最近、体調がいいです。

 

究極の体調管理』という本を読んで、

 

改めて、「超健康体」を目指すこと。

 

その上で、

 

1、運動

2、栄養

3、休養(睡眠)

4、呼吸

 

の大切さに気づいたこと、

 

そして、生活習慣を変え、実践し始めたことが大きいです。

 

 

 

 

一昨日は、24時頃まで春日部青年会議所の懇親会に参加させていただいていたので、

24時半頃帰宅。そこから、入浴→日記という流れだったので26時頃就寝。

 

 

 

それでも、5時には起きて、

 

走って、お風呂で読書して、瞑想、

 

といういつもの流れで過ごしました。

 

 

 

 

おかげで、夜の同友会・幹事会は非常に眠かったですが、

 

往復1時間のサイクリングも楽しめましたし、

 

夜はぐっすり眠れました。

 

 

 

 

 

また、『ほとんど食べずに生きる人』を読んで、

 

安保徹先生の「大切なのは、上半身を鍛えること」という一節に、

 

朝・夕の30分の瞑想からの筋トレ(腹筋100回、背筋50回、腕立て10回)を

 

「ついでに」やるようになりました。

 

 

 

 

おかげさまで、今では、

 

腹筋150回、背筋は変わらず、腕立て20回〜30回、

 

やるようになっており、肩こりの改善、

 

体がシャープに心もしなやかになっているのを感じています。

 

 

 

 

もちろん、「ほとんど食べずに生きる」ことを意識して、

 

(とはいえ、心と体の声に正直に食べていますが)

 

確実に、体と心が軽くなっていること、

 

重かった胃腸やしんどかった肩こりが改善していることを感じています。

 

 

 

 

 

 

いい傾向です。

 

 

 

この感じで、自分自身をますます整え、日々楽しみながら、

 

周りにも、より多くのよりよいインパクトを与えていけるように、

 

精進していきたいと思います。

 

 

 

 

 

さて、ドラッカー研修準備も佳境に入ってきました。

 

 

今日は『実践するドラッカー』のその1『思考編』からのメモ抜粋です。

 

 

 

 

選択と集中。

 

自分の価値観を大切にすること。

 

強みを生かすこと。

 

貢献に焦点を当てること。

 

 

 

 

改めて、大事なことがぎゅっと恐縮されており、

 

胸が熱くなりながらの頭の整理となりました。

 

 

 

 

 

ありがとうございます!

 

 

 

今日も、かけがえのない今を大切に、素敵な時間を過ごしましょう!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

『実践するドラッカー【思考編】』上田惇生・佐藤等

 

「成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。

 

 いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である」

 

 

セルフマネジメントの核は、「知識労働者」がいかに「成長」し続けられるか。

 

そのためには、どのような「思考」、どのような「行動」が必要なのか。

 

 

 

 

「知識は本の中にはない。

 

 本の中にあるものは情報である。

 

 知識とは、それらの情報を仕事や成果に結びつける能力である」

 

 

 

 

「知識とは、個人や組織が

 

 何らかの成果をもたらすような行動を可能にし、

 

 何かあるいは誰かを変えるものである。

 

 知識とは、何かを変えるものであることを認識するだけでも、

 

 何かが変わっていく」

 

 

 

 

 

 

<成果をあげる能力>

 

1、時間を管理すること

 

2、貢献に焦点を合わせること

 

3、強みを生かすこと

 

4、重要なことに集中すること

 

5、成果をあげる意思決定をすること

 

 

 

 

 

 

知識労働者については、「仕事の報酬は仕事」が最大の動機。

 

仕事で評価を受け、より高いレベルの挑戦の機会を得ることで奮い立ち、さらなる成長が促される。

 

そのために、知識労働者は、常に自らなすべきことを問い、また、自ら学ぶべきことを問う。

 

 

 

 

 

<働く動機>

 

1、手段的な動機・・・今日の糧・お金・地位・名声など

 

  「子どもにいつか留学をさせたいので、年収をもう少し増やしたい」

 

  「レストランの開業資金として1000万円を貯めたい」

 

  「リーダーシップを磨くため、部長職に就きたい」

 

  「将来政治家になるため、この仕事で自分の知名度を上げたい」

 

2、自分自身に根ざした内的な動機

 

   ・・・スキル・知識・やりたいこと・好きなこと・経験・成長・自らの天分など

 

  「家業の飲食店を継ぐため、有名店で調理の技を磨きたい」

 

