すごい素敵な本でした。
自分の選本眼に感動!(笑)
内容もさることながら、
後で気がついたのですが、
原稿料・印税等は、「読売光と愛 復興支援大学等奨学金」に全額寄付します。
東日本大震災で被災しながらも自らの手で復興を、と志す若者を支えるための奨学金です。
と書かれていました。
道徳についての想いが詰まった本です。
道徳教育云々の前に、一人一人の子どもの現状をしっかりと見つめ、
そこから、一歩、二歩と、確実に前に向かって歩んでいけるような関わり、
環境を整えることこそ、本当に大切なことですね。
そして、道徳では、「対話」を通じた学びを得ていくこと。
自分を客観視すること。疑うこと。相対化すること。
そうやって、揺れながら、ブレながら、しかし確実に、
「自分」に対する気づきと、「周りの人」に対する気づきを得ていくことから、
「よりよく生きていく」ことができるようになっていくと思っています。
まずは、問いを持つことから、ですね。
「今日、よりよく生きるためにできることは何だろう?」
問いを持つことから、ますます素敵な日々をお過ごしくださいね!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
学生にやる気を起こさせたいと、あの手この手の取り組みをする大学もあります。
ある大学の経済学部では、
入学直後の「数学」のテストで一定の点数に達しなかった1年生を集め、
算数問題を課す授業を行っていました。
科目名は「生活数学」。
「算数」では学生のプライドが傷つく、「数学」では難しすぎる、という配慮を反映して。
実際は、「2+3=」で始まる計算問題の勉強です。
担当教授は、経済学部に基礎的な計算が不可欠であることを説明し、
「コンビニの店員がお釣りを間違えてもわからないと、損するのは君たちだよ」
と現実的なメリットを訴えます。
かつて受講した先輩も参加し、
「この授業のおかげで暗算力が伸び、専門科目でもいい成績が取れるようになった」
と効用を語ります。
そんなやりとりをしつつ、
1年生は、90分の授業をフルに計算プリントに向かい、
終わると先生や先輩たちが待つ教室の一角で採点を受けます。
先生たちは全問正解であれば、大きな花丸をつけて、
「がんばっているね」と褒め、次はちょっとハードルを上げたプリントに・・・。
そうした半年間の受講の繰り返しで、ついていく自信と計算力。
学習意欲が乏しい上、テストでふるい分けられ、
妙な授業を受けさせられる現場への不満、反発から、
当初は机に突っ伏す1年生が目立ちました。
それが、先生の話を聞きながら、徐々に頭をもたげ、
先輩たちの「一緒にがんばろうよ」という呼びかけで背筋も伸ばすようになるのです。
採点に当たった先輩学生も、
「この授業ですごく変わった。私も頑張れるんだ、と知ったことが大きい」
と振り返っていました。
学生に「自信」をつけさせるため、別の大学の准教授は、「拍手」を活用していました。
担当する授業で、誰かが発言したら、他の人は必ず拍手を送るようルールを決めたのです。
最初は、討論中心の授業をしたいと考えていましたが、その構想はすぐに潰えました。
「変なことを言ったらみんなに笑われる」などと萎縮して、ほとんど発言はゼロ。
このため准教授は、討論の準備学習は必要だけれど、
それよりもまず、どんな発言をしてもこの教室では大丈夫という
「安心感」を演出することが重要だと考えました。
その中で自信を持たせないと、学生は成長する機会すらつかめないと理解したわけです。
効果はてきめんでした。
「ここでなら意見が言える」という学生のはずむ声を通して、
「自信を持たせて社会に出してあげたい」という准教授の願いが胸に響き、
同時に、小学校や中学校でもこうした取り組みを行っていれば、という感想が去来しました。
新しい道徳の基本姿勢は、「考え、議論する」。
自ら問いを立て、解を求めるために考える。
解に向けて考え、調べ、同級生や教師と意見を交わし、また考える。
親や教師の言いなり、ましてや国の言いなりになる子を育てるのが目的ではない。
おとなの「当たり前」を疑える。
それは学びの原点であり、言い換えれば、民主主義の原点ではないでしょうか。
自ら考え、質問し、議論し、意思決定に参加する力を育てる。
道徳教育のあるべき姿に思いを致すことは、
民主主義の基本を守り、発展させることに通じると信じています。
「私はどう生きるべきか」
この大きな問いが道徳に関わる問い。
道徳を最低限のルールとみなすのと、人間の理想と考えるのでは、
道徳教育で何を教えるかも変わってくる。
しかし、どれも誤りではない。
どこから見るかで見え方が違う。
道徳は時に人を傷つける武器にもなりうる。
たとえば、誰かの行為が「道徳的でない」と認知された時、その人を一斉に「叩く」行為。
道徳は、道徳的な問題について考え、議論する時間。
教育とは目の前の子どもたちに大人として真正面から向き合うことによって、
20〜30年先の未来社会を「創造」することに他なりません。
「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創り出すことである」
アラン・ケイ
「特別の教科 道徳」では、児童生徒の人格形成に関わる力の育成という観点から、
1、数値による評定はしない
2、当該教科の免許を持つ専門の教員ではなく、学級担任を中心に授業を行う
という一般の「教科」とは異なる制度的側面がある。
補助教材の使用にあたっては、著作権の問題について注意することが必要。
