ひっさしぶりに再読して、それをFacebookに書いたら、結構な反応。

 

 

皆さんの関心の高さを感じられたので、ブログでもシェアします。

 

 

まずは、Facebookに書いた記事から。

 

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この本、最高だ!(*^◯^*)


ひっさしぶりに再読。

 

何が最高かってね。

 

「自己肯定感」に関するくだり。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

自己肯定感は、脳の中に存在する。

 

 ①呼吸や睡眠によって、体を健康に保つ働きをする「脳幹」。

 

 ②心を司り、感情を育む「大脳辺縁系」。

 

 ③考える、記憶するなど、脳の高次機能を司る「大脳新皮質」。

 

この3つのうち、①②の働きを整えることで、子どもの自己肯定感が育まれる。

 
 

でも、多くのお母さんは、2つをすっ飛ばして、③にばかり働きかけている。

 

③は、①と②を整えて初めてパワーを発揮する。

 

 
①生活リズムを整えて体を育み、②親に認められ愛されていると実感して心を育む。

 

これが自己肯定感を大きくするための基本。

 

 

自己肯定感を育むこととは、「器を大きくする」こと。

 

子どもが身につけるべき知識や情報、社会のルール、他者とのコミュニケーションを「水」とするなら、

 

それを受け止める「器」は大きくて、深くて、丈夫であって欲しい。

 

 
親がすべきことは、この「器」を大きくすること。

 

でも、多くのお母さんが、子どもの器を大きくする前に、

 

水(知識・情報・社会のルール)を注ぐことに一生懸命になっている。

 

器が小さいからすぐにあふれてしまい、「何度言ったらわかるの!」と叱ってしまう。

 

 
本当は、子ども自身が水を探し、自分で選び、自分で汲んで、自分で頭に入れないと、水は力を発揮しない。

 
親がすべきことは、水を注ぐことではなく、器を大きくすること。

 

 
そして、自己肯定感の育て方(器を大きくする方法)は、ただ一つ。

 

親の言葉がけ。

 

親が子どもにかける言葉次第で、自己肯定感は育つ。

 

子どもには、自己肯定感を育んでいける、無限の可能性がある。

 

 
一番近い存在であるお母さんとお父さんの言葉によって、

 

長所はもちろん欠点も含めて、

 

「自分は丸ごと認められている、自分は丸ごと愛されている」

 

と実感できると、

 

「僕は僕だから大丈夫。わたしだから大丈夫」

 

と感じ、自己肯定感はどんどん大きくなっていく。

 

 

自己肯定感を育てる言葉とは、「子供を認める言葉」。

 

親は教えているつもりで、否定する言葉をたくさん使っている。

 

まずは、子どものやること、話すことを否定せずに、受け止めることが会話のスタートライン。

 

そしれ、それが、子どもの器を大きくして行く源になっていく。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

子どもの行動を、言葉を、存在を、否定せずに、認めて、

 

お互いに認め合い、承認の連鎖を起こして、

 

今日も素敵な1日にしましょう!o(^▽^)o

 

 

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改めて、本当にそうだなぁと思う。

 

非行少年も、ニート・引きこもり・不登校・うつ病なども、

 

根っこは、同じ。

 

 

 

人は誰もが認めて欲しい。

 

自分のことをわかって欲しい。

 

その「わかってもらえた」という安心感から、人は、

 

本来の力を発揮していく。

 

 

 

 

そんな「安心感のある社会」を、まずは目の前の人を認めるところから、

 

つくっていきましょう!

 

 

 

 

人には、誰にもが、感情があり、願いがある。

 

目の前にいる人はロボットではない。

 

誰もが、感情を持った人間。

 

願いを持った人間。

 

 

 

その「感情」と「願い」に聞き耳を立てて、

 

今日も豊かな素敵な1日を!

 

 

 

 

 

以下、読書メモその1です。

 

(その2は明日、公開します!)

