昨日はメンタルトレーニングDAYでした。
9時〜14時、野田市清水公園にて、高校生のメンタルコーチング。
1人ほぼ10分のコーチング&レクチャーで、
本人の自発性を引き出しながら、未来の可能性を引き出しながら、
よりその可能性を生かすための方法を、一緒に考えていきました。
1人だけ、2つのテーマを持ってきて、かなり真剣に悩んでいたので、
ちょっと視点を変えるコーチングを長々とやりましたが、
8人全員が、ものすごくいい表情で終えることができたので、
来週末の県大会、そして、今後の彼らの成長が、
ますます楽しみになりました。
セッションは、野球場のベンチに座ってやったり、
公園の日陰のベンチに座ってやったりしましたが、
とってものどかで、暑くもなく寒くもなく、快適な環境でした。
15時〜は、電車で1時間40分もかけて来てくれた学生のメンタルコーチング。
どうにも歯車が噛み合わなくなっていたようで、
最初は「もう辞めようかと思っているんです」と話していましたが、
いろいろと話を聴いていったところ、最後には、笑顔で力強く、
「夢に向かって、明日から改めて、がんばっていこうと思います」
と語ってくれました。
何をやったかというと、
1、現状を受け入れることの大切さ(どんな感情もしっかりと感じること)
2、言葉の大切さ(セルフトークを整えること)
3、夢・目標・理想を明確にし、あたかもそれが成し遂げられたかのように味わうこと
4、理想の状態(夢・目標を成し遂げた自分)を味わった上で今日から過ごすこと
5、呼吸を整えること(瞑想の継続実施)
6、リラックスを意識すること(交感神経と副交感神経をコントロールできるようになること)
7、心を強くする日々の習慣(日記と日誌・アファメーション・自己指示の確認書など)
その他、参考資料も渡して、これから、ますます活躍・成長できるように、送り出しました。
これからの活躍が、本当に楽しみです。
「話を聴くことに集中すると、自律神経が整う」とは、
順天堂大学の小林弘幸先生の弁ですが、
まさに、そんな心地よさを感じた、1日でした。
若者たちよ、ありがとう!
メンタルトレーニング業界に足を踏み入れてから、もうすぐ丸3年。
あの時は、ただ「コーチングをすればいい」とだけ思っていましたが、
「コーチング」+「理論」だからこそ、伝わる、響く、
本質的な変化が、今後も持続的に起こり続ける、と思っています。
「10分カット」みたいに、
10分間メンタルコーチング、1回1000円で、
売り出そうかしら!?
興味ある方、お気軽にご連絡ください。
office.imacoco @ gmail.com
(スペースが空いてますので、詰めて入力してください)
ドラッカーも、言ってます。
成果を上げるためには、「強み」に集中すること。
「何をするのか」も大事。
「何をしないのか」も大事。
「強み」を生かして、社会に「貢献」していくからこそ、
人生はますます豊かになっていきますね!
ドラッカーの世界は3つあったそうですね。
1、書くこと
2、教えること
3、相談に乗ること
僕の世界はいくつあるんだろう?
1、聴くこと
2、伝えること
3、課題解決のお手伝いをすること
結局一緒かな?
