『鈍感な男 理不尽な女』黒川伊保子
<女性脳のトリセツ>
1、「もう、いい。自分でする!」と突然キレる。
2、「好きにすればいいじゃない」と突き放される。
3、「どうせ私なんか、どうだっていいと思ってるんでしょ?」とすねる。
4、「一緒にいる意味ないよね」と切り出された。
5、口をきいてくれない。
6、「これするの、大変なんだからね」と口にする。
7、うっすら不機嫌
8、「何もわかってない!」と責められる。
9、「あなたって、どうしてそうなの?」と答えようのない質問をする。
10、「仕事と私(家族)、どっちが大事!?」と絡まれる。
11、アドバイスしていたら、逆ギレされた。
12、急に不機嫌になって、取りつく島もない。
13、勝手に電話を切る。
14、「だから、言ったじゃないの」と口うるさい。
15、何度も謝ったことなのに、過去を蒸し返す。
16、突然泣き出す。
17、行き先や帰宅時間を訪ねたら怒り出した。
18、「みんな、私が悪いのよね」と逆ギレする。
女は、惚れた男にだけ、よく機嫌を損ねる生き物である。
なのに、男は、女の機嫌を取るのが苦手だ。
つまり、愛のある女と、才覚のある男のベストカップルほど、
「女の機嫌」につまずくことになる。
<女の機嫌をなおす18の処方箋>
1、「もう、いい。自分でする!」と突然キレる。
【処方箋】「そんなこと言わないで、やらせてよ」と明るく手を差し伸べよう。
女性脳は、察してもらうことを楽しむ脳。
女は、曖昧な言い方で愛を試す。
不機嫌な彼女に、「何、怒ってるんだよ?」は禁句。
曖昧で何を言いたいのかわからない問いかけには、
「~しようか?」「買って来ようか?」「行ってこようか?」と、
とりあえず、提案しよう。
2、「好きにすればいいじゃない」と突き放される。
【処方箋】もちろん、好きにしてはいけない。
「そんなのやだよ。ちゃんと許してほしいんだ」と甘えて食い下がってみて。
「好きにすればいいじゃない」は、相手をコントロールしたい時の脅し文句。
このセリフが頻出する女性には要注意。
長い付き合いの場合は、「あきらめ」がこもった最終通告かも。
彼女との関係を続けたいなら、すぐに食い下がって。
3、「どうせ私なんか、どうだっていいと思ってるんでしょ?」とすねる。
【処方箋】「どうでもいいわけ、ないじゃないか」と真剣に憤慨してほしい。
記念日を効果的に過ごす方法。
①前々から声をかけておくこと。
②記念日の当日、来し方を語り合い、ねぎらいの言葉をかけてあげること。
女性脳は、「大切にされていない」と感じたことが積み重なっていくので、
「どうせ、私なんか・・・」とすねる彼女のモヤモヤした気持ちを吹き飛ばす一言を。
過去(プロセス・積み重ねてきた日々)に愛着を持つ女性脳は、記念日が何よりも大事。
記念日を忘れる=私を大切に思ってくれていない、と感じてしまう。
4、「一緒にいる意味ないよね」と切り出された。
【処方箋】「バカなこと言うなよ」と返そう。
続けて、「一緒にいるだけで意味がある。そんな相手は君しかいない」
ときっぱりと言い切ろう。
「一緒にいる意味ないよね」は明らかに、別れを切り出す一言。
もしも、大切な人にそう言われたら、
「意味? バカなこと言うなよ、大有りだよ。
君を失ったら、どうやって生きていけばいいのか、想像もつかない」
などと言い切ってほしい。
7年目ごとに夫婦の危機がやってくるが、それを乗り越えればまた愛しさが戻ってくる。
5、口をきいてくれない。
【処方箋】あまり気にしないでいいが、ひとつくらいは、いつもはしないサービスをしよう。
女性は、ホルモンバランスの変化によって、どうしてもイライラしてしまう時期があることを理解しておこう。
女性は排卵の3日前くらいから、異性に対してイラついてしょうがなくなることがある。
生理の前後にも、気分の乱高下が起こることがある。
甘いものをちょくちょく口にしている女性は、血糖値の乱高下により、「はしゃぐ、落ち込む、イラつく」を繰り返す。
男性たちは、甘いものをちょいちょい口にする女性、食事をないがしろにする女性には、基本、近づかないほうがいい。女性は自分で自分を律しよう。
彼女が口をきいてくれなくても、普段通りに声をかけよう。
彼女が好きなものを用意する、積極的に家事を手伝うなどして、「機嫌を直してほしいと思っている」ことをさりげなく伝えよう。
6、「これするの、大変なんだからね」と口にする。
【処方箋】「君のそれがあるから、僕は何とかやっていける。いつも本当にありがとう」と返そう。
女性は、本気でやめたかったら、「大変なんだからね」という言い方はしない。
