雑談力は生きることそのもの。
誰もが周りの人とコミュニケーションをとりながら生きている。
そのコミュニケーションの最も土台となるのが、
日常の他愛ない会話であり、日々の何気ない雑談。
これからの時代、雑談力を身につけることは、
強く生き抜く力を身につけることそのもの。
そして、自分が強く生き抜くための力でありながら、
同時に、その力は、周りの人々を生かす力にもなる。
話すことで人は救われ、聞いてもらうことで人は癒される。
雑談とは、言葉を持つ私たち人間だけが持っている、
生きるための力なのではないか。
誰もが、生まれて、雑談を身につけながら成長し、
雑談しながら生きて、そして、最期も雑談して終わる。
それが人間。
雑談とは「生きる力」そのものである。
私はそう思っています。
『雑談力が上がる話し方』
齋藤孝
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おはようございます!
突然ですが、「雑談」、得意ですか?
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僕は、今も「得意です!」と胸を張って言えるほど
「得意」ではありませんが、
かつて、「雑談」が超苦手で、
『雑談のための雑学のネタ』系の本を読み漁ったり、
何とかしよう、何とか改善しようと思いつつ、
例えば、新入社員時代は、先輩から、
「お前、変わってるよなぁ」とよく言われたり、
(おそらく、コミュニケーションのとり方がおかしかったのだと思われます)
当時の係長からは、
「西畑の『大丈夫』は大丈夫じゃないからなぁ」
と言われたり、とにかく、一人で抱え込む、
「助けて」「手伝って」「困っています」が言えない、
たわいもない雑談もできない、
そんな人間でした。
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そんな僕が大きく変わるきっかけとなったのは、
2013年4月から
コーアクティブ・コーチングを本格的に学び始めてから。
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それまでも、「傾聴」の講座には何度も足を運んでいました。
「傾聴」=「アクティブ・リスニング」の名の通り、
「全力で、力を込めて耳を傾ける」のが傾聴だと思っていました。
しかし、コーアクティブな聴き方は、力を抜いて、自然体で、
相手のエネルギー感やテンポにただ合わせて寄り添っていくだけ。
そんな印象で、目から鱗!
「人の話ってこうやって聴けばいいんだ!」
と肌で理解した僕は、そこから雑談熱に火がついて、
例えば、勤務時間の合間のたわいもない雑談。
お昼休憩中のお弁当を食べながらの雑談。
あるいは、休みの日に、ランチしたり、カフェでお茶したり・・・。
雑談が、すごく楽しくなって・・・。
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最終的に、妻に、
「そんなに若い子とデートしたいなら、勝手にすればいいじゃない!」
と勘違いで怒られるという、そんなこともありました。笑
(今となってはいい思い出ですが、それくらい、
僕の変化がすごかったということだと思っています笑)
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何が言いたいかというと、
「雑談」と人が言った時に、思い浮かべるのは、
何かを流暢に話したり、相手を惹きつける魅力的な話をすること。
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多くの人は、「コミュニケーション」と言った時に、
「伝えること」ばかりにフォーカスしがちだと思っています。
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じゃあ、うまく話せるようになればいいのかというと、
全く、そんなことないですよね。
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大事なのは、「聞くこと」。
相手の話を引き出すこと・相手に寄り添うこと。
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「人は、話を聴いてくれた人に、信頼感を持つ」
と言われています。
「ここまで自分が話しているのは、
この人のことを信頼しているからだ!」
と脳が勝手に勘違いしてくれるそうですね。
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「雑談」も、「引き出す雑談」「聴く雑談」ができるようになると、
こちらで、ネタを用意する必要はなくなりますし、
相手に合わせていけばいいだけになるので、
余計なエネルギーを使わなくて済むようになります。
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とはいえ、いきなり質問しようとしても、
相手も警戒したりすることもあるので、
「ほめる雑談」や「感謝の雑談」から入るといいと思っています。
つまり、最初に、相手への感謝を伝えたり、
相手のいいところを認めた上で、
「ところで、〇〇さんって、●●についてはどうなんですか?」
と、相手の過去の経験や出自について質問したり、
相手の未来の展望や理想について質問したり、
相手が今大事にしている習慣や価値観について質問したりすると、
相手も快く話してくれることが多いですよね。
なぜって、人が一番興味関心があるのは、自分自身のことだから。
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ただ、いきなり質問だけしても、相手は話してくれない、
というのであれば、先にこちらが少し「自己開示」しておくと、
「ブーメランの法則」が働いて、相手も話をしやすくなります。
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だから、「傾聴」では、
「相手8割:自分2割」と言われる話す割合が、
「雑談」では、「相手7割:自分3割」が適切、
と言われているんだと思っています。
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お互いに自己開示をしつつ、相互理解を深めていく行為、
安心感・信頼感をお互いに高めていく行為、
それが雑談だと思っています。
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それにしても、冒頭の斎藤孝先生のお言葉は、すごいですよね!
初めて読んだ時、衝撃的でした!笑
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そのくらい、「雑談」は価値があるってことだと思っています。
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さてと、今日も生きてますね!
今ある命に感謝して、目の前の方とのご縁を大切に、
わずかな時間の雑談も大切にしながら、今を楽しみましょう!
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【本日の質問】
今日は誰と雑談しますか?
どんな雑談をしますか?
雑談を通じて、どんな気持ちになれたらいいですか?
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「独り身だから」という方がもしいたら、
例えば、コンビニの店員さんと、
あるいは、よく行くお店の店員さんと、
プチ雑談を楽しんでみてはいかがでしょうか?
あるいは、懐かしいあのお方へ、
まずはメッセージを送ってみる、
というのも、アリかもしれませんね!?
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「人が死んで残るのはご縁だけ」
そう思っています。
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死んでも残るご縁を、豊かに育みましょう!
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お読みいただき、ありがとうございます!
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追伸:そんなわけで、2月15日(月)夜の
【「知恵の場オフィス」オンライン交流会】では、アイスブレイク、
「雑談のワーク」から入ろうかと思ってます。
楽しい時間になりますよ♪