 

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『怒って落ち込むその前に 子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』天野ひかり

 

 

子どもは世界で一番、お母さんが大好き。

 

たった一人のお母さんに、認められたくて、わかって欲しくて、聴いて欲しくて・・・。

 

いっぱいお話ししたい気持ちで溢れています。

 

 

小さかった頃、恋した相手に「好きです」と伝えられずにいじわるしたり、冷たくしてしまう。

 

子どもの毎日は、まさにそんな状態。

 

大好きなお母さんに自分の気持ちをどう伝えたらいいのか、わからない。

 

だからお母さんが聴く力を磨きましょう。

 

話す力を磨きましょう。

 

子どもの「大好き!」を受け止められるのは、お母さんただ一人なのだから。

 

 

 

子どもとの会話には「コツ」が必要。

 

「愛情」だけではダメ。

 

愛情は、会話のコツがわかって初めて伝わるもの。

 

 

 

子どもと一緒にいる時間の長さではなく、どんな風に一緒に過ごすかが重要。

 

 

知識を持たずに子育てするのは、何の武器も持たずにボスキャラに戦いを挑んでいるのと同じ。

 

 

NPO法人親子コミュニケーションラボ

http://www.oyakom.com

 

 

アナウンサーは自分があれこれ喋るのではなく、相手にいかに気持ちよく喋らせるかということを訓練する。

 

親子の会話でも同じ。

 

 

大事なのは、その言葉が子供にとってプラスかどうか。

 

子どもがどう感じるかということ。

 

 

 

<会話以前に知っておくべきこと>

 

1、10歳までの親子の会話が、人生を決める

 

2、「認める言葉」が子どもの器を大きくする

 

3、悲しいことに、日本の子供は自分に自信がない

 

4、子どもに正論を言っても意味がない

 

 

<聴いてくれて話してくれる会話のコツ>

 

1、子どもの良いところ・悪いところ、どちらも認める

 

2、会話の目的を明確にする

 

3、聞き出そうとしない

 

4、ひたすら、頷く

 

5、子どもの言葉を繰り返す

 

6、子どもの気持ちを言葉に置き換える

 

7、「気持ち」を受け止めてから、4W1Hで「事実」を聴く

 

8、指示しない。禁止しない

 

 

【褒め方のコツ】

 

1、当たり前のことをできたときに、口に出して褒める

 

2、最高の褒め方は第三者からの一言。最低な褒め方は比較の一言。

 

 

【叱り方のコツ】

 

主語は「I」にして叱る

 

 

【表情のコツ】

 

表情と発言を一致させる

 

 

【プラスアルファのコツ】

 

目線の高さを合わせる

 

同じ方向を向く

 

スキンシップをする

 

赤ちゃん言葉を使う

 

家族だけの言葉をつくる → 信頼関係が育まれる

 

声の出し方を工夫する

 

 

 

【男の子のコツ・女の子のコツ】

 

女の子は先を見ながら生きる。

 

男の子はこの瞬間を生きる。

 

 

 

 

 

<会話以前に知っておくべきこと>

 

1、10歳までの親子の会話が、人生を決める

 

  まずは親の役割を考える。

 

親の一番大切な役割は、「子どもの自己肯定感を育てること」。

 

自己肯定感とは、「僕は僕だから大丈夫」

 

「僕は必要とされている」「わたしは愛されている」「僕は自分が大好き」と思える強い心。

 

 

自己肯定感が育まれると

 

・何かに挑戦して学んでいける

 

・壁を乗り越えられる

 

・相手の気持ちや立場を思いやれる

 

ようになる

 

 

 

自己肯定感は、脳の中に存在する。

 

 ①呼吸や睡眠によって、体を健康に保つ働きをする「脳幹」。

 

 ②心を司り、感情を育む「大脳辺縁系」。

 

 ③考える、記憶するなど、脳の高次機能を司る「大脳新皮質」。

 

この3つのうち、①②の働きを整えることで、子どもの自己肯定感が育まれる。

 

でも、多くのお母さんは、2つをすっ飛ばして、③にばかり働きかけている。

 

③は、①と②を整えて初めてパワーを発揮する。

 

①生活リズムを整えて体を育み、②親に認められ愛されていると実感して心を育む。

 

これが自己肯定感を大きくするための基本。

 

 

 

自己肯定感を育むこととは、「器を大きくする」こと。

 

子どもが身につけるべき知識や情報、社会のルール、他者とのコミュニケーションを「水」とするなら、

 

それを受け止める「器」は大きくて、深くて、丈夫であって欲しい。

 

親がすべきことは、この「器」を大きくすること。

 

