ワークライフバランス、といえば、小室淑恵さん。
久しぶりに著書を拝読しました。
改めて、アマゾンで調べてみたら、色々と面白そうな本がいっぱい!
改めて、学ばせていただきます!(著書からですが)
小室さんの会社のように、全員が定時に退社して、
かつ、毎年の増収増益になるような会社が、どんどん増えたらいいですね!
そう言う仕組みこそ、世は求めていますよね!
工夫して、知恵を絞って、みんなで聴き合って、
より良い働き方を実現できる会社が、どんどん増えることを、
心から願っています!
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『残業ゼロで好業績のチームに変わる 仕事を任せる新しいルール』小室淑恵・工藤真由美
<仕事を任せる2つのメリット>
1、部下が成長し、残業も減って、チームの成績が上がる
2、任せた上司も自分の時間が作れて一層成長する
小室さんの会社
創業以来8年連続で増収増益。
小室さんも含めて、全社員が残業ゼロを実現。
任せることこそ、上司と部下がともに成長し続ける、そして長時間労働に頼らずに利益を出せる方法。
<部下を動かす即効フレーズ15>
1、「それで、あなたはどうしたいの?」
2、「これはなぜ? どうしてそう思ったの?」
3、「あなたはもっと伸びると思うよ。私がそう確信しているんだから」
4、「それは今の課題だね」
5、「大丈夫。あなたはみんなから認められているよ」
6、「もうそんなレベルにまでなっちゃったんだね」
7、「手が回らなかったので助かったよ」
8、「この前のあの仕事は素晴らしかったね」
9、「勉強になったよ」
10、「自分のことを、そこまで客観的に見ることができているんだね」
11、「あと2割だよ」
12、「なるほどね。確かにそうだ」
13、「いいね! それやってみようか!?」
14、「あなたができないことは任せないから大丈夫」
15、「私も昔そういうことがあったよ」
「自分しかできない」は上司の勝手な思い込み。
部下に任せることで一番得をするのは上司。
これからは7人でしていた仕事を5人で回すことを考えなければならない。
【ワーク1】<任せ上手チェックリスト>
チーム力を高められない「任せ下手」リーダーのチェックリスト。
10項目以上にマルがついたら要注意。
- □ 「お客様は自分が行かないと満足してくれない」と思っている
- □ 部下が困っているとすぐに解決策を出してしまう(手を出してしまう)
- □ 部下の話をじっくり聴かない
- □ 部下の成功・昇進を素直に喜べない
- □ 「部下が伸びないのは部下のせいだ」と思っている
- □ 自分のビジョンやミッションを「部下に分かるはずがない」と思い込んでいる
- □ 失敗するのもいい経験だと思っているので、わざと無茶振りをする
- □ 自分の苦手分野や重要視していないスキル、異なる価値観を持つ部下を評価していない
- □ 部下のパーソナリティや得意分野を把握していない
- □ 「俺の時代は・・・」と持論を語り出し、自分(過去)の成功体験を話すのが好き
- □ 自分の成功体験をロジカルに、再現可能な状況にして部下に伝えていない
- □ 部下が話し合って決めたことを、ひっくり返して自分のペースで強引に決めてしまう
- □ 自分でもゴールイメージが描けていない仕事を部下に丸投げしてしまう
- □ 仕事を任せる時に、必要なリソース(情報など)を全て開示していない
【ワーク2】<「任せる仕事」「任せられない仕事」の棚卸し>
部下に書き込ませるシート。
【活用法】
1、リーダーが4日間以上いなくなることを想定する。
2、ワークシートをもとに、誰に任せるか、何を任せるかを決める。
3、リーダーが「任せる覚悟」を持つ。(ココが重要)
4、実際に部下がリーダーの仕事を引き継ぎ、リーダーは休みをとる。
【リーダーできなくてもできる仕事】 【リーダーにしかできない仕事】
どうやって任せるか? どうすれば任せられるか?