基本的には、著作権者以外の者が著作物を利用する場合には、
著作権者の承諾を得る必要があります。(著作権法第63条)
ただし、学校において、
授業の過程で供することを目的とする場合には、
必要と認められる限度において、
著作物を自由に利用することが認められています。(著作権法第35条)
自分が他者とどう関わるかという知恵であり方法が道徳。
それは、歴史的に醸成されてきた結晶のようなもの。
社会生活をしていく上での基本となるものでもあり、物事を判断していく土台となるもの。
他者と関わるためには、自分がどう生きるのかということが問題となる。
したがって、道徳を問うことなしには、社会は成り立たない。
道徳なしには幸福な社会は築けない。
「国を愛する心」とは、自分の国をよくしていこうとする「心がけ」。
国との関わり方を考え、学ぶことは、道徳教育の重要な役割。
「特別の教科 道徳」では、
数値による成績付けは行わず、
児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止め、励ますために記述式で評価を行います。
こうした評価は、道徳の授業改善につながるばかりでなく、
先生に子どもたち一人ひとりとしっかり向き合うことを求めるものです。
2006年の調査
「自分のためになると思うこと」
「友達の意見を聞く」小学生25% 中学生24%
「自分でじっくり考える」小学生23% 中学生26%
「自分の思いを書く」小学生18% 中学生18%
「自分の考えを発表する」小学生14% 中学生8%
「先生の話を聞く」小学生13% 中学生13%
「資料を読む」小学生5% 中学生9%
「人生をよく生きるために必要な諸価値はこれです」と教えられ、
幼い時にはそれに従っていても、
やがて、「なぜそれが大切なの?」と問い、
自分で納得できる答えを見つけたいと考えるようになる。
それが、人間の道徳的な成長です。
だからこそ、押し付けや強制は道徳教育の対極なのです。
「自分の人生をどう生きるか」。
その問いを考え続ける資質こそ、道徳性を自ら成長させる原動力となります。
道徳科は、対話や議論を通して、考え続け、自ら道徳性を養う力を育てることを目指しています。
「一番大切なことは、単に生きることそのことではなく、善く生きることである」ソクラテス
問題解決的な学習とは、
与えられた問題を解いていくだけの受け身の学習ではない、
自ら問いを持って主体的に学ぶ学習。
道徳では、道徳的に意味のある問いを他者と共に考え、議論する学びの実現が求められている。
固い土に種を蒔いても芽が出ないように、
話し合いには違いを認め合える学級づくりという耕しが必要です。
多様な感じ方や考え方を引き出すには、
「違いを楽しみながら、違いから学ぶ」という姿勢を
教師自身が打ち出すことが大切。
道徳は進歩する。
批判することで、新しい道徳に進化させることもできる。
道徳科の評価は、励ますため、その子の生き方を励ますための評価。
良さを引き出して励ます活動。
子ども自身が、
自分にはこんないいところがあるのかな、
こういうところをもっと伸ばしていこうかな
と考えていくために手助けになるように評価する。
小学校の体育で跳び箱をする。
最初から5段跳べる子どもと、
最初は全然跳べなかったけれど、
練習して3段跳べるようになった子どもがいたとする。
体育では技能を評価するので、
この2人の子どもでは5段跳べるこの技能が高いと評価される。
でも、ゼロから3段跳べるようになった子どもの成長もすごい。
この成長を評価する。
すると、そこまでに何が起こっていたかという練習のプロセス、
その中での変化を捉える必要がある。
跳べるようになったのは、
その子どもが自分の跳び方はどこがダメなのかを跳べる人と比べて考えたり、
試行錯誤してみたりと工夫して改良していったのかもしれない。
そうすると、「思考・判断」が高く評価できるはず。
あるいは、失敗しても繰り返し挑戦したり、
友達に自分からアドバイスを求めたりしている様子がみられたら、
「関心・意欲・態度」を評価できる。
「思考・判断」を評価するには、
たとえば、「どんな工夫をしましたか?」とワークシートで振り返らせることで見えてくる。
「関心・意欲・態度」は、子どもの学びの姿を観察する教師の目がなければ見逃してしまう。
成長へのプロセスで何が起こったかをみて、
プロセスを評価することで、
子どもも「じゃあ、次は4段に挑戦しよう」とか、
「他の運動もがんばってみようかな」と学習意欲を引き出せるようになる。
評価が次につながる。
授業の最後に、「思いやりって何なのか、よくわからなくなった」と悩む姿も、
問題を真摯に受け止めている「よさ」として積極的に評価できる。
「アクティブ・ラーニング」の視点が目指すのは、
「主体的・対話的で深い学び」を実現し、学校で学ぶことが、
社会で生きて働く知識や力として子どもたちの身につくようにすること。
「知っているかどうか」よりも、「どう思うか」、自分の意見を発表できることが大事。
道徳の授業では、国語とは違うので、読み取りになってはいけない。
たとえばいじめ。
いじめが一向に減らないのは、
「いじめが悪いことである」とは誰もが頭では理解しているが、
「いじめが悪い」ということを自覚していないから。
理解しているのに、それを自分の問題として内在化していないから。
こうした道徳的価値の自覚を促すことが道徳科の大きな役割。
理解と自覚の間をつなぐ、架橋するのが「考え、議論する」こと。