  「お金はいつでも稼げるので、今しかできない経験を積みたい」

 

  「生活の安定した仕事より、本当に好きなことで食べていきたい」

 

3、自分以外の者を対象とした動機

 

  ・・・他者への感謝・仕事・使命・恩や期待に報いる・大志・社会的に価値のある目的など

 

  「マッサージという仕事を通じて、お客様が癒された顔を見たい」

 

  「親や先生、先輩から教えてもらったことを、教師という仕事を通して若い人たちに還元したい」

 

  「その時の社会で、真に必要とされている仕事に就きたい」

 

  「貧しい人たちの中でも最も貧しい人たちに仕える」マザー・テレサ

 

 

 

「あなたの働く動機は何ですか?」

 

「どんな動機を持った人と一緒に働きたいですか?」

 

 

 

 

 

セルフマネジメントだけが、知識労働者をマネジメントする唯一の方法。

 

 

 

「第一に身につけるべき習慣は、なされるべきことを考えることである。

 

 何をしたいかではないことに留意してほしい」

 

 

 

 

 

成果を上げるための優先順位を「must-can-will」で考える。

 

まず「must=なされるべきこと」、次に「can=できること」、最後に「will=やりたいこと」を問う。

 

「なされるべきこと」は「できること」に制約される。

 

つまり、「できること」を着実に増やし、「なされるべきこと」の範囲を広げていく必要がある。

 

将来的に期待されるであろう「なされるべきこと」を意識すると、今不足している能力が見えてくる。

 

一つ階段を登ったら、再び足りないところを見つけて鍛える。

 

その繰り返しが自分自身と組織を成長させていく。

 

もし、「なされるべきこと」と「できること」「やりたいこと」が全く異なるのであれば、

 

とるべき行動はただ1つ、その組織を去ること。

 

能力や意欲の問題ではなく、その組織で求められる貢献の形と合っていなかったということ。

 

 

 

 

 

<知識労働者が生産性をあげるための条件>

 

1、仕事の目的を考えること

 

2、自ら生産性向上の責任を負うこと

 

3、イノベーションを継続的に行うこと

 

4、自ら継続して学ぶこと

 

 

 

 

 

 

倫理観を高める方法=「ミラー・テスト」

 

・毎朝、洗面台の前に立った時、鏡の前に「見たい自分がそこにいるか」を問う。

 

親や子どもに見せて恥ずかしくない自分がそこに映っているだろうか。

 

 

 

 

 

 

【実践シート】(1)

 

成果をあげるために、あなたが習慣化していることは何ですか?

 

 

<回答例>

 

・毎晩寝る前に、その日の仕事の良かった点・改善すべき点を振り返り、整理してブログに記録する。

 

・お客様の立場で考える。例えば、販促やマーケティングなど、お客様が読んでいそうなメルマガを購読する。

 

・仕事やパーティーなどで出会った人にお礼のハガキを送り、人間関係を続けていけるようにする。

 

・「これは!」と思うセミナーの受講後には、その内容を改めて整理する。目的や期待する成果が何かを常に問う。

 

 

 

 

<習慣化のプロセス>

 

知る→納得する→常にそう考える(思考習慣)→行動に移す→行動が定着する(行動習慣)

 

 

 

 

 

【実践シート】(2)

 

仕事をする上で、あなたが使っている主な知識は何ですか?

 

 

 

<回答例>

 

・経営の意思決定にまつわる財務会計情報を、顧客に合わせて適切に提供する知識。

 

・価格の安さで目を引くのではなく、作り手・売り手の想いを見やすく美しく、

 

 しかも購買意欲をそそるよう、デザインで表現する知識。

 

・ダイレクトマーケティングや顧客管理に関する知識。

 

・経営に関する原理・原則に関する知識。

 

 歴史の知識と経験に基づいた、こんなとき・こんな「人の問題」が発生するという知識。

 

 

 

 

 

 

【実践シート】(3)

 

あなたが今持っている知識を使って、新たに行いたいことは何ですか?

 

 

<回答例>

 

・財務知識を基礎として、顧客企業の経営者が意思決定をする際のセカンドオピニオン役を務めること。

 

 社外取締役など、経営者とより近い位置で一緒に経営に参画すること。

 

・特技の絵を生かして、いろいろな世代が交流できる活気のあるコミュニティをつくること。

 

・顧客管理をさらに工夫して、効率的に営業すること。

 

・個人個人に主体性をもたらすワークショップ。まだ目鼻もはっきりしない新規事業のシミュレーションを行うこと。

 

 

 

 

 

 

【実践シート】(4)

 

あなたは何のために働いていますか?