観察力の低い男性は、女性がやっていることをすべて把握できないので、当然感謝の言葉おなく、やり過ごす(というより見過ごす)。
この見過ごされている感に、ちょっとムッとした女性が口にするのが、「大変なんだからね」である。
それに対して、「専業主婦なんだから当たり前だろ」とか「俺だって大変なんだぜ」と言っても仕方ない。「そりゃそうだ。大変だよな、確かに」と相手を労ってあげてほしい。
そのねぎらいだけで、ほとんどの場合、気が済んで、明日からも3倍のタスクをこなしていくようになる。
女性がこなす家事や仕事には、「大変だよね。毎日ありがとう」と感謝の言葉をかけて、労ってあげよう。
7、うっすら不機嫌
【処方箋】しばらくしてから「やっぱり君が一番」「やっぱり君の◯◯が一番」などとさりげなく言おう。
自意識が強いのは、女性脳に備えられた基本機能。哺乳類である人類の女性たちは、妊娠中ならびに授乳中、著しく弱くなる。このため、何か事が起こったら、「私たちはどうなるの?」ととっさに自分と幼子のリスクを測るように脳ができている。
わがままだから自意識が強いのではなく、生殖本能の一部としてそういう能力を与えられているのだ。
まずは、しばらくそっとしておき、別の場面で彼女の料理を褒めたり、「やっぱり君が一番」などという言葉のプレゼントをする。
8、「何もわかってない!」と責められる。
【処方箋】「ごめんな」と即座に謝る。重ねて、気持ちを察してあげられなかったことを謝ろう。
やらなかったことではなく、察しなかったことを謝ろう!
「気づいてあげられなくてごめん」と言えばいい。
大切にする=察することだと思っている女性に、「言ってくれればやったのに」は使ってはならない。
女性は、やってくれなかったことよりも、察してくれなかったことが悲しい。「気づいてあげられなくてごめん」「女心に疎くてすまない」などと、気持ちに対して謝ろう。
9、「あなたって、どうしてそうなの?」と答えようのない質問をする。
【処方箋】「嫌な思いをさせたね、ごめん」と謝ろう。
「メールを打つ暇があったら、1秒でも早く行ってあげたい」と走るより、立ち止まって「ごめんねい」とメールを打つ方が確実。
「なんで?」「どうして?」など、女性脳には答えようのない質問をする癖がある。キレる前にスッキリ謝っておくのが得策。
この時彼女は理由を聞いているわけではない。嫌な気持ちにさせてしまったことを謝ろう。
10、「仕事と私(家族)、どっちが大事!?」と絡まれる。
【処方箋】「君に寂しい思いをさせたね、ごめん」と謝ろう。
「仕事と私(家庭)、どっちが大事!?」に対して、「どっちも大事」ではダメ。
女性は「どっち」を知りたいわけではない。もちろん、仕事が大切なのもわかっている。寂しいから構って欲しいのである。
11、アドバイスしていたら、逆ギレされた。
【処方箋】「君の気持ちは痛いほどわかるよ」と声をかけよう。
女性との対話は、それが「相談」のように聞こえても、「まずは共感、次に共感共感、最後にアドバイス」が基本のリズム。
女性は、夫や上司が何か無神経なことを言ったら、過去の無神経な発言を一瞬で思い出す。
女性が、愚痴やトラブルを語る時は、とにかく共感して欲しい。共感の相槌を打ちながら、ひとしきり話しを聞いてあげよう。
「君も◯◯が悪い」と公平に評価したり、「で、結論は?」「要するに」と話しの腰を折ったり、感情を排除して問題を解決しようとしてはいけない。
女性にとって、「共感」は知的行為の核であり、他人の経験さえも自分の初体験に生かされる。
12、急に不機嫌になって、取りつく島もない。
【処方箋】「どうしたの?」と聞いてみて。「不器用だから、嫌なことがあったら言って欲しい」と真摯に言ってみよう。
歩く時は、自分が車道側に立ち、彼女の歩く速度に合わせて歩くのは、紳士の基本。
ハンドバック以外の大きめの荷物を持っていたら、「持とうか?」と聞くのも当たり前。
これをし損ねた時、「訳も分からず急に不機嫌」の目にあうのかもしれない。
女性の急な不機嫌は、男性の無神経な言動による場合が多い。
レストランで先に奥のいい席に座った、さっさと自分だけ注文した、車道側を歩かせた、ハイヒールなのにずっと歩かせた、いつも自分の観たい映画を優先する、など、きっかけは必ずある。
どうしてほしいのかを素直に聞き、女性の要望は任務(仕事)と心得よう。
13、勝手に電話を切る。
【処方箋】とにかく、掛け直す。「どうしてかけてくるのよ!」と噛みつかれたら、「君の声がききたかったから」と答えよう。
