今月の研修のテーマの一つが「やりきる力」。

 

 

小倉広さんのこの本、非常にわかりやすかったです。

 

1、始める力

2、習慣化の力

3、やり直す力

 

この3つの力を駆使して、「やりきる力」を身につけ、

 

自分も他人も「不完全」であることを認め、お互いに勇気付けあいながら、

 

過ごす方々が一人でも増えていったら嬉しいなと思います。

 

 

 

素敵な本をありがとうございました!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

『やりきる技術』小倉広

 

ここ5年間で僕がやりきったこと。

・4年間で20冊以上の著作を出版することができた

・メールマガジンを3年間毎日欠かさず書き続け、読者数が約5万人に到達した

・1年間で23キロの減量に成功した

・毎朝7~8キロを走る習慣を身につけ、フルマラソンに初挑戦・初完走した

・お酒をやめた(今でも月数回はお付き合いで飲むが、以前は1日も欠かさず飲んでいた)

などなど。

 

 

 

<やりきることで手に入るもの>

あなたが今までに「やりきった」仕事、およびプライベートの体験をひとつずつ思い出してください。

やりきったときに、それ以前と以後とで、「自信」と「信頼」のレベルはどれくらいアップしましたか? 

感覚値で結構です。記入してください。

【仕事】

 

 

 

<やりきるための3つのステップ>

1、始めること

2、続けること

3、やり直すこと

 

 

やりきるためには、毎日、「始める技術」を使いこなすことが必要となってくる。

 

 

続かなくてもやり直す。失敗してもやり直す

白旗をあげて放り出してしまっても懲りずにもう1回やり直す。

図太く、何十回でも、何百回でもやり直す。

それこそが、唯一に近い「やりきる」道。

 

「やりきる」ための最も大切なコンセプト、何度でも「やり直す」こと。

 

 

悲しいから泣くのではない。

泣くから悲しいのだ。

ウィリアム・ジェームズ

 

 

 

<タスク・ブレークの技術を使って「始める」>

 

例:ジムに入会する → 通うジムをきめる ジムに申し込む 入会金と月会費を払う

 

 通うジムを決める → 候補をピックアップする 候補を比較検討する 1つに絞り込む

 

 候補をピックアップする → 自宅から5キロ圏内のジムを探す 職場から5キロ圏内のジムを探す

 

 候補を比較検討する → 入会金と月会費を一覧表にする 設備とアクティビティを一覧表にする 上位ベスト3のジムに訪問し、体験利用に参加する

 

 

 

 

 

始める前日に、「ラフスケッチ」を書くことで、「始める」重さを軽減する。

前日に書くことで、無意識のうちに理解や考えが深くなる。

一晩置いたカレーライスがおいしいように、思考が「熟成」される。

 

 

 

<拡散モードと収束モード>

1、拡散モード

 ・ごろ寝+BGMなどラフなスタイル

 ・パソコンなどデジタルではなく、ノートと鉛筆などのアナログ

 ・質より量をたくさん出す

2、熟成モード

 ・睡眠 ・リラックスした休息 ・1日以上の通常の勤務

3、収束モード

 ・机に向かう ・パソコン(パワーポイントやエクセル) ・チャート図やグラフなどで整理

 ・論理的検証 ・絞り込み、捨てていく

 

 

 

自らハードルを下げる

 

本を読む → 本を開く

電車の中で少しでも時間ができたら、とりあえずカバンから本を取り出して「開く」。

そこから先は、読んでもよし。読まなくてもよし。

開いたまま、居眠りをしてもよしとする。

その結果、本を読む時間がみるみるうちに増え始めた。

 

 

 

<ベイビーステップ>

・企画書を書く → 企画書のパワーポイント・ファイルを開く

・日報を書く → 1日のあらましをノートに手書きでメモする

・アイデアをまとめる → 思いつきや非現実的なものを含めて、候補を30個出す

・上司の決裁を取り付ける → 書類なしで上司に話しかけ、事前の感触を確かめる

・顧客に資料を送付する → 封筒に宛名だけ書く

 

 

まず小さく始める。

そうすれば、気分が乗ってくる。

仮に乗らなくても、重い気持ちは軽くなる。

まずは考え込まずに、行動からスタートする。

 

 

 

<スタート・スモール&ベイビー・ステップへの変換>

あなたが始めたくてもなかなか始められないことは何ですか?