 

 

<回答例>

 

・今、現場で経営をされている顧客企業の経営者のため、

 

 そして、自分の成長のため。20年後も多くの人のため、自分のため働いていたい。

 

・社員が生き生きして働ける会社をつくるため。

 

・自分自身をもっと成長させるため。

 

・子どもたちが社会に出るときに、希望を持ってスタートできる社会をつくるため。

 

 知識の力で地域に新たな価値創造をもたらすため。

 

 

 

 

【実践シート】(5)

 

仕事をする上で、現在のあなたが「なすべきこと」は何ですか?

 

 

<回答例>

 

・専門能力を高めること、また同僚に私ができる知識・技術を伝え、仕事を委任すること。

 

・お客様の想いを知って、お客様のファンをつくるお手伝いをすること。

 

・人と人のつながりをふやしていくこと。

 

・現在行っている活動を広く(他の地域にも展開)・深く(地域あたりの人数増)浸透させること。

 

 スキルを磨き上げ、知識の担い手として一流になること。

 

 

 

 

 

「仕事こそが、自己を成長させる最高の道具」

 

 

 

「自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである。

 

 したがって、まず果たすべき責任は、自らのために最高のものを引き出すことである。

 

 人は、自らが持つものでしか仕事はできない」

 

 

 

 

 

成果をあげる存在になるために意識する2つのこと

 

1、今の自分が持っているものを最大限に引き出すこと

 

2、さらに成果を上げるためには何を身につけなければならないかを問い、それを習得すること

 

 

 

 

 

 

「真摯さは習得できない。

 

 仕事についたときに持っていなければ、あとで身につけることはできない。

 

 真摯さはごまかしがきかない。

 

 一緒に働けば、特に、部下にはその者が真摯であるかどうかは、数週間でわかる」

 

 

 

 

 

「その者の下で自分の子どもを働かせたいと思うか?」

 

 組織で働く者の真摯さとは、見返りを求めない親や教師の心構えで人に接することに等しいともいう。

 

 

 

 

 

<卓越性を追求するプロセス>

 

1、卓越性を得る分野や能力を決めること

 

2、それを獲得するために、時間やエネルギー、お金などを集中させること

 

3、卓越性を究めるために自分の強みを徹底的に利用すること

 

 

 

 

 

 

「成長するには、ふさわしい組織でふさわしい仕事につかなければならない。

 

 基本は、得るべきところはどこかである。

 

 この問いに答えを出すには、自らがベストを尽くせるのはどのような環境かを知らなければならない」

 

 

 

 

 

<適材適所の3つの基準>

 

1、自らの強み 2、仕事の仕方 3、価値観

 

 

 

 

 

「仕事が刺激を与えるのは、成長を期しつつ、自ら興奮と挑戦と変化を生み出すときである。

 

 これが可能となるのは、自らと仕事の双方を新たな次元で見るときである」

 

 

 

 

 

あるクラリネット奏者は、

 

指揮者に勧められて初めて客席から演奏を聴き、

 

「初めて音楽を聴いた」と驚き、目から鱗が落ちた。

 

それまでは、自分のパートを上手に吹くことで頭がいっぱいだったのが、

 

音楽全体が聴こえるようになった。

 

その後も、演奏する行為は変わらないが、

 

視点を変えたことで、仕事に新たな意味を加えることができた。

 

 

 

 

 

成長の機会を得るには、まずは成長したいと願うこと。

 

そして、自分や仕事の見方を変えること。

 

 

 

 

 

成果は、機会と強みの両方が揃ったときに生まれる。

 

 

 

 

 

 

定期的に検査と反省を行う。

 

毎週末に、1週間の仕事ぶりを振り返る。

 

さらに、半年ごとに、土曜の午後と日曜日に仕事ぶりを振り返る。

 

 

 

 

 

<振り返りの内容>

 

・優れた仕事は何か

 

・一生懸命やった仕事は何か

 

・一生懸命やらなかった仕事は何か

 

・お粗末な仕事や失敗した仕事は何か

 

・集中すべきことは何か

 

・改善すべきことは何か

 

・勉強すべきことは何か

 

 

 

毎年1回、2週間ほどかけて、1年を振り返ると共に、次の1年のやるべきことの優先順位を決める機会を必ず設ける。

 