何はともあれ、午後も素敵な時間を!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『実践するドラッカー【行動編】』上田惇生・佐藤等
<成果を出すための考え方>
1、貢献…組織を通じて社会に価値を提供する
2、強み…強みを知って生かす、価値観を明らかにする
3、集中…真になすべきことを選ぶ、最も重要な能力
<成果を出すための行動の仕方>
1、時間管理…時間を記録し、分析し、まとまった時間をつくる
2、意思決定…問題の本質を見極め、最適の選択肢を選ぶ
3、自己目標管理…最高の仕事を目指して自らを管理する
4、計画…具体的な行動によって実現の可能性を高める
「知識労働においては、時間の活用と浪費の違いは、成果と業績に直接現れる」
何にも替え難い貴重な資源であるからこそ、
成果をあげるには、時間泥棒から身を守る工夫が必要。
「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする」
時間をどのように使うかから考えてはいけない。
どれだけ確保できるかを最初に考えるのがドラッカー流時間管理の神髄。
問われているのは、手帳の空欄を埋めることではなく、空欄を生み出す能力。
「一般に人は、時間を管理する用意ができていない。
時間を管理するには、まず自らの時間をどのように使っているかを知らなければならない」
「知識労働者が成果をあげるための第一歩は、実際の時間の使い方を記録することである」
昨日何をしていたのか、分単位で思い出せる人はまずいない。
だからこそ、記録しなければならない。
記録がなければ、いくら理想の時間の使い方を考えても机上の空論。
記録こそ、時間管理の第一歩。
2週間、時間の使い方を記録することから始める。
思い立ったが吉日。
今から2週間分、できる限り細かく書き留めることから始める。
その際、次のポイントを忘れない。
・目的は、仕事の廃棄、もしくは、人に任せる仕事を発見すること
・まずは、行動・活動をそのまま記述する(カテゴリー分けは後からでよい)
・仕事以外、土日や休日も含め、寝ている時間以外のすべて記述する
・カテゴリー分けは単に種類で分けるのではなく、目的を記して分類する
×4月2日19時~21時:食事 ◯4月2日19時~21時:お客様との懇談(食事)
・どんな行動・活動も細かく、網羅的に書く。場合によっては、1分刻みも記録する。
時間の記録はたくさんの貴重な発見をもたらす。
できれば、こうした2週間の記録を年に2回、定期的に行う。
分類した後に分析を行うと、意外な発見がある。
筆者(佐藤)の場合、メールの返信に仕事の時間の10%を使っていることが判明。
記録をとった期間のうち、仕事に当てた時間が約200時間。
つまり、20時間もメールを使っていた。
そこで、電話で済むことは電話に変えたところ、おそよ10時間を手にすることができた。
確保した時間は、重要事項に振り向ける。
重要な仕事に振り向ける時間を確保するために、時間を創造する。
<仕事の分類チェック表>
1週間でどの項目にどれくらい時間を使っていたかを調べる。
【仕事時間】1週間で合計___時間___分
⬜︎ 打ち合わせ・商談(対顧客):___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ 社内会議(意思決定・ブレスト等):___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ 社内調整(上司や関係各所への連絡・報告等):___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ デスクワーク(顧客向け提案資料、企画書作成等):___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ デスクワーク(社内報告書類、データ管理等):___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ 電話対応:___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ メール対応:___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ 情報収集(ネット、新聞、雑誌の閲覧等):___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ 移動時間:___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ 昼食、休憩等:___時間___分(全仕事時間の___%)
⬜︎ その他(_____________):___時間___分(全仕事時間の___%)
今行うべきことは何か?
重要なことは何か?
<時間管理の順序>
1、まず現実を知る。
2、重要な行動を特定し、時間を集中させる。
【Aさんの場合】
①契約面談…契約という直接の成果を目指す
②戦略的面談…顧客開拓、既契約者のフォローや友人・知人との情報交換等
③提案準備…契約という直接の成果を目指すための提案書作成等の準備
事前準備において、成果を強く意識する問いを立て、常にチェックする。
「この面談では、どんな成果を目指すのか?」
「この人に自分は何が貢献できるのか?」
「この面談は互いに有益なことがイメージできるのか?」
「この提案では、何が貢献できるのか?」
Aさんは、この時間管理を始めてから、3ヶ月で売上は月平均2倍以上。
売上構成の中で最重要案件については、契約件数が目標の3倍以上。
「非生産的な活動を見つけ排除する。
そのために、すべての仕事について、全くしなかったならば何が起こるかを考える。
『何も起こらない』が答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである」
廃棄こそ、時間確保の唯一の手段。
・その活動は、成果を生んでいるか?
・その活動は、効率が良いか?
・その活動は、惰性ではないか?
・その活動は、重要なものか?
「成果を上げるには、自由に使える時間を大きくまとめる必要がある。
大きくまとまった時間が必要なこと、小さな時間は役に立たないことを認識しなければならない」
1日の終わりに、2時間の塊を何個確保できたかを振り返る。
同時に、塊を意識して、翌日の計画を立てる。
多くの塊を使って、重要な仕事を行うように意識する。
全員が一斉に取り組む仕組みをつくる。
例えば、毎日10時~12時の2時間は、
原則として社内コミュニケーションを禁止して、
相互に時間を分断しない工夫をする。
こうして生まれた時間で、重要な仕事に取り組む。
その恩恵は、すべての人に返ってくる。
【実践シート】(1)
あなたにとって、緊急ではないが、重要な活動や行動は何か?
