【弱さを知って初めて「強い個」は生まれる】

人間は誰でも、多かれ少なかれ「負」の要素を抱えているに違いない。

不安、コンプレックス、矛盾、挫折・・・。

仕事や人間関係などが自分の思うようにならず、
ストレスを溜め込んでしまっている人も少なくない。

多くの人は、これらの「負」を何とかして埋めようと考える。

そして、そのために大変な労力とエネルギーを使っているのではないか。

中には、解消できず、かえって「負」の要素を増大させてしまうケースもあるかもしれない。

そうなってしまったら、私のいう「内発的モチベーション」を呼び起こすことは難しくなる。

つまり、「強い個」「強い自分」たりうることは困難になってしまうのだ。

「負」を抱えている点では、私とて例外ではない。

(中略)

常に不安に苛まれているのが、人間。

そもそも自信と不安は表裏一体のものだ。

この2つが、本人の中で行ったり来たりしているのである。

とすれば、自信満々に見えるということは、
それだけ抱えている不安も大きいことを意味しているともいえる。

ただ、私は不安を「マイナス」だとは考えないようにしている。

それどころか、むしろ好ましい状態であるとさえ思っている。

自信と不安の中で葛藤することが、その人間の成長を促す大きな力になると信じているからだ。

(中略)

私のラグビー人生は、まさしく、不安と葛藤を乗り越えてはまた壁にぶつかり、またそれを乗り越える。

そんなことの繰り返しだった。

しかし、今となっては、次から次へと問題が起こり、
不安定で壊れやすい状態に身を置くことは、悪いことではなく、
むしろ自分にとっては調子が良い状態なのだと思えるようになった。

不安とは、訪れる未知なるものへの恐怖であり、
それがどんなものか想像を巡らすことによりさらに増幅される。

自分の置かれている状況を見つめ、自分と対話する中で、
どこまで落ちるのか「底」が見えてきたときに初めて、不安は払拭される。

         『人は誰もがリーダーである』
                 平尾誠二

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おはようございます!



昨日に引き続き、平尾誠二さんのお言葉から。

「不安」との向き合い方。

これって、「ネガティブな要素」「ダメな自分」との向き合い方とも通じると思っています。



アドラー心理学的にいうと、

「ダメな自分を受け入れる勇気」

「ダメな自分を好きになる勇気」



これが発揮された時にこそ、

本来の自分らしさが、内側から輝き始める。



そう信じています。



先日の交流会で、ある方が、

「キッチンドリンカーです」

って書かれていました。



これを自己開示できるって、なかなかすごいことですよね。

自己受容できているということ。

自分を丸ごと、愛することができている証拠だなと感じていたら、

やっぱり、その方は、いるだけで周りを明るくする、

元気にする、とっても素敵な、キラキラとしたオーラを放たれていました。





まだまだ、「こうであらねばならない」

「こうしなくちゃいけない」

という思い込みが、自分自身を縛っているのも感じる今日この頃。

(「いつ」「どんな時に」と具体的に書けないのが恐縮ですが)



そんな「思い込み」を一生懸命握っている自分自身も抱きしめた上で、

より身軽に、気軽に、生きていけるように、

すべてをありのままに受け入れて生きる。



そんな柔軟性、スタンスを身につけたいなと思う今日この頃です。



松下幸之助さんは、

「素直な心になるには、毎日、『素直な心で生きていくぞ』と

 30年間念ずること。

 そうすれば、素直さの初段になれる」

と言われていました。







今日も生きてますね!



今日も、今ある命に感謝して、

ダメな自分にも丸をつけて、抱きしめて、

目の前の方とのご縁を大切に、

ますます豊かな今を、味わって過ごします!







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【本日の質問】

どんなネガティブな自分を受け入れますか?

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「私は自分のことが好きだ」

「私は〇〇さんのことが大好き」



こんな言葉を思い浮かべるだけで、

心はなんだかあったかくなっていきますね。



今ここに、心を込めて、念じる時間も大切に、

今日も、楽しみましょう♪



お読みいただき、ありがとうございます!