でも、多くのお母さんが、子どもの器を大きくする前に、

 

水(知識・情報・社会のルール)を注ぐことに一生懸命になっている。

 

器が小さいからすぐにあふれてしまい、「何度言ったらわかるの!」と叱ってしまう。

 

本当は、子ども自身が水を探し、自分で選び、自分で汲んで、自分で頭に入れないと、水は力を発揮しない。

 

親がすべきことは、水を注ぐことではなく、器を大きくすること。

 

そして、自己肯定感の育て方(器を大きくする方法)は、ただ一つ。

 

親の言葉がけ。

 

親が子どもにかける言葉次第で、自己肯定感は育つ。

 

子どもには、自己肯定感を育んでいける、無限の可能性がある。

 

一番近い存在であるお母さんとお父さんの言葉によって、長所はもちろん欠点も含めて、

 

「自分は丸ごと認められている、自分は丸ごと愛されている」と実感できると、

 

「僕は僕だから大丈夫。わたしだから大丈夫」と感じ、自己肯定感はどんどん大きくなって行く。

 

 

 

 

 

 

 

2、「認める言葉」が子どもの器を大きくする

 

自己肯定感を育てる言葉とは、「子供を認める言葉」。

 

親は教えているつもりで、否定する言葉をたくさん使っている。

 

まずは、子どものやること、話すことを否定せずに、受け止めることが会話のスタートライン。

 

そしれ、それが、子どもの器を大きくして行く源になって行く。

 

 

 

3、悲しいことに、日本の子供は自分に自信がない

 

アメリカ人は、子どもが特別な何かをしなくても、

 

「グッドボーイ!」「グッドガール!」「グッドジョブ!」

 

などと子どもの機嫌が良いときにたくさん褒める。

 

一方日本人は、子どもの機嫌が良いときは何も言わず、失敗したり悪さをしたりしたときに叱る。

 

つまり、日本の子供は悪い点ばかりを指摘されて、良いことをしても、それは当たり前とされてしまう文化がある。

 

悲しいことだが、これが日本の子供の自己肯定感が低い理由の一つなのではないか。

 

 

<自分自身への満足度>

日本45.8

韓国71.5

アメリカ86.0

イギリス83.1

ドイツ80.9

フランス82.7

スウェーデン74.4

(平成26年版子ども若者白書より)

 

 

 

「自分の意見を言える子どもになって欲しい」と願うお母さんは多い。

 

しかし、自己肯定感が低いと、主張はおろか、自分の意見や考えも持てるようにならない。

 

常に「自分は間違ってるんじゃないか」と自信を持てなくなってしまう。

 

大人になってからも、自分で自分を認められず、

 

ちょっとしたことでも自分を責めてしまい、新しいことへのチャレンジを諦めてしまいがち。

 

 

子どもへの言葉がけは、人生で一番大切と言っても過言ではない。

 

 

 

 

4、子どもに正論を言っても意味がない

 

親の役割は、自己肯定感を育てること。

 

「子どもに教えてあげること」が目的ではない。

 

ここを間違うと、何を言ってもうまくいかなくなってしまう。

 

 

子ども自身が、「自分でやりたい!」と思える心を育てることが目的。

 

 

 

 

 

<聴いてくれて話してくれる会話のコツ>

 

1、子どもの良いところ・悪いところ、どちらも認める

 

  子どもの全部を認められるのは、親だけ。

 

 

2、会話の目的を明確にする

 

  ゴールがはっきりすれば、作戦も立てやすくなる。

 

 

子どもと話すときに、会話の目的を見失っている親が非常に多い。

 

子どもに何となく質問する癖を一度見直す。

 

 

 

3、聞き出そうとしない

 

  子どもには子どものタイミングがある。

 

親が知りたいタイミングは、子どもが話したいタイミングではない。

 

まずはそのことを理解する。

 

 

 

極論を言うと、親からは質問をしない。

 

子どもからの言葉を待つ。

 

 

 

あるお父さんが、珍しく休日にお子さんと一緒にキャッチボールをしに公園へ行ったときのこと。

 

1時間ほど、楽しんで帰り道で、「あのさぁ、学校でさぁ・・・」と悩み事を相談された。

 

