今の無印良品を作られた松井忠三さんの著書。

 

冒頭のエピソードに、覚悟の力の偉大さを痛感。

 

 

 

 

そして最後の「不器用であることも才能と捉える」こと。

 

どうしても、「不器用」=「ダメなこと」ととらえがち。

 

僕自身も。

 

 

でも、それも「才能のひとつ」と捉えると、とたんに愛おしくなる。

 

「ありがとう」と感謝が湧く。

 

「不器用であってよかった」と思えるようになってくる。

 

 

 

 

今日も、目の前のどんな出来事にも感謝して、

自分自身の凸凹にも「ありがとう」の気持ちを持って、

周りの方の凹凸があるからこそ、ぴったりと、ジグソーパズルのように、

1つの大きなパズルが完成することに感謝して、

強みを活かしあい、弱みを補い合い、

素敵な1日を過ごしましょう!

 

 

 

 

 

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『覚悟さえ決めればたいていのことはできる』松井忠三

 

社長になったばかりの2001年春。100億円分もの不良在庫を焼却処分。

この現実を変えていかなければならない。覚悟は決まっていた。

 

2001年に創業以来初の減益となって引責辞任をした前社長に代わって、社長に就任。

2万円に届こうかとしていた株価が3000円を切るまでに凋落。そんな中での社長就任。

そこから2年で業績がV字回復。過去最高の売上も記録。

 

なぜできたのか?

 

社長時代、そしてそれ以前に良品計画で働き始めてから社長になるまでの間も、あることを自分に問い続けてきた。

それは、「覚悟を決めたか」「やると決めたことを、徹底的にやり抜いているか」

この「覚悟」こそが、私の仕事人生を創ってくれたように思えてならない。

 

覚悟さえ決めれば、必ず物事を成し遂げることができる。

 

覚悟を決めていない人は、「上司が反対するからできない」「今の環境では難しい」などと、自分以外の何かに責任を押し付け、挑戦すること自体を先延ばしにし、いつしか諦めてしまう。

 

しかし、覚悟を決めている人は、人のせいにしたり、環境のせいにしたりすることはない。

「できないのは自分の責任」と捉え、「今、自分は何をすればいいか」を考える。

すると、進むべき道が見えてくる。

最初はうまくいかなくとも、試行錯誤しながら確実に一歩を重ねる。

そうすることで、いつかはやり遂げることができる。

 

「覚悟」とは、人を変えてくれるもの。

 

しかし、しょっちゅう覚悟を決める必要はない。

小さな物事に強い覚悟を決めて当たっていては、本当に大事なことを成し遂げる前に疲れてしまう。

また、どこに自分の進むべき道があるかわからなかったり、本当にこの道を行っていいのか迷ったりしてしまっているうちは、覚悟を決めようがない。

そんな時は、自分が進むべき道が見えるまで考え抜けばいい。

 

人生において「ここは覚悟を決めなくてはいけない」という場面は必ず訪れる。

「できないかもしれないけれど、やるべきだ」

そう思えた時が、覚悟を決めるとき。

 

これは仕事だけに限ったことではない。

どんな人生を歩みたいか、どんな人間関係を築きたいか。

どんなことであれ、今の自分にできるかどうかわからないことを成し遂げたいと思ったら、何より先に「覚悟」を決める。

すると、暗闇の中に方法が見えてくる。

自分の信じた道を行く。

その道のりが、あなたの生き様になる。

 

 

 

 

 

<サラリーマンの4分類>

1、生活のために仕事をしている人

2、少しがんばる人

3、結果を求めてがんばる人

4、覚悟を決めてやる人

 

 

 

取れるリスクの大きさは、成し遂げられる仕事の大きさと比例する。

 

 

 

信頼こそが、すべての仕事の礎になる。

 

 

<信頼の土台>

1、仕事をやり遂げること

2、チームワーク

3、素直・正直・公平

4、行動力・実行力

 

 

 

リーダーの大きな仕事は、いろいろな方向を向いた人たちを、一つの方向に向けて、チームワークを生み出すこと。

 

 

 

「本質的な仕事」だけに時間を使う。

 

 

意識改革というのは、後からついてくるもの。

 

 

会社の業績を上げたければ、幹部や社員の意識改革を行うのではなく、実際の行動が変わって成果が出る仕組みをつくることが重要。

 

 

 

 

 

「任せる」というのは、部下に仕事を割り振ることではなく、部下の仕事を成功させることを言う。

 

「任せる」ために大事なのは「伝え方」。

仕事を任せる時には必ず、最初に

1、その仕事の目的

2、いつまでに

3、どれくらいのレベルまで目的を達成してほしいか

この3つを明確に部下に伝える必要がある。

 

リーダーが部下に仕事を任せる時、最初に目的を示すかどうかで、それが仕事になるか、作業になるかが決まる。

 

 

 

もし、あなたの上司が目的を示してくれなかったら、遠慮せずに、「この仕事の目的は何ですか?」と聞く。

 

 

 

 

リーダーは「弱み」を見せなさい。

 

 

 

 

勝てるチームをつくるために必要な2つのポイント

1、先が読める

2、本質が見える

 

 

 

相手の感情を変えるために必要なのは、とにかく話を聞くこと。

 

 

 

人を増やして問題を解決することに、問題解決の本質はない。

「人は不足気味くらいでちょうどいい」

なぜなら、人が足りなければ、そこに創意工夫が生まれるから。

 

 

 

 

目標は大きければ大きいほど、集中力が高まり、かつ、長続きする。

 

 

1週間のうち2日はお酒を飲まない日をつくる。

それが達成できたかどうかを確認し、ついつい飲みすぎていたら、翌週は必ず守れるように飲まない日を決める。

 

 

 

不器用であることも才能と捉える。