「始めたい」事柄をまずは書き出し、それをスタート・スモールに変換してみてください。

仕事のことだけでなく、プライベートについても同様に記述してください。

例:「本を読む」をスタート・スモール&ベイビーステップに変換

  本を読む → 本を開く

 

 

 

 

 

<どの仕事から始める?>

ある日のTO DOリストには、以下の4つが書かれていた。何から始める?

(A)クライアントへ提出するプレゼン資料作成(約10ページ)

(B)販売促進会議の事前資料作り(約2~3ページ)

(C)クライアントへの訪問準備(会社概要HPチェックとプラントアウト、他部門の担当営業への事前ヒアリング、過去訪問履歴の閲覧、支払い規定・取引条件を経理に確認)

(D)交通費伝票の記入(2週間分の起票)

 

1番手間がかかるのは(A)、次は(B)。

逆に一番手間がかからないのは(D)。

 

一番手間がかからない(D)から初めてリズムを作る方法がオススメ。(小倉さん)

(一方で、(D)は細切れ時間にやるという方法もある。(西畑主観))

(西畑なら、(C)で他人が絡む予定のアポを先に取る。そうすることで、残りの時間の使い方が見えてくる)

 

 

 

 

机のきれいさと、仕事の進み具合は比例する。

 

環境が荒れていると「始める」ことが億劫になる。

環境が整っていると「始める」ことが楽しくなる。

環境を整えて、モチベーションを上げる。

「始める」技術の基本であり、パワフルな技術。

 

 

 

 

「始める」勇気が湧かない時、面倒で逃げ出してしまいたい仕事に直面したとき、「読者からの励ましメール」を読んで自分を勇気付ける。

 

 

 

 

<一石二鳥で紐づける>

・お風呂に入りながら、企画書のラフスケッチを書く

 → スキューバダイビング用の水中黒板をお風呂に常備しておく

・通勤途中、歩きながら企画を考える。

 → iPhoneなど、携帯電話にアイデアをメモする

・顧客訪問をする際に、30分~1時間、約束の時間より早く着くようにして訪問先の近所の喫茶店で普段はなかなか手がつけられない仕事をする

 → モバイルパソコンもしくはiPhone+携帯用キーボードを活用する

・眠る前の読書を好きな本ではなく、仕事で必要な本に変えて読書する

 → 好きな本を読むよりもよく眠れるようになる!

 

 

 

 

 

 

「始める」を邪魔する「イラショナル・ビリーフ」

この仕事をやるのは「辛い」「しんどい」「苦しい」

 → この仕事をやるのは「楽しい」「やりがいがある」「解決したら爽快だ!」。

 

この仕事は◯◯までに「やらなくてはならない」

 → この仕事は「自分で選んだ」「やりたい」仕事だ。

 

この仕事に取り掛かるのはできるだけ「後回しにしよう」。

 → この仕事はできるだけ「早く手をつけよう」。

 

この仕事は「大変」だ。

 → この仕事は「チャンス」だ。「絶対うまくいく」。私なら「楽勝」だ。

 

 

 

 

 

<イラショナル・ビリーフを書き換える>

始めたい・続けたいがどうも億劫であると感じることを3つに分けて、いくつか挙げてください。その事柄に対して、あなたが無意識にラベルを貼っているイラショナル・ビリーフはなにでhそうか? それを書き換えるとどのようなものになるでしょうか?