一度きちんとリフレッシュして、リーダー自身もどの分野での成長を望んでいるのか、
そのために今何をやるべきかを考えてみることも、チーム全体の発展に繋がっていくはず。
これからはチームの総合力の時代。
「上司しかできない」では勝ち残れない。
社員みんなで売り始めることで、
まっさらな気持ちで社会から求められている機能を考え、
かつては思いつかなかったような進化の道筋がつく。
部下に自分の弱みをさらけ出す。
たとえ仕事の一部分であっても、上司に勝つということは、部下にとって大きな自信に繋がる。
そういうパートを増やしていくことが、リーダーの務め。
ただし、手を抜くとわかるので、闘う時は本気で闘い、負ける時は悔しそうに負けることが大事。
「リーダーは部下と闘って負けることが大切だ」
「部下に負けないための努力」はもうやめる。
チーム全員が苦手な分野と得意分野を知っている状態にして、フォローし合うことでチームはより活性化する。
任せる力=育てる力
インターン生がいると、社員の育てる力が上がる。
人は「自分を信じてくれている人がいる」と思うと、頑張れる。
今までよりレベルの高い仕事にチャレンジすることには、誰しも恐怖を感じる。
そういった「本当に自分にできるのだろうか」という部下の不安をなくすには、
「今できていること」を自覚させることが効果的。
「難しいだろうけれど頑張れ」ではなく、
過去にできた仕事と新しい仕事はあまり変わりがないことを伝えて、
安心感を与えることが大事。
自分の意見をすぐには言わずに、じっと我慢して聞いていると、自分の意見に近い発言をする人が現れる。
その時、すかさず「いいね! それやってみようか!」と声をかける。
すると、結果としては自分が決めていた方向であっても、発言した人の発案ということになり、スタッフのやる気は格段に上がる。
新しい仕事に不安を感じている社員には、
まずその不安を打ち消すとともに、
「あなたならやれる」と暗示のようなものをかけていくことが大事。
本人が「絶対やってやろう」と思うことが大事。
仕事を任せる前にまず信頼関係。
叱る前に、ちゃんと、「家族のように愛しているんだよ」と伝える。
上司は部下のこれまで(過去)にとらわれず、何ができるか(未来)に期待をかける。
【ワーク3】<ステップアップ表>
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マインド |
知識 |
技術 |
初級 ・アシスタントを担当 ・インターンのメンター 2割チェックがついたら認定 |
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中級 ・難易度提案件のメインを担当 ・インターン総合メンター 3人コーチングのメンター 初級8割、中級2割のチェックがついたら認定 |
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上級 ・難易度高案件のメインを担当 ・3人コーチングのリーダー的役割 中級8割、上級2割のチェックがついたら認定 |
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【ワーク4】<スキルマップ>
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具体的スキル |
Xさん |
Yさん |
Zさん |
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現在 |
目標 |
現在 |
目標 |
現在 |
目標 |
経験 |
店の担当 |
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後輩の指導 |
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知識 |
関連の事例 |
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関連の法律 |
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資格 |
認定資格の取得 |
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資格の取得 |
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朝メール、夜メールを導入するだけで、残業が2割近くも減った事例がある。
【ワーク5】<朝メール・夜メール>
<朝メール>始業前に朝メールで時間見積もりと優先順位を決めてから、業務を開始する。
部内やチームでメーリングリストを持つ。
仕事と時間の見積もりをセットで行う。
例:9時~9時半:業務請負チェック・メールチェック
優先順位をつける
<夜メール>夜メールでは、朝メールのスケジュールが予定通り進んだかを確かめる。
報告で反省点とよかった点および、翌日の簡単な業務予定を書く。
【ワーク6】<面談シート>
ワーク |
ライフ |
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特に力を入れて取り組んだこと |
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仕事時間以外の満足度 |
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学んだこと |
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嬉しかったこ |
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気になっていること 相談したいこと |
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気になっていること 相談したいこと |
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自分の課題 |
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努力していること |
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今後の目標 (短期・半年以内) |
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ワークへのシナジー効果を感じたこと |
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今後の目標 (長期・3~5年程度) |
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理想の生活 そのために必要なこと |
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他のスタッフへの気づき |
担当している役割への気づき |
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スタッフ名 |
良いところ・改善したほうが良いところ |
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仕事を任せていく上で重要なことは、「本人のなりたい姿とリンクしているか?」
家族や大切な存在が笑顔でいてくれて、初めて安心して仕事に力を発揮できる。
他人を介した褒め言葉は最強のスキル。
会社にとって、上司にとって、褒めるというのは、財源のいらない、報酬のようなもの。
どんなにその人に癖があっても、「誰もが仕事を通して成長を望んでいる」ということを信じ切って任せていく。
労働人口が希少になっていく時代では、チーム全員を戦力化していくべき。
部下はあなたが思う以上に力を持っているし、伸ばすことができる。
「成長を望まない人はいない」という前提で任せる。
<仕事の任せ方10のポイント>
1、任せる覚悟を持つ
一時的に失敗する可能性や、売り上げが下がる可能性があることにも、一切の責任を引き受ける覚悟を持つ。
2、部下の不安を取り除き、自信を持たせる
3、本人のキャリアにつながる仕事を任せる
4、現在の仕事よりレベルの高い仕事を任せる
5、一旦渡して裁量を見てから、上司がフォローする
6、仕事に必要なリソース(情報資源)は全て与えておく
7、社内環境を整え、本人が仕事に打ち込める状況をつくる
8、マイルストーンを設けてチェックしていく
9、個人の責任は問わない。失敗したら組織の責任
10、ゴールに到達した部下は思いっきり賞賛する
11、部下が望んでいるのは「信頼している」という上司の言葉