昨日に引き続き、クライアントさんから連絡が来ました。

 

「結局、昨日は、筋トレとかをやる隙もないままに、気がついたらビールを飲んでいて、

 気がついたら、ボ〜ッとしている自分がいました」

 

「そうだったんですね。それに対して、どう思うんですか?」

 

「う〜ん。情けないなぁ。ダメだなぁ。やばいなぁ。どんどん落ちていく感じです」

 

「どんどん落ちていく感じなんですね。では、その感覚をただただ感じてみてもらってもいいですか?」

 

 

 

(しばらく感じてもらう)

 

 

 

「谷底へ落ちていく感覚があります」

 

「谷底へ落ちていくんですね。その感覚・イメージをしばらく味わってみてください」

 

「手足も痺れてきて、力が抜けていく感じです」

 

「それも含めて、味わってみてください」

 

 

 

(しばらく感じてもらう)

 

 

 

「今はどんな感じですか?」

 

「ちょっと、頭も痛かったりしたんですが、それも落ち着いて、今はちょっと整ったかなという感じです」

 

「ちょっと整ったんですね。では、改めて質問ですが、昨日の出来事については、どう思っていますか?」

 

「ま、そういうこともあるかなと。いい意味で諦めというか、これから、改めてやっていけばいいかなと思っています」

 

「ちょっと楽になった感じですね」

 

「はい」

 

「では、改めて、何を目指すのかと、何をやっていくのかを考えていきましょうか?」

 

「はい、お願いします」

 

「そもそも、何が問題だと思っていたんでしたっけ?」

 

「気を抜くとお酒を手にしている自分がいて、ダラダラしてしまう。朝も起きられない。

 

 日々の充実感がない。やる気が起きない。低調な感じで日々が過ぎていく感覚があります」

 

「低調なんですね。で、それがどうなったらいいんですか?」

 

「そうですね。朝は軽やかに目覚め、胃腸も元気で、やる気に満ち溢れ、体もスマートになり、心から笑える、そんな状態になったら嬉しいですね!」

 

「いいですね! そんな理想の未来が実現したイメージ、思い浮かびますか?」

 

「やってみます」

 

 

(しばらく味わってもらう)

 

 

「今は何を感じたり、何を考えたりしていますか?」

 

「朝は軽やかに目覚めて、ってイメージを思い浮かべていたんですが、途中から、胃腸が痛くなってきて、その痛みを感じていました」

 

「胃腸が痛いんですね! 今もですか?」

 

「はい」

 

「どんな痛みですか?」

 

「鈍い痛みというか、重い感じといか、そんな感覚です」

 

「鈍い痛み、重い感じですね。では、その痛さ・重さを、ただただ感じてもらってもいいですか?」

 

「はい」

 

 

(しばらく感じてもらう)

 

 

「今はどんな感じですか?」

 

「溜まってるんだなぁって。疲れてるんだなぁって気づきました」

 

「胃腸の疲れに気づいたんですね」

 

「はい」

 

「その疲れに気づいて、どうしてあげたいですか?」

 

「休ませてあげたいですね」

 

「休ませてあげたいんですね。どうすることが胃腸を休ませることにつながりますか?」

 

「食べないこと、飲まないこと、ですね」

 

「食べない、飲まない」

 

「そうですね。断食・断酒、できたら、水分を摂る量も制限したいですね」

 

「それができたら、どうなりそうですか?」

 

「楽になる、というか、胃腸から、体が軽くなると思います」

 

「いいですね! そうなった状態、想像できますか?」

 

「やってみます!」

 

 

(しばらく感じてもらう)

 

 

「今はどんな感じですか?」

 

「なんだか、久しぶりにリラックスした感じ、体がすっごく緩んだ感覚を味わっています」

 

「本当に、いい穏やかな表情をしていますね」

 

「ありがとうございます」

 

「そのリラックした感覚、もうちょっと味わってみますか?」

 

「はい」

 

 

(しばらく感じてもらう)

 

 

「今はどんな感じですか?」

 

「胃腸の疲れをとる、胃腸を疲れさせないことが、自分をより心地良くしてくれるんだなと感じています」

 

「そうなんですね。そのために、どうしていきたいとか、感じること、ありますか?」

 

「まずは、今日から、食べないこと、胃腸を休ませることをやっていきます」

 

「どうやったら、うまくいきそうですか?」

 

「まずは、朝は、具なしの味噌汁を飲んで、梅干しを食べて、種を口にずっと入れておきます」

 

「いいですね!」

 

「それで、お腹が減ったら、ハチミツを舐めたり、アメを舐めたりしつつ、固形物を胃腸に入れないことで、休ませてみようと思います」

 

「いいですね。他には何かありますか?」

 

「今の、リラックスしたイメージを味わう時間を持ちたいですね」

 

「いいですね! ぜひ、持ってみてください。他にはどうですか?」

 

「う〜ん、そんなところ、ですかね!?」

 

「OKです。 では、質問なんですけど、今日の朝から食べずに、固形物を取らずに過ごして、梅干しの種を舐めて、アメを舐めて過ごして、胃腸が軽やかになっていった先には、どんな未来が待っていそうですか?」

 

「う〜ん、そうですね・・・。宿便が出る、じゃないですが、重いもの、ためていたものを手放すことができて、軽やかな自分で、過ごすことができそうですね」

 

「いいですね! そのイメージ、味わってみてもらってもいいですか?」

 

「はい」

 

 

(しばらく味わってもらう)

 

 

「今はどんな感じですか?」

 

「なんだかよくわかんないんですけど、鉄腕アトムが、空を飛び回っているイメージが浮かびました」

 

「鉄腕アトムですか!?」

 

「はい。空を飛び回って元気に動き回るのが当たり前、というか、そんな感覚を得ています」

 

「いいですね! 今はどんな気持ちですか?」

 

「もう別人のようですね!」

 

「本当に、顔色も良くなって素敵な笑顔をされていますね!」

 

「ありがとうございます!」

 

「では、そんなイメージも味わいながら、先ほど決めたことを、今日からやって、ますます軽やかな日々を実現していってください!」

 

「はい! ありがとうございます!」

 

「こんなところでよろしいですか?」

 

「はい、大丈夫です! 2日続けて、早朝からありがとうございました!」

 

「こちらこそ! ありがとうございました」