 

例:「企画書を書く」のイラショナル・ビリーフを書き換える

おっくうな事柄 : イラショナル・ビリーフ : 書き換えたビリーフ

企画書を書く  : 辛い、しんどい、苦しい : 楽しい、やりがいがある、成長できる

 

 

 

 

イラショナル・ビリーフの書き換えは、当日の朝にやったのでは遅い。

それを前日中にあらかじめやっておく。

そうすることで、すでに頭の中は「やるべきこと」から「やりたいこと」に変わっているはず。

「始める」ことを「始められる」ようになっているはず。

 

 

 

 

 

<勝利の美酒と三本先の電柱をイメージする>

道のりが遠くやる気がわいてこないような事柄を「仕事」「プライベート」でいくつかあげる。

その事柄を成し遂げた後の勝利の美酒のシーンと、3本先の電柱に当たる途中段階の目標を考える。

 

例:「単行本を書く」ことの勝利の美酒と3本先の電柱

道のりが遠い事柄 : 成し遂げた後の勝利の美酒 : 3本先の電柱(途中目標)

単行本を1冊執筆する : 書店に山積み・ベストセラー : 1日に5ページ毎日書く

 

 

 

 

 

チャレンジできることに感謝する。

 

 

 

 

 

 

東レ経営研究所の元社長で、『働く君に贈る25の言葉』の著者、佐々木常夫さん。

自閉症の長男を始めとする3人のお子さんが生まれてすぐに奥様が肝臓病とうつ病を併発。

計43回の入退院を繰り返す中、たった1人で3人の子育てをしながら、会社で要職をこなし、同期トップで取締役に就任された。

佐々木さんは、毎朝5時から家事を始め、子どもの弁当を作り、誰よりも早く会社に着き、皆が来る前に一仕事を終わらせて、夕方6時には退社。

その後、奥様の看護をする、といった常人には決してマネのできない生活を10年以上も続けられた。

佐々木さんは講演でこうおっしゃっていた。

「私にとって仕事は救いだったのです。家庭に降りかかってきた様々な不運は受け入れるしかない。しかし、仕事は嘘をつかない。他の人は『そんな中での仕事は大変だったでしょう』と言うが、とんでもない。私は仕事があったからこそ、やってこれた」

仕事で胃が痛くなるような場面に出くわした時、佐々木さんのこの言葉を思い出す。

そして、胃が痛くなるほど仕事に集中できている自分の境遇に感謝することができるようになった。

 

 

 

 

 

「人の幸せは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること。この4つ。そして、愛されること以外のすべては、仕事を通して手に入れることができる」

日本理化学工業会長の大山泰弘さん

 

 

 

 

 

<1週間分の手帳をつける>

移動や資料作成などの作業時間も手帳に書き込む。

そうすることで、空き時間が実際にどのくらいあるのかが把握でき、時間の管理ができるようになる。

 

 

 

<「やりきる技術」ガントチャート>

長期ビジョンをイメージしながら、短期目標が設定できる。

・縦軸に業務を分解して書き込む。

・横軸に日付を入れる。

・縦軸の分類をさらに分割した小分類を矢印で書き込む。

・矢印をマグネットに、ボードをホワイトボードにすると、予定が変更された際の修正が容易になる

 

 

 

 

 

「小さいことをコツコツと積み重ねることが、とんでもないところへたどり着く唯一の道」

イチロー

 

 

迷いが生じるのは「習慣」にしていないから。

逆に、「習慣」にさえすれば、悩まず続く。

「続ける」ためには、最初からその行動を「習慣」にすればいい。

「とりあえずやってみようかな」というような一過性のキャンペーンにしないこと。

そうすれば「続ける」ことがグッと身近になってくる。

 

 

 

 

「チリツモ・ダイエット」

無理をやめる。

小さなことをコツコツ続ける。

 

 

<続かない習慣を「チリツモ」で継続できるようにする>

あなたにとって続けたくても続けられない習慣は何でしょうか?

その習慣に対して、現在あなたがとっているやり方を、「チリも積もれば」に変更するとどのようなやり方になりますか?

