図書館の目立つところに置いてあり、手にとって読んでみた。
今を大切に、改めて、過ごそうと思った本。
=======================================
『自分の時間』アーノルド・ベネット
あなたのエンジンを、日常の仕事に使う前に、まず、それ以外の何かに使う。
簡単に言えば、「朝早く起きる」。
2時間、あるいは1時間でも良いから、早起きをしてみて欲しい。
朝の1時間は、夜の2時間に匹敵する。
バランスのとれた懸命な1日を過ごせるかどうかは、
普段とは違う時間に、たった1杯のお茶を飲めるかどうかにかかっているかもしれない。
時間があれば、お金は稼げるが、お金があっても、時間は買えない。
「時間が与えられている」ということは、実のところ、
毎日奇跡が起こっているようなものであり、よく考えてみれば、全く驚くべきこと。
朝目覚める。
すると、あなたの財布には、まっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。
そして、それがすべてあなたのもの。
これこそ、最も貴重な財産である。
誰もあなたから時間を取り上げることはできないし、盗むこともできない。
一晩おきに1時間半ずつ、何か、精神の向上に役立つような意義あることを、継続してやってみる。
1週間を6日として計画する。
7日と考えるよりも、6日として考えたほうが能率が上がり、より充実した生活ができる。
家を出たら、1つのことに思考を集中してみる。
そうすれば、やがて思考をコントロールできるようになる。
1日の終わりに、自分を振り返る心のゆとりを持つ。
「原因と結果の法則」を頭に入れる。
何よりもまず、詩を読む。
ユーモアのセンスに欠けた「物知り顔」の人間にならない。
時間を1分を無駄にせず、すべて活用しようとするとき、
肝に銘じておくべきことは、活用するのは、
自分の時間であって、他人の時間ではない、ということ。