定期的に自らを省みる機会は、意外と少ないもの。

 

手帳で行うとか、誰かと行うとか、やらざるを得ない仕組みをつくることがポイント。

 

長年続ければ、フィードバック効果が現れてくる。

 

 

 

 

 

 

<人生を変えた7つの経験>

 

1、目的とビジョンを持って行動する・・・ヴェルディの教訓

 

2、神々が見ている・・・フェイディアスの教訓

 

3、1つのことに集中する・・・記者時代の決心

 

4、定期的に検証と反省を行う・・・編集長の教訓

 

5、新しい仕事が要求するものを考える・・・シニアパートナーの教訓

 

6、書き留めておく・・・イエズス会とカルヴァン派の教訓

 

7、何によって知られたいか・・・シュンペーターの教訓

 

 

 

 

実践することは学びそのものであり、

 

学ぶことは成長そのもの。

 

 

 

 

「『何によって憶えられたいか』という質問に対して、

 

 50になっても答えられなければ、

 

 人生を無駄に過ごしたことになる。

 

 

 

 

 

<どうすれば覚えられるのか>

 

1、人とは違う何かを持つこと。違いを生み出すこと。

 

2、違いを生み出すために、日々実践して成果をあげ続けること。

 

  人は成果を出している人を記憶にとどめる。

 

3、人は他人に影響を与えることで初めて覚えられる。

 

  「あの人のおかげで」というとき、長く記憶に留められる。

 

 

これが「強みを生かし、卓越性を磨く」ことに通じている。

 

 

 

【実践シート】(6)

 

あなたの所属する組織のミッションは何ですか?

 

そこであなたがなすべきことは何ですか?

 

 

<回答例>

 

・組織:成長と発展を目指す企業リーダーと共に学び行動することで、地域経済の正しい価値創造に貢献する。

 

 自分:企業リーダーにとって正しい意思決定ができる得る情報を適時に提供すること。

 

・組織:お客様の想いを「お客様のお客様」に伝えて、ファンをつくっていくこと。

 

 自分:どのように想いを伝えて、発信するかを考えること。

 

・組織:自社ならではの施設の魅力を伝え、お客様に「快適さ」を提供すること。

 

 自分:既存顧客に引き続きお付き合いいただくだけでなく、常に新規顧客を開拓していくこと。

 

・組織:気づきや学びの力、人と人との絆で地域に新たな価値創造をもたらすこと。

 

 自分:組織のミッションを果たすにふさわしい、一流の知識の担い手になること。

 

 

 

 

【実践シート】(7)

 

あなたの卓越している点(分野)、あるいは、これから卓越性を追求しようとしている点(分野)を挙げてみましょう。

 

 

<回答例>

 

・心を動かすキャッチコピーを考え、販促物の効果を上げていくこと。

 

・コミュニケーション能力をさらに磨きたい。

 

・個人の資質を生かすチームをつくるメンターとしての卓越性を生かし、

 

 それらを効果的に行うワークショップを提供していきたい。

 

 

 

 

 

【実践シート】(8)

 

あなたが考える内なる成長、人格や人の器を磨くための方法を挙げてください。

 

 

<回答例>

 

・早起き、自宅や職場の清掃。半年以上は続けられるようになりたい。

 

・絵を描くこと。社内の清掃や整理整頓、挨拶の徹底。

 

・興味を持ったセミナーや勉強会に休まず参加する。

 

・ブログの執筆を続けること。同じような役割を担う仲間に対し、無償でメンター役を務めること。

 

 

 

 

 

【実践シート】(9)

 

過去1年を振り返り、「予期せぬ成功」を挙げてください。

 

 

<回答例>

 

・様々な集まりに顔を出した結果、業界の垣根を越えてつながりができたこと。

 

・お客様をお呼びしての新年会を開催し、お客様同士にもつながりができ、ご好評いただいたこと。

 

・研修やワークショップで教え手となれたこと。勉強会の司会。

 

 

 

 

【実践シート】(10)

 

今、あなたは何によって憶えられたいですか?