(例)ダイエットを「チリツモ」に変更する

続かない習慣:現在のやり方        → 「チリツモ」のやり方

ダイエット : 炭水化物を一切食べない  → ・肉の脂身と揚げ物の衣を外す

        → 我慢できずリバウンド   ・毎食野菜をたっぷり三品食べる

                       ・野菜を全て食べてから主菜を食べる

                ・ご飯の中に3割くらいカロリー控えめのライスを混ぜる

 

 

 

 

 

メールマガジンは、毎日午後1時から5時の間で2時間程度の時間を作って書く。

お礼状のハガキは、朝食後、パソコンの電源を入れる前に書き終わるようにする。

単行本の執筆は、午前中の最も集中できる時間帯と、新幹線や飛行機などの長時間移動を利用して書く。

このように、それぞれの行動をとる時間帯を「習慣」として曜日や時間を固定する。

それとともに、それを「一過性のキャンペーン」ではなく、「一生やり続ける」と覚悟する。

それが「習慣」を「習慣」たらしめる秘訣。

 

 

 

「まず初めに人間が習慣をつくり、次に、習慣が人間をつくる」

マーク・マットソン

 

 

 

 

有能なエグゼクティブの多くは、午前中だけで、ほぼ1日の重要な仕事をすべて終わらせている。

「聖域」を使って、人の3倍以上の能率で仕事をしている。

 

 

 

<「緊急でない重要な仕事」の例>

・戦略の立案 ・ビジョンの策定と共有 ・仕事の改善・改革 ・仕事の標準化とマニュアル化

・各種プロジェクト ・部下育成 ・取引先やメンバーとの信頼関係構築 ・学習と自己啓発

・健康の増進 ・家族と過ごす時間などなど

 

・顧客・読者との信頼関係構築のための単行本執筆

・取引先との信頼関係構築のためのハガキ書き

・健康の増進のための朝のランニングなど

 

 

 

<サンクチュアリ(聖域)を活用する>

あなたにとって「緊急ではない重要事項」とは具体的に何ですか? それらのうち、最も生産性の高い聖域(サンクチュアリ)の時間に習慣化したいことがらは何ですか? また、習慣化するとしたら、何時に何を行いますか?

【あなたにとっての具体的な「緊急でない重要事項」】

 

【サンクチュアリ(聖域)の何時に、何を習慣化しますか?】

5:00

6:00

7:00

8:00

9:00

10:00

11:00

12:00

 

 

<貴重な聖域にやってはいけないこと>

・電子メールの返信 ・フェイスブックなどのSNS ・ニュースやブログなどのネットサーフィン ・あまり重要ではない報告だけの会議 ・あまり重要ではない顧客訪問、外部業者さんとの打ち合わせ ・伝票の記入 ・朝のワイドショーを見る ・顧客情報や資料作成のための調べ物(資料作成自体の時間は除く)

 

 

 

 

仕事が終わるまでの時間は、インターネットにアクセスできないようにする。

誘惑を遠ざけることで、集中できるようになる。

 

 

<誘惑を遠ざける>

あなたにとって続けたいことを邪魔する「誘惑」とは何ですか?

その誘惑を遠ざける方法にどのようなものがありますか?

また、誘惑の代わりになる有益な行動は何ですか?

(例)SNSなどの誘惑を有益な行動に変える

誘惑       : 誘惑を遠ざける方法     : 代わりになる有益な行動

フェイスブック  : LANケーブルを引っこ抜く : ギターの練習

ネットサーフィン                   東洋哲学の本を読む

 

 

 

 

 

ストレスの駆け込み寺も多少は必要。

ゼロにしてしまってはいつかはしっぺ返しが来る。

ストレスが爆発し、元に戻ってしまう危険性がある。

重要なのは、「代わりのもの」を用意すること。

「誘惑」ほど、強烈な作用はないものの、少しはストレスを緩和してくれるものを用意しておくことが大切。

 

誘惑を遠ざけるならば、代わりのものを用意する。

現実的で、大切な「続ける」技術。

 

 

 

必須事項や雑用は眠くなってからする。

 

家事はうとうとしながらやる。

洗い物や掃除などの家事は、眠くなったらする。

そして、目を覚まして勉強を再開。

 

 

 

 

メールマガジン執筆。

最初は、「緊急ではない重要事項」として、最も貴重な午前中という「聖域」時間を当てる。

習慣として根付いたら、締め切りが明確な「緊急かつ重要事項」に格下げして、締め切り間際にやるように変える。

そして、その分、まだ習慣として根付いていない事柄を貴重な「聖域」に昇格させるようにする。

 

