定する。
そういう経験、つまり困難や試練を与えてくれてありがとう、
と感謝するのだ。
そのおかげで、自分自身は深い経験ができた、と。
なぜなら、そう思わない限り、前に進めないから。
例えば、何かで人を恨みたくなったとする。
とんでもない裏切りを受けて、この人だけは絶対許さないと憤って、
どうすれば相手を同じような目に遭わせることができるのか、
どうすれば相手が謝るのかという考えから抜け出せない。
それでは自分が成長できない。
前に進めない。
いつまで経っても、なぜこうなったのかと考えて続けてしまうが、
どんなに考えても納得のいく答えは見つからない。
どんなに理不尽で、どんなに自分が不幸な経験をしたとしても、
それを許して認めない限り、そこに止まってしまう。
こういう経験のおかげで自分は学べたのだという感謝がない限り、
そこから脱却できない。
だから、全肯定なのだ。
進歩し続けるコツを聞かれると、僕はそう答える。
だけど、そう答えると、ほぼ全員が、
自分には無理だ、そんなの絶対嘘でしょう、
と言う。
でも僕は、これまでどんな時もずっとそうしてきたし、
これからもそうする。
これが、学び続け、進歩し続けるコツだと思っている。
『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』
松浦弥太郎
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おはようございます!
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月曜日の朝ですね。
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本当に、生きていると、いろんなことが起こります。
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相手のためを思ってやったことが、
かえって相手を怒らせることになったり。
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自分には全く身に覚えのないところから、
火の粉が降りかかってきたり。
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本当に、いろいろありますよね。
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じゃあ、そんな時に、どう対応すればいいのか?
どう振舞えばいいのか?
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やっぱり、
『それでも、人生にイエスと言う』(ヴィクトール・フランクル)
スタンス、
『人生で起こることすべてよきこと』(田坂広志先生)
『起こることは全部マル』(ひすいこたろうさん・はせくらみゆきさん)
とまでは思えなくても、
「人生で起こること、すべてに深い意味がある」
と捉えるスタンス、
『自分が源泉』(鈴木博さん)と考えることは
絶対的に必要だと思っています。
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『雨が降ったら傘を指す』(松下幸之助さん)のが当然で、
雨に「なんで雨なんだよ!」と怒る人は、いないですよね。
(残念な気持ちになることはありますが)
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かつて、みやざき中央新聞(現『日本講演新聞』)記者時代に、
福島正伸先生のお話を取材させていただいた時に、
水谷もりひと編集長がつけた連載タイトルが、
「チャンス♪ チャンス♪ チャンス♪」でした。
(懐かしい)
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何事も、「チャンス」と捉える、
「面白い♪」と口に出して言ってみるからこそ、
物事の見え方が変わり、心持ちが変わり、生き方が変わりますね。
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先日紹介した『5つのツール』には、
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残念ながら、ポジティブ・シンキングはうまくいくように見えて、
実はうまくいかない考えの一つだ。
現実世界において、ポジティブな考えは
ネガティブな考えに匹敵する力を持たないからである。
人生のほとんどの物事は、私たちの予想する力を超えており、
およそコントロールはできない。
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という、ある種残念な、でも、そうだよなと頷けることが書かれていました。
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無理くりのポジティブシンキングでは、いつか無理が来ます。
無理・無駄・ムラをなくすこと、本当に大事なことであるならば、
じゃあ、どうしたら、スマートに、シンプルに、パワフルに、
どんな出来事も受け入れることができるのか?
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『5つのツール』にはこんなことが書かれています。
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問題が起こったら、
宇宙によってもたらされたチャレンジだと考える。
宇宙はあなたに進化してほしいと思っている。
あなたが進化できることを知ってもいる。
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「宇宙は自分に、進化してほしいと願っている」って、これ、
めっちゃパワフルな勇気づけだなぁと思います。
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大好きな『手紙屋 蛍雪編』(喜多川泰さん著書)には、
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「まだ見ぬ応援団が、君の成長を応援している」
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みたいなフレーズがあったのを記憶しています。
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これから出会う方々が、未来に待っていてくれて、
自分の成長を、進化を、心待ちにしていてくれるんですよね。
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そんなふうに思えたら、
今目の前にやってきたどんなアクシデントも、
「これをどうやって面白く、乗り越えてやろうか!?」
と思えるようになるのではないでしょうか!?
(どうでしょうか!?)
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人生は、自分が主人公のドラマですよね。
そのドラマを、自分は自分で主役を演じながら、
特等席で見ているのも自分。
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終わりを迎えたときに、
「あ〜、楽しかった」
と言えるように、
「あ〜、最高の人生だった」
と言えるように、
「もう1回、見たい! 演じたい!」
「同じ内容でいいから体験したい!」
と思えるかどうか。
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そんなふうに思えなくても、
「あ〜、ありがたかった」
と思って、人生を終えられるかどうか。
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そのためにも、日々、「感謝」に意識を向けること、
今ある「感謝すべきもの」を大事に愛おしむこと。
慈しむこと。
本当に、大切なことだと思っています。
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さてと、今日も生きてますね♪
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今ある命に感謝して、目の前の方とのご縁を大切に、
ますます豊かな今を、楽しみましょう♪
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【本日の質問】
今、感謝できることは何ですか?
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『5つのツール』の4つ目、「感謝の流れ」では、
まさに、こんなワークが書かれています。
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生活の中にある、感謝の気持ちを持てそうな物事を
いくつか思い返してみよう。
当たり前のように思っていることがいい。
その物事について、心の中で感謝の言葉を述べよう。
一つ一つの価値が感じられるくらいゆっくり言おう。
「目が見えることに感謝します」
「お湯が出ることに感謝します」
・・・
少なくとも、5つの物事について感謝しよう。
30秒とかかることはない。
わずかな努力でそうしたことが見つかるのを実感しよう。
言葉にして述べる感謝の気持ちが、
心臓からまっすぐ上へ流れていくのを感じてみよう。
すると、具体的な物事について感謝するのをやめても、
言葉にして述べなくても、
心は感謝の気持ちを、生み出し続けるようになる。
こうしてあなたが放つようになったエネルギーが
「感謝の流れ」である。
このエネルギーが心臓から放たれると同時に、
胸が柔らかくなった開かれる。
この状態になると、自分が圧倒的な存在に近づき、
尽きることなく与える力が体に満ちるのが感じられるようになる。
あなたは「源泉」と繋がったのである。
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僕は、毎日日記を2冊、書いていて、1冊には、
「今感謝できること」
「今日良かったこと」
「今日自分が頑張ったこと」
を、10個〜15個くらい、書いてから寝るようにしています。
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たまに、忘れたり、できなかったりすることもあるのですが、
そうすると、眠りが浅いこと、浅いこと。
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ちゃんと、「感謝」にフォーカスして寝るからこそ、
ぐっすりと眠れるようになりますね。
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『ザ・マジック』には、
「感謝とは体質である」
というようなことが書かれていたのを記憶しています。
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「感謝体質」になれるように、今日から、
「感謝習慣」、始めてみませんか?
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さてと、長くなりました。
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今日も、「感謝」の心を忘れずに、
今を楽しみましょう♪
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お読みいただき、ありがとうございます!