きっと、「お父さん、今日は僕のことだけを見てくれてる。今なら、悩みを聞いてくれそう」と思えた。

 

あるお子さんは、一緒にお風呂に入ると、ポツリポツリと話し出す。

 

「さっき、怒ったのはね・・・」と聞きたかったことを急に話し出したりする。

 

お母さんが、かじや携帯など、何かの作業をやりながらではなく、お風呂の中なら自分だけを見てくれていると感じるのだろう。

 

 

親のタイミングで聞こうとすればするほど、子供は話さなくなる。

 

聞き出そうとする態勢は、子どもを追い詰める態勢と同じ。

 

まずは、子どものペースに任せてみる。

 

子どもが話したいタイミングが訪れたら、それを見逃さす、聴こうとする姿勢を忘れない。

 

 

 

 

 

 

 

4、ひたすら、頷く

 

  話を広げる必要はない。

 

 

話すのに時間がかかっても、次の言葉を待つ。

 

結論を言うのは子ども。

 

 

親子の会話では、主人公は子ども。

 

 

 

 

 

 

 

5、子どもの言葉を繰り返す

 

  子どもはそれだけで満足する。

 

 

 

 

6、子どもの気持ちを言葉に置き換える

 

  子どもはまだまだ言葉を知らない。

 

 

例えば、何かを「やりたくない!」と子どもが言ったとき、何と言っていますか?

 

おそらく多くのお母さんは、「そう、やりたくないのね」「わかったわ。もうやめなさい」と返していると思う。

 

これはNG。

 

子どもの「やりたくない」には種類がある。

 

「今はやりたくないけど、ママがやったら、僕もやりたい」

 

「やりたいけど、みんなの前ではやりたくない」

 

「靴を履いてからやりたいのに、裸足だからやりたくない」

 

「1回だけならやりたいけど、ずっとはやりたくない」

 

そこで、親がその気持ちの一つ一つを言葉に置き換えて行くことがポイント。

 

「今はやりたくないのかな? あとでやってみようか?」

 

「ママと一緒にやる?」

 

「靴を履いたらできるかな?」

 

「ずっとは嫌だったよね」

 

こんな風に、子どもの気持ちにぴったりの言葉を、親がたくさん口にすることで、子どもの気持ちと言葉が繋がって行く。

 

 

 

 

 

 

 

7、「気持ち」を受け止めてから、4W1Hで「事実」を聴く

 

  気持ちと事実は分ける。

 

 

 

<子どもがノリノリで話し始めたときのコツ>

 

「ウンウン」「そうだね」「痛かったね」「楽しかったね」「嬉しかったね」など、

 

子どもの気持ちをきちんと受け止めた後に、4W1Hで事実を聞いて行く。

 

何を

どこで

誰が

いつ

どのように

 

「なぜ」は子どもを責めるニュアンスがあるので使わない。

 

大切なのは、子どもの気持ちをきちんと受け止めた後に、4W1Hで会話していくこと。

 

子どもの話が要領を得ないのは、気持ちと事実がごちゃごちゃになっているから。

 

だから、気持ちと事実を分けて質問して、整理しながら会話することが大切。

 

「痛かったんだ」

「痛かったね」(気持ちを受け止める)

「うん、でも泣かなかったよ」

「泣かなかったんだ! よく頑張ったね!」(気持ちを受け止める)

「泣かなかったのは僕だけだよ」

「すごいね! どこで怪我したの?」(4W1Hで聴く)

「教室だよ」

「教室かぁ。いつ怪我したの? 休み時間?」(4W1Hで聴く)

「うん、休み時間」

「他のお友達も怪我したの?」(4W1Hで聴く)

 

 

いきなり「いつ怪我したの? 何で怪我したの?」と事実だけを聞かれると、

 

子どもは「あれ?お母さんは僕のこと心配してないのかな?」と感じてしまう。

 

大人も同じ。

 

「会社の業績が悪くて、俺もリストラされるかもしれない」と妻に打ち明けたときに、

 

「えっ、家のローンはどうなるの?」と言われたら、「まずは俺のことを心配してくれよ」と感じるはず。

 

「今日の同窓会で、若いね!って言われたの」と夫に報告したら、

 

「いまの40代はみんな若いからね」と言われたら、「えっ、そこ?」と思うはず。

 

