「すぐやる」をキーワードに図書館で資料検索をしたら出てきた本。

 

30分ほどでサクッと読んだだけでしたが、

巻末の永守重信社長の語録には背筋が伸びる想いを感じました。

 

 

 

「すぐやる」「必ずやる」「できるまでやる」

 

この3語を口に唱え続けるだけで、

日々の仕事に取り組む姿勢が変わり、

結果、成果の質はものすごく変わりますね!

 

 

 

 

今日も、「すぐやる」「必ずやる」「できるまでやる」姿勢で、

素敵な1日を!

 

 

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『日本電産・永守イズムの挑戦 すぐやる・必ずやる・出来るまでやる』日本経済新聞社編

 

「イノベーションとは、儲かっていない活動を儲かる活動にすること」

 

「みんなが円満にやっていくためには、付加価値を増やすことを目標にするべきだ」

 

ドラッカー

 

 

 

 

 

 

永守の哲学や人生観に大きな影響を与えたのは母親である。

 

朝は誰よりも早く起きて働き、夜は誰よりも遅くまで畑仕事をした。

 

口癖は「人の2倍働いて成功しないことはない。倍働け」「絶対に楽して儲けたらあかん」。

 

永守流経営の根幹をなす哲学。

 

この哲学で働き続けた母は次々と田畑を買い、地元で有数の資産家になった。

 

 

 

 

若い頃は浴びるほど酒を飲んだというが、45歳の時にやめた。

 

医者に「もっと働くためには何をすればいいか」と聞いたところ、

 

「お酒をやめることです」と言われたのをきっかけに、断酒した。

 

永守が好きだったお酒はビール。

 

「僕はビール党やったけど、ビールを飲むと、バカバカ食うでしょう。

 

 ビールをやめただけで食べる量が半分に減った」。

 

今では、食事の時に1本だけ飲むノンアルコールビールが唯一の楽しみ。

 

 

 

夢を形にするのが経営。

 

 

 

 

 

<永守重信語録>

 

「1日24時間という時間は、すべての人間に平等に与えられている」

 

「一流企業と三流企業との差は、製品の差ではなく、

 

 『社員の品質』の差である。

 

 それは6S(整理・整頓・清潔・清掃・作法・躾)が

 

 いかに基本に忠実にできているか否かによるものと思う」

 

 

 

「汚い水の中ではよい魚は育たないのと同様に、

 

 汚い工場からは決して品質のよい製品は生まれない。

 

 同様に、雑然としたオフィスでは、

 

 スピーディーかつ効率的な事務処理はできない」

 

 

 

 

「企業が成長するための原則は、

 

 品質の良いものを、どこよりも早く安く作り、

 

 顧客の満足を得ることである。

 

 顧客の声を無視したおごり、

 

 謙虚さの不足はいつの日か必ず見捨てられることを、知らねばならない」

 

 

 

 

「企業の発展を担うのは、たった一人の天才ではない。

 

 ガンバリズムをもった協調性のある凡才の絆こそ、組織の原動力である」

 

 

 

「企業は存在する限り、常に成長を続けなければならないし、

 

 成長なしに企業の活性化は図れない」

 

 

 

 

「今日のことは今日やる。

 

 『今月は無理だ。来月やります』で、

 

 1年のうち1ヶ月がなくなってしまうから、

 

 達成率が80%とかになってしまう。

 

 しかし、使う方のお金は100%使っているから、赤字になる」

 

 

 

 

「経営というものは、結局数字がものをいう。

 

 いくら立派な理論、素晴らしい表現であっても、

 

 数字という裏打ちのない机上論であれば、

 

 それは犬の遠吠えに過ぎない」

 

 

 

 

 

「工場がきれいになる、

 

 従業員が休まずに来るだけで会社は黒字になる。

 

 10%以上利益を上げている会社の共通点を調べると、

 

 当たり前のことを当たり前にやっている」

 

 

 

 

「雇用創出こそ企業の最大の社会貢献である」

 

 

 

 

「仕事が達成できない部門に

 

 『人が足りない』からというのが口癖になっている幹部がいる。

 

 そういう部門をよく観察すると、

 

 一番教育ができていないし、工夫も不足している」

 

 

 

 

「仕事を任せるということは、

 

 常に進捗の状況と内容のチェックが行われていなければならない。

 