この1週間、そのためにどれだけ時間を確保したか?
【実践シート】(2)
あなたがやめること、もしくは人に任せることが望ましいと思う活動や行動は何か?
「未来を築くためにまず初めになすべきことは、
明日何をなすかを決めることではなく、
明日をつくるために今日何をなすかを決めることである」
「計画の達成度は三割できれば上々」
正しい答えを探そうとしない姿勢を身につける。
重要なのは、正しい問いを発し、検証すべき仮説を明らかにすること。
<正しい意思決定を行う3つのステップ>
1、共通の理解を得る
①一般的な問題と例外的な問題に分類する
②正しい問いを持って、問題の根本を明確にする
③目的を明らかにして、意見の台本をつくる
2、対立する意見を誘い出す環境をつくる
④関係者を巻き込む
⑤複数の選択肢を得る
3、競合する選択肢の中から一つ選ぶ
⑥最善の解決策を選ぶ
⑦定期的にフィードバックを行い、成果を確認する
<問題の根本を問う>
1、何についての問題か?
2、何が問題か?
3、それはなぜか?
4、何が問題解決の鍵か?
「意思決定は本当に必要かを自問する必要がある。
何も決定しないという代替案が常に存在する。
よい外科医が不要な手術を行わないように、不要な決定を行ってはならない」
意思決定とは、他を切り捨て、最も重要なことに集中する勇気。
言い換えれば、意思決定の技術とは、集中の技術でもある。
「集中こそが、成果をあげる最大の秘訣」
【実践シート】(3)
あなたが今、解決したい問題や課題を挙げてください。
【実践シート】(4)
仕事を通じて叶えたい夢や目標を挙げてください。
知識労働者は第三者が管理・監督することはできない。
マネジメントとは、組織と個人の目標のベクトルを合わせ、一人ひとりに貢献を促し、束ね、成果をあげること。
人の脳には、目標達成を「快」と感じる機能が備わっている。
しかも、目標達成をイメージすることまでも「快」と感じる。
人は目標達成を好む動物だということ。
自分に期待すること。
今はできなくても、「こうなりたい」という目標を持って最後まで諦めなければ、いつか実現する。
「目標は、自らの属する部門への貢献によって規定しなければならない」
<果たすべき貢献を明確にするプロセス>
1、組織の成果を確認すること
・顧客は誰か? ・その顧客が求める価値は何か?
・我々の成果は何か?
2、それらの目標を実現するために、自分ができる貢献を徹底的に考えること。
組織と自分の仕事(貢献)のつながりを意識して的確な自己評価を行い、自身の行動と結果に責任を持つ。
これが成果をあげる人すべてに共通する特徴。
【実践シート】(5)
自分の強みや得意分野を軸とした5年後の理想の姿を描いてください。
【実践シート】(6)
組織の成果とあなた自身の貢献を確認し、5年後の理想とする貢献の範囲やレベルを具体的に書いてください。
【実践シート】(7)
実践シート(5)(6)の回答を前提に、今年・今月・今週、集中して取り組む目標を1つあげてください。
「計画とは、知識を成果に変えるための道筋として、
『いつまでに』『誰が』『何を行うか』を決めること。
『誰』は知識の所有者、『何を』は知識や能力そのものを表す。
例えば、月末までに『企画書の叩き台をつくる』というアクションプランは、
企画書を作成する人、その人が必要な知識や能力を持っていることを前提とする。
組織の計画しかり、個人の計画しかり。
有意義な計画とは何かを考える」
「計画において重要なことは、明日何を行うかを考えることではない。
明日のために今日何を行うかを考えることである。
われわれは、明日行う意思決定について計画しがちである。
楽しいかもしれないが無益である。
意思決定は現在においてしか行えない」
計画は自分にしか立てられない。
少なくとも、週の始まりには、
その1週間、何時から何時まで、
どのように時間を使うかを具体的に書き留めておくべき。
計画とは、未来の重要なことに取り組むための時間を確保するためのもの。
「アクションプランとは意図であって、絶対の約束ではない。
一つひとつの成功が新しい機会をもたらし、
一つひとつの失敗が新しい機会をもたらすがゆえに、
頻繁に修正していくべきものである」
<計画を変更する際の心構え>
1、変化を機会に変えること
2、絶え間なく強みを磨いておくこと
3、機会を成果に変えるための資源を確保しておくこと
【実践シート】(8)
今解決したい問題や課題について、どうすれば解決できるか、具体的な行動を挙げてください。
【実践シート】(9)
どのようにすれば、夢や目標を叶えられますか?
