ふと、コーチングのスクリプトのようなものを、妄想の中で書いてみたら面白いかなと思ったので、
書いてみます。
まず、第一弾は、「ダラダラ生活を改善したい方」へのコーチングです。
あくまで一例ですが、だいたい、僕のやるコーチングセッションの大事なところは入っているかなと思います。
解説はしていませんが、何か、疑問・質問・要望など、ある方は、
お気軽にメールでご連絡いただけたらと思います。
office.imacoco○gmail.com
(○を@に変えて)
「こんなテーマでのコーチング例を書いて欲しい、というリクエストを頂戴できたら嬉しいです!)
以下、コーチング例です。
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クライアント「はじめまして」
コーチ「はじめまして。今日はどういったことで連絡を下さったのか、教えていただけますか?」
「はい。こう言うのも恥ずかしいのですが、もっともっと自分はできると思っていると言うか・・・。
日常の生活もまともに送れているんですが、こう、もっとできるようになりたいと言うか・・・。
そんな感じなんです」
「『もっとできる自分がいる』と思っているのに、『できない自分』とのギャップを感じて、困惑していると言うか、
モヤモヤしていると言うか、そんな感じなんですね?」
「そうですね。モヤモヤしてます」
「まずは、そのモヤモヤを体で感じてみましょうか?」
「えっ? 体でですか?」
「はい。そのモヤモヤは体のどの辺に感じますか?
頭なのか、胸のあたり、お腹のあたり、あるいはどこか他のあたり、どの辺に感じますか?」
「う〜んと、胸のあたりに、もやっとした、灰色の煙がある感じですね」
「胸のあたりに灰色の煙があるんですね。
では、目を閉じて、その煙を、ただただ30秒間くらい、感じてみてもらってもいいですか?」
「はい。」
(30秒経過)
「今はどんな感じですか?」
「今ですか? う〜ん、ちょっと良くなったような気もしますし、でも、何も変わっていないような気もします」
「はい、ありがとうございます。それでいいんです。
まずは、『今はモヤモヤした自分がいる』と言うことを、今の30秒だけでも認めたことになります。
それが大事なんです」
「そうなんですか」
「そうですよ。なかなか普段は、『モヤモヤした自分がいる』なんて思って過ごす時間、30秒もなかったりしませんか?」
「そうですね」
「まずは、今の自分の『あるがまま』を認めること。これが大事です」
「そうなんですね」
「では、次に行きましょうか?」
「はい」
「改めて、『もっと力を発揮できるのに、できていない自分』について、今は何を感じたり、何か話したいことがあったりしますか?」
「そうですね。例えば、お酒を飲むと、睡眠の質が下がってしまうこと、頭ではわかっているですが、毎日のように飲んでしまうんです」
「毎晩のようにお酒を飲んでしまうんですね」
「そうですね」
「そんな自分をどう思っているんですか?」
「う〜ん、情けないと言うか、わかっていることを行動に移せないダメなやつだと思います」
「ダメなやつだと思うんですね」
「はい」
「今、話をしてみて、どんな気持ちですか?」
「う〜ん、またモヤモヤしてきました」
「また、モヤモヤを体で感じて欲しいんですが、どこに何を感じますか?」
「胸に、今度は黒い煙が立ち込めている感じです」
「その煙があることを、ただただ感じてみてください。今度は、さっきよりも長めに感じてみましょう」
(1分経過)
「今はどんな感じですか?」
「なんだか鼓動が大きくなったような気がします」
「その鼓動をただただ感じてみてもらってもいいですか?」
「はい」
(数分経過)
「今はどんな感じですか?」
「落ち着いてきました」
「改めて、聞きたいんですけど、このままの生活がず〜っと続くと、どうなると思いますか?」
「そうですねぇ。やりたいことができないし、ダラダラ生活が習慣化してしまいそうで、怖いです。
それと、病気になるんじゃないかとか、健康面での不安も出てきますね」
「そうなんですね。じゃあ、さらに聞いて行ってもいいですか?」
「はい」
「10年後に理想的に輝くあなたがいるとしたら、それはどんな姿ですか?」
「そうですねぇ・・・。
朝型の生活をしていて、軽やかに目が覚めて、朝から走って、瞑想して、読書して、家族とも充実の時間を過ごして・・・。
さらに、仕事でも今よりももっと大きな責任のある仕事を任されて・・・。
大きな舞台の上に立って、大勢の人の前で話をしている姿が目に浮かびます」
「いいですね! そのイメージを、ちょっと味わってみてもらってもいいですか?」
「はい」
(数分経過)
「今はどんなイメージが浮かんでいますか?」
「話し終えたら、皆さん、スタンディングオベーションで、涙を流している方、鳴り止まない拍手。
笑顔と拍手で、会場内は感動の渦に包まれています」
「いいですね! そのイメージを、体も使って、味わってみて欲しいですが、ちょっと立ち上がってみてもらってもいいですか?」
「はい」
(立ち上がり、しばらく、そのイメージを味わう)
「今はどんな感じですか?」
「お礼の花束を受け取って、渡してくださった方とハグをしています」
「いいですね! どんな気持ちですか?」
「最高ですね!」
「最高ですよね! もう、笑顔にその気持ちが溢れ出てますよ!」
「ふふふ」
「そのイメージを味わいながら、考えてみて欲しいですが、改めて、最初に言われていた、ダラダラ生活について、どうしたいとか、何か感じること、ありますか?」
「ダラダラしてる場合じゃないですね。笑」
「そうですよね!」
「もっともっと、自分を高め、磨いていくために、できることは山ほどありますね」
「いいですね! 例えば、何をしたり、何を止めることが、自分を高め、磨いていくことになりそうですか?」
「そうですね。本を読むこと、体を鍛えること、心を研ぎ澄ます時間を持つこと、頭をクリアにすること、いろんな切り口から、五感を研ぎ澄ましていくこと、ですね」
「いいですね! そのためには、具体的には、何をすることが、第一歩目になりそうですか?」
「まずは、お酒を飲まないこと、素面で過ごすこと、あるいは、量を減らすこと、やるべきことをやってから、飲むようにすること、ですね」
「やるべきこととは?」
「まずは、体を動かすこと、ですね。飲みたくなったら、腕立て10回、腹筋10回、背筋10回、スクワット10回やって、深呼吸して、その上で、飲みたいかどうかを体と心に問いかけるようにしてみます」
「いいですね! ぜひ、先ほどの理想のイメージを、朝起きた直後とか、夜寝る前、あるいは、お酒を飲みたくなった時などに、味わっていただきたいんですけど、可能ですか?」
「やります!」
「ぜひ、やってみてください!
本当に、将来、多くの方々に求められるあなただと思いますので、未来の最高の輝きに向けて、今からできることをやって行ってください。
応援していますよ!」
「ありがとうございます! 楽しみながら、やってみます!」
「また、1週間くらい経ったら、途中経過の報告を、メールで送っていただいてもいいですか?」
「はい。いい報告ができるように、やってみます!」
「よろしくお願いします! 吉報を、楽しみにお待ちしていますね」
「ありがとうございます」
「では、今日はこの辺で、よろしいですか?」
「はい」
「では、ありがとうございました!」
「はい、ありがとうございました!」