 それがなければ放置である」

 

 

 

 

「社内から、ムダ・ムラ・ムリを

 

 徹底的に取り除くための努力を

 

 1日たりとも怠ってはならない。

 

 そのうち最大のムダは、業務処理、問題処理を、

 

 確実かつ迅速にできない人材であることを知らねばならない」

 

 

 

 

「成長の陰には必ずハードワーキングがある。

 

 ソフトワーキングで成長している企業はない」

 

 

 

 

 

「その人にどれだけ能力があるかという前に、

 

 どれだけ信頼できるかということが優先する。

 

 いくら有能であっても、人を裏切り、

 

 苦しみを共に分かち合うことのできない人には仕事を任せられない。

 

 信頼の基本は、『ごまかさない』『にげない』『やめない』の3つにあると思う」

 

 

 

 

 

「地位や権力で人を動かすことは良策ではない。

 

 自ら実力をつけて範を示し、

 

 人を動かすことに全力をあげねばならない」

 

 

 

「知恵を出すということは、

 

 そんなに難しいことではない。

 

 今自らがやっている仕事を

 

 一秒でも早く楽にできる方法を

 

 考えればよいのである」

 

 

 

 

 

「チャレンジのないところから決して成功は生まれない。

 

 何もしない者より、何かをしようとした者を応援する。

 

 そんな社員に拍手を送る会社であり、経営者でありたい」

 

 

 

 

 

「二番というのは、

 

 一番に近いかビリに近いかと問われれば、

 

 それはビリに近い。

 

 すなわち、1番以外はすべてビリと同じである

 

 ということを十分認識して、事に当たるべきである」

 

 

 

 

 

「『ノー』の連発からは何も生まれない。

 

 『すぐやる』『必ずやる』『できるまでやる』という、

 

 常に前向きな姿勢を持ってこそ、素晴らしい成果が待っている」

 

 

 

 

 

「『能力は一流、人間は三流』の部門長の下では、業績は五流以下である」

 

 

 

 

「人に信頼を得ようとすれば、

 

 人に不安を与えぬようにしなければならない。

 

 そのためには、進んで状況を知らせることであり、

 

 正しく報告をすることである」

 

 

 

 

 

「人の総合的な能力は、天才は別として、

 

 秀才まで入れてもたかだか5倍、普通は2倍しか違わない。

 

 ところが、やる気・士気・意識は100倍ぐらいの差がある。

 

 だから、少々能力がなくても、

 

 意識の高い人間を採ったほうがいいと思っている。

 

 世の中の人は、成績のいい人を採れば、

 

 さぞや立派な製品やいい客を開発するだろうと考える。

 

 もしそうなら、日本電産などとっくに大企業に潰されていたはずだ」

 

 

 

 

「人より頭が悪いと思っている人は、

 

 時間でこれを補えばよい。

 

 うさぎではない人は、カメであれ」

 

 

 

 

「『歩』の人材を確実に育て『と金』にする。

 

 それが経営者である私の仕事だ」

 

 

 

 

「問題の解決のためには、

 

 現場現物主義に徹することが一番大切だ。

 

 客先に出かけ、その要望を聴き、

 

 生産現場でものづくりの原点を観る。

 

 机上評論では、何の解決にもならない」

 

 

 

 

「目の前に落ちている小さな部品を見つけて、

 

 サッと拾おうとするか、見過ごしてしまうか、

 

 はたまた安い部品だからと踏みつけてしまうか。

 

 ちょっとした違いが各人の仕事の成果を、

 

 さらにいうならば、組織の明暗を大きく分けることになる」

 

 

 

 

「我々のサラリーは、社長である私から払うのでもなく、

 

 また、会社から支払われるものでもない。

 

 すべて我々の製品を購入いただいているお客様から、

 

 頂戴していることを忘れるべきではない」

 

 

 

 

「我々の製品は、世界を相手に競争している。

 

 レベルの低い判断は禁物であり、良悪は世界の顧客が決める。

 

 顧客がダメと決めたものはダメなのである」

 

 

 

 

「リーダーの強さがそのグループの勝負を決する。

 

 すなわち、1匹の狼のリーダーを持つ49匹の羊の集団と、

 

 1匹の羊のリーダーを持つ49匹の狼の集団が戦えば、

 

 勝つのは1匹の狼のリーダーを持つ軍団である」