大人も、まずは気持ちを受け止めるところから始めることが大事。

 

何よりも大事なのは、事実よりも先に、気持ちを受け止めること。

 

まずは子どもが心ゆくまで、気持ちを受け取ってあげること。

 

 

 

 

 

8、指示しない。禁止しない

 

  「レッツ」と「いいよ!」を使えばうまくいく。

 

 

「今日、朝起きてからここに来るまで、お子さんにどんな言葉をかけましたか?」

 

すると答えはこんな感じ。

 

「朝は必ず、起きなさい!の一言から・・・」

 

「こぼさないで! と怒りました。と言うか、年中言ってます」

 

「ダラダラしないで着替えなさい! と注意しました」

 

「早く行きなさい! と大声出しちゃいました」

 

これは全部、指示と禁止の言葉。

 

会話ではない。

 

このことを指摘すると、大抵のお母さんは、我に返ったようにハッとした表情をされる。

 

 

どうすればいいのか?

 

「~しなさい」(指示)は「レッツ」。

 

「~しないで」(禁止)は「いいよ!」に言い換える。

 

「起きなさい!」は「起きよう!」。

 

「行きなさい!」は「行こう!」。

 

「こぼさないで!」は「いいよ! 頑張って食べてる証拠だね」

 

「ダラダラしないで!」は「いいよ! ひとつひとつ考えながら着替えてるんだね」

 

今日から指示と禁止をやめて、ぜひ「レッツ」と「いいよ!」を使って会話をしよう。

 

 

 

「子供は何の能力も持たず、まっさらな状態で生まれて来る」

 

「大人が教え込まないといけない」と信じている人が実に多い。

 

最近の研究では、赤ちゃんは自分で選び、自分で考えることができる、素晴らしい力を秘めて生まれて来ることがわかった。

 

親のすべきことは、指示してやらせることや教え込むことではなく、子どもの中にある力を信じること。

 

それを伸ばしていけるように邪魔しないこと。

 

指示や禁止は時代遅れ。

 

 

 

 

 

 

 

【褒め方のコツ】

 

1、当たり前のことをできたときに、口に出して褒める

 

  特別なときにだけ褒めるのではない。

 

特別なときにだけ褒めていると、褒めて欲しくて嘘をつく子供になる。

 

それに、特別なとき以外は全部ダメなんだと感じて、自信を持てるようにならない。

 

当たり前のことをできたときに口に出して褒める。

 

これが出発点。

 

「今日も起きてすごいね!」と声をかける。

 

毎日言っていると子供は、「一人で起きられる!」と思うようになる。

 

「昨日より早いじゃない!すごいね!」と言うと、「私朝起きるの得意だもんね」などとおどけたりする。

 

早起きは得意だと子どもが思い込む。

 

寝坊しても、親が20分かけて起こしたとしても、「起きられてすごいね!」と言う。

 

「今日もまた寝坊ね」などと言う必要はない。

 

いかにダメかとわざわざ伝えても意味がない。

 

 

・靴を履いた

・服を着た

・「いただきます」と言った

・ご飯を食べた

・友達と遊んだ

 

こんな些細なことに対して、褒める言葉をかける。

 

毎日ずっと、具体的に褒める。

 

褒めるとは、何かと比べて褒めるのではない。

 

 

 

2、最高の褒め方は第三者からの一言。最低な褒め方は比較の一言。

 

「ママから聞いたけど、今日○○できたんだって?」

 

これは子供にとって最高の誉め言葉。

 

また、お父さんが帰宅したタイミングでお母さんが、

 

「パパ聞いて! 今日、幼稚園で○○できたのよ!」

 

と子どもの前で報告するのも最高!

