『【倫理Q&A】親が変わる 子供も変わる』倫理研究所[編] より。
【事例4】夜遅くまで寝付かない
4歳になる娘。
毎晩9時には布団に入れて、本を読むが、10分もすると、「眠くない」と言って起きてくる。
無理に眠らせることもできず、そのまま一緒にテレビを見たりして、11時頃にようやく寝つく。
時には深夜まで起きていることもある。
朝は8時頃に起こすが、寝起きは悪く、いつまでもぐずる。
夫は長距離トラックの運転手で時間が不規則。
まずは、自分自身の生活習慣を見つめ直す。
不規則になっていないか?
ルーズになっていないか?
自分自身の起床時間、家事の時間など、自分なりのルールを決めて行うことから始める。
お子さんの生活時間の見直しについては、ご主人の意見も聞いて行う。
家庭のルールづくりは、家族全員が気持ちよく暮らすためのもの。
夫婦で意見を出し合い、できることから無理なく始めてみるのが良い。
両親がどんなことにも決まりごとを大切に生活していると、子供にも必ずその精神が伝わるもの。
ご主人の帰宅時間がお子さんの睡眠の妨げになっているのではないか、との心配は無用。
夜遅くまで休まず仕事をしているご主人を誇りに思って、
お子さんにも「お父さんは立派な仕事をしているんだよ」と伝える。
まだ4歳のお子さんは、自分の気持ちを言葉でうまく表現できないので、
「お父さんの帰りを待っていたい」という思いが、
「眠くない(寝たくない)」という言葉になっているとも考えられる。
ここは、奥様がお子さんとご主人の橋渡しをすること。
例えば、お子さんに、
「お父さんは〇〇ちゃんが昼間たくさん遊んで、
夜はちゃんと寝て、早く大きくなってほしいって言っているよ」
というように、お父さんの想いを伝える。
それでも「お父さんを待つ!」と言うのであれば、
お父さん宛に手紙を書いたり、お父さんへの感謝状を作ったりして、
お父さんを喜ばせてみる。
ご主人に対しては、お子さんの日中の様子をしっかりと報告して安心してもらう。
お子さんの「眠くない」という言葉が気になる。
昼間、エネルギーを出し惜しみせずに、
思いっきり遊び、朗らかに過ごしていれば、
夜までにはすっかりエネルギーを使い果たし、
クタクタになっているはず。
それが出し切れていないのであれば、
お子さんに何か不安があるのかもしれない。
日中の様子をしっかりと観察し、ご主人に報告して、相談する。
そうすることで、ご主人も、気持ちの上でしっかりとお子さんとつながることができる。
ご主人とあなた、そしてお子さんの気持ちがひとつながりになった時、
お子さんもご主人も、何の心配もなく、
安心して生活し、熟睡することができるようになる。
そのためにも、あなたがご主人とお子さんの気持ちをしっかりと受け止め、
一つに結ばれた家庭を築くこと。
心が一つに結ばれた家庭を築くということ。
そのために、子供の「寝ない」という出来事一つとって見ても、
「夫婦愛和」のきっかけにすること。
パートナーを尊重して、足並みをそろえて、夫婦で2人で、しっかりと向き合っていくということ。
そうした当たり前のことの大切さに、改めて気付かせてもらった事例です。
最近、我が家も、娘のとびひ問題が発生。
あくまで自然療法で対応していますが、
それにも意味があるとしたら・・・。
「夫婦愛和」のきっかけ、かな!?
しっかりと、向き合います。
どんなことにも意味を見出して。
今日も、今ある命に感謝して、目の前の方とのご縁を大切に、
楽しみましょう!
今日も生きてます!
ありがとうございます!