 

 

資料ができてから集まる。

これは、物事が遅れる最悪のパターン。

先にミーティングの日程を決める。

そして、それに合わせて資料を何が何でもつくる。

「やりきる」ためにはこれが正解。

 

 

 

<マイルストーンがないと先に進まない>

あらかじめ会議日程を先々まで決めることが大事。

予め日程が決まっているため、徹夜してでも準備をして資料を作成するため、どんどん前倒しで進んで行く。

 

 

 

「やりきる」ために、そして決めたことをきちんと「続ける」ために。

マイルストーンと定例化。

覚えておいて損はない。

 

 

 

 

 

 

いきなり10キロ走ってはいけない。

まずは1キロか2キロ。

それもゆっくり歩くウォーキングから始めるのがオススメ。

「ちょっと物足りないかなぁ」と思うぐらいがちょうどいい。

決して自分の限界まで走ってはいけない。

 

 

ゆったりペースが「続ける」コツ。

欲張らない。

これも大切な「続ける技術」。

 

 

 

「欲張らないこと」。

これは「続ける」上でとても大切なこと。

自分を律することを覚えたい。

それこそがまさに「続ける」技術でもある。

 

 

 

「愛」とは「動詞」である。フロム

「愛する」ということは、「相手を大切にする」という行為をすることであり、それは「感情」ではない。

 

 

 

「愛する」を「動詞」にすると、「相手を大切にするあらゆる行為を実行する」になる。

例えば、「相手が困っていたら助ける」「相手のしてほしいことをしてあげる」「相手を大切に思っているということを言葉にする」など。

 

同じように、研修テキストを100ページ制作する。

これを「楽しむ」という「動詞」にするとどうなるか。

・研修テキストを100ページ制作することを「楽しむ」

・出来栄えが良いと思えるページを見て、良いところを言葉にする

・テキストの表紙をつくり、製本した時の完成形をイメージする

・制作中に良いアイデアが出たときに「よし!」「やった!」と良い感情を肯定する

・なかなか良いアイデアが出てこないときに「努力=成長」「壁の高さ=成長の大きさ」という言葉を思い出す

・プラモデルやブロックをつくるように制作の過程そのものを遊びとイメージする

 

 

 

<意思を持って楽しむ>

あなたにとって苦痛に感じる「やるべきこと」を「楽しむ」に変換してみましょう。

まずは苦痛な事柄をプロセスに分解し、それぞれに「楽しむ」ポイントを設定します。

(例)「研修テキスト作成」を意思を持って楽しむ

苦痛に感じること:研修テキストを100ページ作成する

プロセス:伝えたいことの明確化→伝える技法・プログラムの選択→テキストの目次作成→文章作成→図表作成

楽しむポイント:パズルを組み立てるようにイメージして楽しむ:発見の喜び・受講者の驚きをイメージして楽しむ:完成形をイメージして楽しむ:作家になった気分で文章を作成して楽しむ:お絵描きのように楽しむ・出来栄えを声に出して褒める

 

 

 

 

「楽しむ」方法の1つとして、達成感を味わう、というものがある。

一項目終わる度に目次に線を引いて黒く塗りつぶす。

塗りつぶした部分が徐々に増えていくのを見て、達成感を味わう。

 

 

 

 

やめる前にあと一歩。

 

ワクワクした気持ちでやめる。

「嫌な気持ち」で仕事を終えない。

・煮詰まった状態で仕事を投げ出すように終わりにしない

・次にやりたくない仕事を残した状態で終わりにしない

・どうしていいのかわからないような不安な仕事、先の見えない仕事を後に残さない

 

 

 

人間の脳は「空白」ができるとそれをどうしても埋めたくなるようにできている。

 

 

 

 

<宣言してプレッシャーを作り出す>

あなたが「やめたいこと」と「やりたいこと」は何でしょうか?

それらを続けるために、誰に、どのように、宣言してプレッシャーを作り出しますか?

(例)「フェイスブックを日中はやめること」を宣言してプレッシャーを作り出す

やめたいこと・やりたいこと :誰に対して宣言するか?    :どのようにして宣言するか?