ただし、この「理不尽切り攻撃」が度重なる女性は要注意。女性脳の質の低下は、多くの場合、鉄分、カルシウム、ビタミンB軍の不足がその原因。「朝ごはんをきちんと食べていない」「動物性たんぱく質が足りない」「甘いものが好き」の3点セットであることが多い。忙しさを理由にコンビニ依存していると、この傾向は加速する。
女性は理由もなく、恋人に電話をかけてからんでみたくなることがある。それは、女性ホルモンによって発情しているから。勝手に切られても掛け直して、甘いセリフを言ってあげよう。
14、「だから、言ったじゃないの」と口うるさい。
【処方箋】「本当だね、君の言った通りだった」とにこやかに白旗をあげよう。
「だから言ったじゃないの」は男性が女性に言われてキレる言葉の筆頭のひとつ。この言葉、女性たちは封印した方がいい。
段取り上手の女性脳の口癖には、大人の対応で「君の言う通り」と認めてしまうのが得策。
無意識のうちにリスクヘッジを行う女性脳に大切にされることも大事と心得よう。
15、何度も謝ったことなのに、過去を蒸し返す。
【処方箋】「つらい思いをさせたね」と言い続けよう。
私の父は、私の母から、私の出産にまつわる「ひどいこと」を30年にわたって言われ続けていた。帝王切開後の開腹大手術の後の身体にもかかわらず、「お産は病気じゃない」と言われて無理をすることになり、産後(術後)16日目に倒れてしまった。父は、本当に、心から若き日の母を気の毒に思い、反省もしていた。しかし、ことあるごとにこれを蒸し返されると、父も、そう何度も素直には謝れない。時には、声を荒げることもあった。ところが、母はある時を境に、このセリフを言わなくなった。きっかけは、私のお産である。出産に立ち会った父が、ふとこうつぶやいたのだ。「お産の大変さは、男の想像をはるかに超えるなぁ。あの日、側にいてやれなくて、本当にかわいそうだった。やすこにはつらい思いをさせた」と。父のその言葉は、母の心の中にあった氷の塊を溶かしたようだった。その後、母の口から、産後の仕打ちについて蒸し返されることは、もうなかったのである。
本当に心から溢れるように出てきた同情の言葉だけが、女性の心の中にある氷の塊を溶かすに違いない。
蒸し返される度に、「辛い思いをさせたね」と声をかけていくのにも効果があるが、できれば、蒸し返されたその場ではなく、別の場面で、自発的に同情と反省の言葉を口にしよう。
過去の記憶を一瞬にして思い出す女性脳は、10年前のつらかった出来事も、5年前の悲しかった出来事も、今起こったことのように再現される。
過去を何度も蒸し返されても、その度ごとに心から謝ろう。
16、突然泣き出す。
【処方箋】妻や恋人なら、まずはそっと手を取って見守る。次に、困惑したように抱きしめよう。仕事仲間なら見て見ぬ振りが基本。
女の涙は神経系のパニックで溢れ出てくるもの。手を握りながら見守って、ある程度の波を流させてあげよう。
ビジネスシーンでの女性の涙は「心の汗」と捉え、見て見ぬふりをする。
17、行き先や帰宅時間を訪ねたら怒り出した。
【処方箋】「心配するだろ?」と優しく声をかけよう。
外出時に行き先や帰宅時間を聞かれると、責められていると思い込む専業主婦の方も多い。「責めているわけじゃない」ことを伝えよう。
イレギュラーを嫌う男性脳のために1週間単位でお互いのスケジュールを確認し合うとよい。カレンダーやホワイトボードに書き込む方法も。
18、「みんな、私が悪いのよね」と逆ギレする。
【処方箋】「ごめん、言いすぎたよね。責めてなんかいないんだ」と謝ろう。
女性には「君しかいない」と言う。これは、日々戦い抜いてきたデキる女性たちを、「途方にくれた場所」から救い出す、魔法の言葉だ。
何かトラブルが起こったとき、被害者意識が発動するのが女性脳の特徴である。「ごめん、言いすぎた」と言って安心させてあげよう。
女性がビジネスで責任ある仕事を任された時、真っ先に脳裏に浮かぶのは自己都合。「君ならできる」ではなく「君しかいない」と言い切ろう。
女性の不機嫌の原因は、彼女たちから見た男性の思いやりのなさ、無神経な言動、口下手や気の利かなさなどがほとんどだ。
しかしそれらは、男性の人間性の問題ではなく、ほとんどが脳の認知機能の違いからくるもの。
だから、男性脳と女性脳の認知機能の違いがわかると、女性の不機嫌のわけも、それに対するそれぞれの処方箋も、ストンと腹に落ちてくるはずなのだ。
そして、「わがまま」「理不尽」ときに「不条理」とさえ感じる「女性の様々な不機嫌の理由」の根底にあるのは、ただ一つ、「あなたのことが大好きで、大好きなあなたから大切にされたい」という思いだけ、ということに気づくだろう。