 

 

反対に、最低な褒め方は、誰かと比較して褒めること。

 

「○○ちゃんよりも、上手にできたね」

 

「○○くんよりも、かっこよかったよ」

 

と比較するのはNG。

 

比べて褒めると、子供も、比べることでしか、自分を認められなくなる。

 

比較しないと褒められない場合は、過去の子供自身と比べる。

 

「昨日はできなかったのに、今日はできたね」

 

「この間よりも、上手になったね!」

 

「1年前よりもかっこよくなったね!」

 

など、他人ではなく、子ども自身の過去と現在を比較する。

 

 

 

 

【叱り方のコツ】

 

主語は「I」にして叱る

 

基本的には、叱らない。

 

命の危険に関わる時は別。

 

「やめなさい!」と大声を出す。

 

車の多い道路に飛び出したり、ふざけて友達を突き落とそうとしたりしたら、有無を言わせずに注意する。

 

 

 

それ以外の緊急性の低い場合には、

 

1、子どもの性格や能力を決めつけない

 

 

2、主語は「I」にする

 

  「○○ちゃん、走らないでね!」 

 

   →「走るって気持ちいいね! でもここでは、お母さんは走って欲しくないよ」

 

  「○○くんは騒がしい子ね」

 

   →「大きな声を出せるっていいね! でも、今は、静かにしてくれないとママは嫌だな」

 

 

3、比較しない

 

 過去の子ども自身と比べて言うのならOK!

 

  「今日はできないのかな? 昨日はできたのにね」

 

  こう言うと、自身を取り戻して、急にできたりする。

 

 

4、その場で叱る

 

  あとで言っても、子供は何のことか理解できない。

 

の4つを注意する。

 

 

 

「叱る」と言うのは、怒りをぶつけることではない。

 

あくまでも、親は子どもの味方であるべき。

 

怒りを子供に向けないように、

 

・深呼吸をする

 

・好きな香りを嗅ぐ

 

・トイレに行く

 

・紅茶や水を飲む

 

など、少し時間を置く。

 

 

 

 

 

 

 

【表情のコツ】

 

表情と発言を一致させる。

 

無表情が一番怖い。

 

 

子供は言葉からではなく、表情・態度・仕草から、情報の8割を受け取っていると言われる。

 

表情と発言の内容を一致させる。

 

 

 

無表情で褒めるお母さん、意外に多い。

 

ちょっと怖い。

 

 

 

<表情のポイント>

 

褒めるとき → 口角を上げて、にっこり微笑みながら

 

叱る時 → 真面目な表情で真剣に

 

悲しい時 → 目尻・口角を下げて、しょんぼりしながら

 

楽しい時 → 顔がくしゃくしゃになるくらい、思い切り笑いながら

 

驚いた時 → 目を丸くしてのけぞるように

 

 

 

子供はお母さんの表情で物差しを作っている。

 

価値基準を育んでいる。

 

お母さんが怯えていたら、「これは怖いものなのかな?」。

 

悲しい表情なら「この行動はいけないことなんだな」。

 

嬉しそうな表情なら、「これはしてもいいみたい! もっともっとやってみよう!」。

 

 

 

 

【プラスアルファのコツ】

 

子どもとの距離が縮まる、ちょっとしたコツを知っておく。

 

・目線の高さを合わせる

・同じ方向を向く

・スキンシップをする

・赤ちゃん言葉を使う

・家族だけの言葉を作る

  家族にしか伝わらない言葉は、信頼関係を育む。

・声の出し方を工夫する

 

 

 

 

【男の子のコツ・女の子のコツ】

 

女の子は先を見ながら生きる。男の子はこの瞬間を生きる。

 

男の子は、宇宙人だと思う。

 

女の子は、情緒的に話すと伝わる。

 

「つるんと滑って、雨の中をゴーンと打つから危ないよ」

 

男の子は、合理的・化学的に話すと理解しやすい。

 

「水があると滑るよ。お風呂も滑りやすいよね」

 

女の子には、映像的・感覚的に話すと伝わる。

 

「赤い屋根のお家が見えたら右に曲がって、大きい看板の隣にパン屋さんがあるよ」

 

男とのには、事実関係や方角・数字を使う。

 

「駅の方向に10m進んで、山田さんのお家を右に曲がって、3軒目にパン屋さんがあるよ」

 

 

女の子は先の見通しがつく生き物。

 

男の子は、「本当にそうなの?」と思って、1回試す生き物。

 

男の子の魅力は、その「得体の知れなさ」。

 

急に枝やダンゴムシを集め始めたり、見えない敵と戦い出したり、「ちんちん」と連呼したり。

 

理解に苦しむが、これでもお母さんの注目を獲得しようと必死。

 

つまりは、不器用さん。

 

思い悩まずに、自分との違いを楽しむくらいの気持ちで接するのがいい。