フェイスブックを日中はやめる  :フェイスブックの友だち1500人  :フェイスブックに「日中はやめる」と書き込み宣言する

              メルマガ読者4万8千人に対して宣言する :メルマガの編集後記で「日中はやめる」と宣言する

 

 

 

 

2011年夏、「断酒」をすることにした。

それまで、1日にワインを1人で3本開けたり、焼酎の水割りを一晩で20杯飲んだりしていた酒豪が、突然「もう一生酒を飲まない」と宣言したのだ。

 

 

 

 

<罰とご褒美>

あなたが「続ける」ために役立つ「罰」と「ご褒美」を設定しましょう。

あなたが続けたいと思う事柄は何ですか?

それを続けるために、役立つ「ご褒美」と「罰」は何ですか?

 

 

 

 

 

最大の名誉は決して倒れないことではない。倒れる度に起き上がることである。孔子

 

失敗しないことよりも、起き上がることの方が尊い。ジェームズ・ゴールドスミス

 

 

 

「ずっと成功し続ける必要はない」

「失敗したら、10回でも20回でも100回でも起き上がればいい」

「やり直す」ことこそが「続ける」ことであり、「やりきる」こと。

 

 

あきらめない限りは失敗は「途中経過」である。

必要なのは、やり直す技術。

 

 

 

毎朝5時起き。

しかし、今でも、週に1~2回、遅くまで起きていた日の翌日は早起きに失敗している。

ダイエットだって失敗の毎日。

食べない、と約束したお菓子やラーメンを食べてはいけないと決めた時間帯に食べてしまう日が、2日に1回はある。

しかし、僕は1年で23キロの減量に成功したし、早起きも、一生の習慣として定着している。

なぜそれが可能になったのか。

答えは簡単。

あきらめなかったから。

そして、何百回もやり直しているから。

「やり直す」ことが「続ける」ことであり「やりきる」こと。

この真理に気づいてから、たくさんのことを「やりきる」ことができるようになった。

 

一番大切な考え方。それが「やり直す」こと。

 

 

 

 

「やり方を変えて」「やり直せ」ばいい。

 

 

ブランクがあってもやり直す。

思い出したのは運命。

もう1回決意しなおせばいい。

 

 

 

 

「やり直し」は何かを変えるチャンス。

 

同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと。それを狂気という。アインシュタイン

 

過ちて改めざる、これを過ちという。孔子

 

 

 

上司が聞きたいことを部下に尋ね、上司が伝えたいことを部下に伝える面談=上司が満足するための面談。

それでは部下の満足度は低いのは当然。

すべてを真逆にひっくり返す。

部下が聞きたいことを上司に尋ね、部下が伝えたいことを上司に伝える=部下が満足する面談にする。

 

 

 

 

<違うやり方でやり直す>

あなたが「やり直したい」と思っていることは何でしょうか?

それらを「やり直す」とき、これまでとは違うやり方を試すいいチャンスです。

これを機にあなたはやり方のどこを変更しますか?

 

 

 

 

<思い切ってバッサリ捨てる>

断ること、捨てること、離れること。

 

【仕事での断捨離】

・聖域(サンクチュアリ)である午前中にアポイントを入れるのをやめた

・出席が不必要な会議への参加をやめた

・社員との顧客訪問同行をやめた

・部下が作成した資料の細部での修正をやめた(中間管理職の判断を尊重する)

 

【プライベートでの断捨離】

・テレビを見るのを一切やめた(液晶テレビをパソコンのモニターとして使っている)

・週刊誌やスポーツ新聞を見るのを一切やめた

・レンタルビデオを見るのを一切やめた

・宴会の二次会・三次会に出席するのをやめた

・おつきあいのパーティで最後まで残るのをやめた(出席するが途中で失礼する)

・朝ランで友人を待つのをやめた(約束時刻に友人が遅れてきたら一人で走る)

・入浴終了時刻をきっちり守り、ダラダラ入浴をやめた

・妻のスーパーの買い物に付き合うのをやめた(送迎はする。ただし、車の中で仕事をしながら妻を待つ)