 

 

<回答例>

 

・人間的には、利よりも義を通した人として憶えられたい。

 

 社会的には、多くの人の人生に良い影響を与えた人として憶えられたい。

 

・想いを伝える達人として。

 

・年代や業界を問わずいろいろな人々と接している社交的な人として。

 

・自ら考え、行動するスタッフを育てる人、個々人の強みを生かすメンターとして。

 

 

 

 

「組織は、存在することが目的ではない。

 

 種の永続が成功ではない。

 

 (中略)

 

 組織は社会の機関である。

 

 外の環境に対する貢献が目的である」

 

 

 

仕事に取り組む際は、顧客と社会的役割から目をそらさないように気をつける。

 

その上で、貢献に焦点を合わせることを考える。

 

 

 

 

顧客の立場で考えぬく。

 

常に顧客の立場から、情報を知識に転換していくことが重要。

 

 

 

潜在顧客に着目する。

 

「企業の目的は、それぞれの企業の外にある」

 

まだお店に足を運んでいない顧客をどのように振り向かせるか。

 

そのためにどんな商品が必要かを考え抜く。

 

 

顧客目線で改善する。

 

 

顧客が求める価値を見直す。

 

 

 

 

 

 

「あらゆる組織が3つの領域における成果を必要とする。

 

 すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である。

 

 これらすべてにおいて成果をあげなければ、組織はやがて腐り死ぬ。

 

 したがって、この3つの領域における貢献をあらゆる仕事に組み込んでおかなければならない」

 

 

 

 

 

「事業とは、買わないことを選択できる第三者が、

 

 喜んで自らの購買力と交換してくれるものを提供すること」である。

 

 

 

人を喜ばす力の大きさが、顧客価値を決める。

 

顧客が喜ぶ付加価値をいかに提供できるかが大事。

 

 

 

 

 

組織内で仕事をするということは、誰かに貢献するということ。

 

貢献のバトンをうまく次の人に渡すことが、成果に結び付く。

 

 

 

「自らの果たすべき貢献を考えることは、

 

 知識の段階から行動の段階への起点となる。

 

 問題は、何に貢献したいかと思うことではない。

 

 何に貢献せよと言われたかでもない。

 

 何に貢献すべきかである」

 

 

 

 

 

今や、一人一人が持つ知識を資源に、

 

貢献という仕事の結果をつなげて組織の成果を出す時代。

 

このような社会では、指示待ち人間の存在はとても非効率。

 

それ以前に、すべての指示を誰かが出すことは不可能。

 

自ら何に貢献すべきなのかを考え、自ら行動を起こす

 

「セルフスターター」たるべきことが求められている。

 

 

 

 

 

<「組織の成果」の例>

 

【産婦人科なら…】

 

直接の成果の例…年間総出産数、累計出産数

 

価値への取り組みの例…退院時に母子と父親に笑顔で帰ってもらうこと

 

 

【水泳教室なら…】

 

直接の成果の例…年間受講者数、卒業生の数、成果的スイマーの輩出

 

価値への取り組みの例…水泳を通して心身に共に健康・健全になってもらうこと

 

 

【ディズニーランドなら…】

 

直接の成果の例…年間来場者数、累積来場者数

 

価値への取り組みの例…お客様の笑顔の数が増えること

 

 

 

【小児歯科なら…】

 

直接の成果の例…年間治療患者数

 

価値への取り組みの例…泣かないで帰った子どもが増えること

 

 

 

【予備校なら…】

 

直接の成果の例…合格者数、現役合格者比率

 

価値への取り組みの例…生涯の学び方を身につけたという卒業生が増えること

 

 

 

【旭山動物園なら…】

 

直接の成果の例…年間来場者数

 

価値への取り組みの例…動物を見て「スゴイ」と驚いてもらうこと

 

 

 

 

「対人関係の能力を持つことによって、

 

 よい人間関係がもてるわけではない。

 

 自らの仕事や他との関係において、

 

 貢献に焦点を合わせることによって、

 

 よりよい人間関係がもてる」

 

 

 

 

 

2004年2005年に夏の甲子園連覇を成し遂げた駒澤大学付属苫小牧高校野球部。

 

当時のチーム作りは、厳しい中にも家族的な明るさが宿っていた。

 

体育会系では珍しく、先輩も下級生も、お互いが呼び捨てだった。

 

練習は上下関係なく、失敗に対して容赦ないヤジが飛んだ。

 

自らの結果とまっすぐ向き合い、技を高める。

 

お互い切磋琢磨し合うための助言や叱咤を惜しまない。

 

目標に対してオープンな人間関係の中で練習を積んだことが、

 

連覇という大きな成果につながったと言える。

 

 

 

 

 

「貢献に焦点を合わせることによって、

 

 コミュニケーション、チームワーク、自己開発、人材育成という、

 