具体的な行動を挙げてください。
【実践シート】(10)
計画を定期的に振り返り、成果に近づくための工夫を挙げてください。
「知識社会においては、継続学習の方法を身につけておかなければならない。
内容そのものよりも、継続学習の能力や意欲の方が大切である。
ポスト資本主義社会では、継続学習が欠かせない。
学習の習慣化が不可欠である」
「『自らの強みが何か』を知ること、
『それらの強みをいかにしてさらに強化するか』を知ること、
そして『自分には何ができないか』を知ることこそ、
継続学習の要である」
<学習を導く方法>
1、強み、得意、長所を見つけ出す
2、それらを伸ばすために、目標を設定し、計画を立てる
3、強みの発揮を阻む制約条件、弱み、不得手、欠点に関心を向ける
4、自ら方向づけできるよう、成果からフィードバックを行う
学びの方法の2大柱は、人から学ぶことと、本から学ぶこと。
師に出会う。
本に出合う。
「企業家社会は、継続学習を必然のものとする。
企業家社会では、成人後も新しいことを一度ならず勉強することが常識となる。
21歳までに学んだことは5年から10年で陳腐化し、
新たな理論、技術、知識と代えるか、少なくとも磨かなければならなくなる。
そのため、一人ひとりの人間が、自らの継続学習、自己啓発、キャリアについて責任を持たなければならなくなる」
「組織社会において、人は、自らの組織を自らの目的・価値・欲求に役立たせるために体系的な情報を必要とする。
人生から何を得るかを問い、得られるものは自らが投じたものによることを知った時、人は人として成熟する。
組織から何を得るかを問い、得られるものは自らが投じたものによることを知った時、人は人として自由になる」
組織の目的
1、社会の役にたつ製品やサービスを供給すること。
2、個人一人ひとりの成長と自己実現の機会を提供すること。
組織は学びの場。
社会、個人、組織の三方がよくあるために、責任を持って組織を利用することが、私たちの務め。
企業とは、利益の道具ではなく、社会に貢献するコミュニティでなければならない。
「今日、大企業や巨大企業は、経営管理者に対し、会社を生活の中心に据えることを期待しすぎている。
しかし実は、仕事オンリーの人間は視野が狭くなる。
仕事オンリーでは、組織だけが人生であるために組織にしがみつく」
<ワークライフバランスの取り方>
1、バランスを取ろうとする分野を意識する。
仕事・生活・健康・経済・家庭・社会・人格・学び・遊びなど
2、それらの分野の目標を立てる。
3、目標を達成するための時間を確保する。
4、焦らずに行動する。
「75歳現役時代」を生き抜くには、
人生と生活の中で多くの分野をバランスさせる知恵が不可欠。
「人を変えることができなかったら、何も変えたことにはならない」byシュンペーター
記録ではなく、人々の記憶の中にある。
それが真のプロフェッショナル。
【実践シート】(11)
師と仰ぐ人、影響を受けた人は誰ですか?
それらの人から学んだことは、今の仕事にどのように生きていますか?
【実践シート】(12)
あなたが教えることのできる知識や技能、経験は何ですか?
どのようにすれば、教える機会をつくることができますか?
【実践シート】(13)
継続して学習していること、今後も学習する必要があることは何ですか?
【実践シート】(14)
仕事以外で、どのような目標を持っていますか?
具体的に行っていることは何ですか?
【実践シート】(15)
あなたは何によって憶えられたいですか?
過去はどうでしたか? 今、これからはどうですか?
文明をつくっているのはあなただ。
<時間管理シートの使い方>
1、週が始まる前に行う
(1)真ん中「今週の目標・役割」欄に重要性の高い行動を記入する。
(2)周囲の7マスに行動計画を記入する
(3)それぞれの行動計画が、8分野のどれに当たるかを記入する。
(4)右下に計画したコマ数(2時間単位)を記入する。
2、当日を迎える前に、その日の予定を見直す
空いている時間に、重要度の高い行動を割り当てる。
3、1週間が終わったら総括をする。
バランスよく時間を取れたかを振り返る。