・マッサージに通うことをやめた(代わりに運動とストレッチで肩こり・腰痛を予防)

・電車・タクシーに乗るのを減らした(10キロ程度であれば、自転車もしくは歩きにする)

・探しもんをおする時間を減らした(あらゆるものの定位置を決めてすぐ戻すようにした)

 

「やめる」ことを断行したことで一気に時間をつくることができた。

「やめる」ことで「やりきる」ことができるようになった。

 

 

 

 

<やめること(断捨離)リスト>

1週間分の手帳を眺めながら、30分以上時間をかけたことがら(プライベートや遊び、ぼーっとした時間を含む)をすべて書き出します。そのうち、あなたがやめたいことは何ですか?

 

 

 

 

仕事で、プライベートで、思い切って断捨離を断行してみよう。

その上で、環境を大きく変えてから、「やり直す」のだ。

これまでとは全く違う環境で「やり直す」ことで、「やりきる」ことへとグンと近づくに違いない。

 

 

 

 

 

イレギュラー・ルールを予め設ける。

【執筆できなかった日は…】

・会食を早めに終えて、22時30分までに自宅に戻る

・23~24時の1時間を執筆に当てる

・翌朝の早朝ランニングを中止にする

・早朝ランニング用の1時間を執筆に当てる

 

 

決めたことを「できて当然」と考えるから、できなかった時に苦しくなる。

そうではなく、「できなくて当然」と考え、代わりのオプションBを予め用意しておく。

「やり直す」重要なセオリーである。

 

 

 

スクランブルを発動してでもやらなければならない時がある。

そんな時は躊躇せずにスクランブルを発動するのだ。

やるべきことをやった後に、他のシミがある。

「やりきる」ためには時にはスクランブルをかける。

そんな覚悟を持つ。

 

 

 

「途中休憩」を積極的に取る。

開き直って堂々とサボる。

 

 

 

<三日坊主は何日成功してるか?>

三日坊主はダメな人間?

そんなことはない。

三日坊主で4日目に挫折しても、そこでやめてしまうからダメなだけ。

5日目から再度やり直せば、年間で273日も成功することになる。

始める前に比べれば大きな進歩!

 

 

 

 

<やらされ仕事をを「自分との約束」へと変換する>

「やらされ仕事」ほど苦しいことはない。

しかし、同じ仕事でも、「やらされ」ではなく「自分の意思で決めたこと」と思えば、取り組み姿勢が180度変わる。

 

やらされ仕事はこの世に存在しない。

 

 

 

自分との約束を守ると、自信が手に入る。

自分との約束を守ると、「心の安らぎ」が手に入る。

 

 

 

 

「不完全な自分」を好きになる。

 

 

人は不完全である。

だからこそ愛おしい。

 

「やり直す」ためには、「不完全な自分」を許すことが必要。

 

 

 

「自分を許す」ことを覚えて欲しい。

「できなかった」という「過去」を見るのではなく、「再挑戦しよう」という「未来」だけに着目する。

そうすれば、「自分を許せる」ようになる。

そうすれば、「やり直す」力が出てくるはず。

 

 

 

不完全な自分を許せるようになると、他の人が不完全であることが許せるようになる。

すると、すべてがうまくいくようになる。

人間は誰もが不完全。

それに目くじらを立てても、何一ついいことはない。

許すこと。

そうすれば、すべてがうまくいくようになる。

 

 

 

 

スタート・スモール=70点主義

 

<70点主義で計画を立てる>

現在、あなたが計画していることは何ですか?

それを「70点主義」として、あえて不完全な計画にするとすれば、どのようなものになるでしょうか?

また、そのことにより、どのようなリスクヘッジができるでしょうか?

 

 

 

最初から100点を目指さない。

70点で始める方がいい。

 

 

 

 

できないのではない。やらないのだ。石川洋

 

できないことと、しないことは違う。西田天香

 

 

 

最後の頼りは「やる!」という強い意志。

その意志なしには、テクニックや技術は役に立たない。

 

 

 

 

理屈と根性、技術と技術を超えた精神論。

その両方から世界は成り立っている。