男性には、ぜひこのことを知っておいてもらいたい。
「あ~、そうなんだ。それはつらいよね」と親身に相槌を打ちつつ、気持ちよく聞いてあげると、女の話は最短で終わるというデータがある。
女性の恋の賞味期限は3年間
恋の終わりに、女たちは、「彼は変わった」と嘆くのだけれど、変わったのはたいてい女性脳の方。
恋を成就させたかったら、女性の警戒解除期間中、すなわち3年以内にさっさと結婚してしまうこと。
女性は「この人と一緒にいる意味」をいつも探している。
「一緒にいる意味」とは、一言で言うと「共感」だ。
ある経営者の方が、「女性スタッフに大切に思われている店舗は、どんなに条件が悪いところにあってもすたれない」と話してくれた。
女性に大切に思われること。
これは、公私を問わずとても大事なことなのだ。
だから、機嫌よく、穏やかに毎日の暮らしを紡ぐ「いい女」に大切にされている男性は、心身ともに健やかで、仕事もプライベートもうまくいく。
運がいい男には、母にしろ、妻にしろ、仕事仲間にしろ、大切に思ってくれている女性がいる。
ゆめゆめ、女性の機嫌を侮るなかれ。
「いい女」の定義は簡単である。
その人の機嫌が安定していること。
そのことに尽きる。
女の気分の乱高下は、女性脳の基本機能を低下させ、一緒にいる男性脳を殺す。
とはいえ、女性脳には、惚れた相手にだけ気分を乱高下させる癖がある。
それは、恋を成就させるために、神様が与えてくれた魔法。
一方で、女性たちにも警告せざるを得ない。
直感力が働くいい男は、気分を乱高下させる女に近寄りもしない。
つまり、気分の乱高下がある女性は、自分も出世しないし、いい男にも出会えない。
女性は自分の機嫌は自分で保っておくべき。
大切な人のことだから、何もかも知りたい女と、大切な人だから、自分に起きた瑣末なこと(特に経過)は話さない男。
私たちは悲しいことに、「大切に思うが故にしていること、望むこと」が正反対なのである。
私たちは、悲しいことに、互いに大切に思えば思うほど、その気持ちを傷つけ合って生きて行く。
だからこそ、愛を貫くことは美しいのかもしれない。
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【福岡】1月28日(土)14時〜16時半
コーアクティブ・コーチング体験会 in 博多
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【東京】2月4日(土)14時〜17時
人との関係性が人生を変える
〜メンタル・コーチとインド・アーユルヴェーダが
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【宮崎】2月19日(日)10時〜12時半
「メンタル・コーチが伝える『お悩み解決』セミナー」
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自分の人生の主人公として生きる第一歩は、
自分の心の声に気づくこと。
そのために、自分の心の声に耳を傾けること。
僕も、コーチングを学び始め(2013年4月〜)、
定期コーチングを受けるようになってから(2013年7月〜)、
どんどん自分とつながれるようになり、
日々、心穏やかに、笑顔で、楽しく、過ごせるようになっていきました。
「自分とつながる」というと意味がわかりにくいですが、
実際に、つながれるようになると、面白い変化が起こってきます。
力む必要がなくなり、軽やかに、自然体で、日々を過ごせるようになります。
結果、僕の場合は、未来にワクワクして、不安が「やりたい」に変わり、
会社を辞めずにはおれなくなりました。
(これはあくまで僕のケースです)
3ヶ月、6回~の定期セッションを終えられた方は、
自信を持って行動できるようになり、
より充実した日々を楽しんで過ごせるようになっています。
1回でも確実にお役に立ちます。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
方法:対面・電話(Skype・LINE・Facebookの無料通話など)
時間:30分〜1時間
料金:30分:3,000円
1時間:5,000円
※初回サンプルセッションの金額です。
時間帯:朝5時~夜9時スタートまで
※終了後、簡単なアンケートにお答えください。
お申し込み:メールにて下記まで、お申し込みください。
office.imacoco@gmail.com
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