 成果をあげる上で必要な4つの基本的な能力を身につけることができる」

 

 

 

 

 

 

個人が組織に貢献するには、

 

1、なすべきことを明確にする

 

2、そのために必要な知識やスキルを磨く

 

3、行動する

 

という3つのプロセスが欠かせない。

 

 

 

 

そのために、人間関係に必要な4つの能力が問われる。

 

1、なすべきことを明確にする・・・「コミュニケーション能力」

 

  なすべきことを明確にするために、

 

  部下や上司、同僚がお互いに

 

  「あなたが貢献するためには、私は何をしなければならないか」

 

  を問う必要がある。

 

  相互理解を進めるためには、質問する力と聴く力が求められる。

 

 

2、そのために必要な知識やスキルを磨く・・・「自己開発」と「人材育成」

 

  「人材育成」とは、他人の「自己開発」を動機づけるという意味合いも含まれる。

 

  「自己開発」とは、教えることや教えられることの限界を知り、自ら学ぶ姿勢を身につけ、行動すること。

 

  結局、私たちは、一人ひとりが自分と向き合って知識やスキルを磨くしかない。

 

 

3、行動する・・・「チームワーク」

 

  共有すべき目的や目標は何か、

 

  それぞれが果たすべき役割は何かがきちんと理解されていることで、

 

  貢献のリレーがつながり、成果に結び付く。

 

  チームで実践するということは、貢献の相互補完に他ならない。

 

 

 

 

 

「なすべき貢献は何であるかという問いに答えを出すには、3つの要素を考える必要がある。

 

 第一は、状況が何を求めているのか。

 

 第二は、自己の強み、仕事の仕方、価値観からして、いかにして最大の貢献をなしうるか。

 

 第三は、世の中を変えるためには、いかなる成果を具体的にあげるべきか」

 

 

 

 

 

 

「あまり先を見てはならない。

 

 貢献のためのプランを明確かつ具体的なものにするには、

 

 長くてもせいぜい1年半を対象期間とするのが妥当である。

 

 問題は、1年半、あるいは2年のうちに、いかなる成果をあげるか、である」

 

 

 

 

 

「顔を上に向けることによって、ほとんど無意識に、

 

 他の人が何を必要とし、何を見、何を理解しているかを知ることができる。

 

 さらには、組織内の人たち、つまり、上司、部下、そして他の分野の同僚に対し、

 

 『あなたが組織に貢献するためには、私はあなたにどのような貢献をしなければならないか』

 

 『いつ、どのように、どのような形で、貢献しなければならないか』を聞けるようになる」

 

 

 

 

 

 

見るべきものは3つある。

 

第一に、成果をあげるには、進むべき道を見据える必要がある。

 

これを組織のミッションという。

 

ミッションは、追求し続けるもの。

 

第二に目を向けるのがビジョン。

 

ビジョンとは、期限付きの到達点。

 

そのイメージを鮮明化させればさせるほど、たどり着く可能性が高まる。

 

第三に、目標。

 

ビジョンをいくつかの目標に分割する。

 

ただし、ミッション、ビジョン、目標はすべて組織の言語。

 

そのままでは顧客に伝わらない。

 

顧客の言語に置き換えなければならない。

 

そのためには、顧客の立場でものを見たり、考えたりできるようになる必要がある。

 

 

 

 

 

「上司の強みを生かすことは、部下自身が成果をあげる鍵である。

 

 上司に認められ活用されることによって、初めて自らの貢献に焦点を合わせることが可能となる」

 

 

 

 

 

「私は新しい仕事を始める度に、『新しい仕事で成果をあげるには、何をしなければならないか』を自問している。

 

 もちろん、答えはその度に違ったものになっている。(中略)

 

 新しい任務で成功する上で必要なことは、卓越した知識や卓越した才能ではない。

 

 それは、新しい任務が要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において重要なことに集中することである」

 

 

 

 

高い基準を満たすには、

 

今、組織やチームに対して、

 

自分がどんな貢献ができるか、

 

将来はどんな貢献を果たせるようになりたいかを問い続けること。

 

欠けている部分がわからなければ、

 

その差を埋めようにも埋まらない。

 

お互いになすべきことは何か、

 

欠けているものは何かを指摘し合うことは、

 

人材開発の最大のポイント。

 

人は自分のためよりも他の人のための方が、

 

思いがけない力を発揮できることがよくある。

 

誰かのために行うことは、

 

巡り巡って自分のためでもある。