いじめのない、他者とよりよくつながる社会を築く方途を考えることは道徳教育の重要な課題。
道徳科の中で、
いじめがなくなるような人間をどのように育てるのか、
よりよい社会をどのように築くのか。
そういう本質的で積極的な議論を真剣にしなければいけない。
そのためにも、いじめに目を背けずに、直接的な対象として考え、議論する必要がある。
それができるのは道徳科の大きな特質ですし、道徳科にしかできないこと。
せっかくの道徳科に授業を、もっと有効に大切にする必要がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
9月21日(水)【福岡】18時半〜20時半 参加費3,000円
「ご機嫌な職場のつくり方」
会場:天神5丁目4-15 タキビル1F セミナールーム
https://www.facebook.com/events/1076960219025230/
9月23日(金)【福岡】6時半〜8時 参加費2,000円
「やる気を引き出すコーチングコミュニケーション講座」
会場:福岡市中央区大名2-8-18 4F OZ Company 会議室
https://www.facebook.com/events/1104254603022594/
9月23日(金)【大分・別府】19時〜20時30分
「コーチング×教育」混浴対談
https://www.facebook.com/events/1010961945667760/
9月24日(土)【福岡】14時〜16時半 参加費1,000円
「響き合う社会をつくる 〜コーアクティブ・コーチング体験会〜」
会場:大名
https://www.facebook.com/events/109401079503849/
10月8日(土)【宮崎】10時〜12時半 参加費3,000円
「〜人生、すべてがうまく回り出す・自分らしく生きるための〜 自分を認めるワークショップ」
会場選定中。
10月23日(日)【東京・八王子】13時半〜16時半 参加費3,000円
「〜1年で売り上げ10倍になりました〜 やりたいことでお金を稼ぐコツ」
10月26日(水)【東京・大崎】10時〜12時 参加費1,500円
「幸せな子どもが育つ親の関わり」
【東京・大崎】13時半〜16時 参加費3,000円
「人生、すべてがうまく回り出す 自分を認めるワークショップ」
午前・午後、通しで参加で4,000円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【講座主催者募集します!】
講座を開催してほしい方、参加したい方、全国各地に出向きます。
「興味ある」「ぜひやりたい」という方、お気軽にご連絡ください。
<講座内容>
1、やる気を引き出すコーチング・コミュニケーション講座
2、成果を上げるための「ご機嫌な職場のつくり方」
3、イライラ・モヤモヤ・クヨクヨとおさらば! ご機嫌な自分のつくり方
4、「自分らしく生きる」「本番で結果を出す」ためのメンタル・トレーニング
5、「人生の目的」を明確にして力強く歩むワークショップ
6、自分という大地に根を張るワークショップ
7、脳力発揮のための熟睡のコツ
8、1年で売り上げ1倍になりました! 「やりたいことでお金を稼ぐ」コツ
9、知れば知るほど、人生がうまく回り出す! 「自分を認める」ワークショップ
【連絡先】
yoshitoshi1227@gmail.com
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自分の人生の主人公として生きる第一歩は、
自分の心の声に気づくこと。
そのために、自分の心の声に耳を傾けること。
僕も、コーチングを学び始め(2013年4月〜)、
定期コーチングを受けるようになってから(2013年7月〜)、
どんどん自分とつながれるようになり、
日々、心穏やかに、笑顔で、楽しく、過ごせるようになっていきました。
「自分とつながる」って意味がわかりにくいですが、
実際に、つながれるようになると、面白いです。
力む必要がなくなり、軽やかに、自然体で、日々を過ごせるようになります。
結果、未来にワクワクして、「やりたい」に変わり、
会社を辞めずにはおれなくなりました。
(これはあくまで僕のケースです)
3ヶ月、6回~の定期セッションを終えられた方は、
自信を持って行動できるようになり、
より充実した日々を楽しんで過ごせるようになっています。
1回でも確実にお役に立ちます。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
方法:対面・電話(Skype・LINE・Facebookの無料通話など)
時間:30分〜1時間
料金:お気持ち金制
(受けた後のお気持ちを、後日、お振込ください)
時間帯:朝5時~夜9時スタートまで
※終了後、簡単なアンケートにお答えください。
お申し込み:メールにて下記まで、お申し込みください。
yoshitoshi1227@gmai.com
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メールマガジン、ほぼ毎日発行してます。
「1分で読めるビジネス書」
http://www.mag2.com/m/0001674083.html
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自分の選本眼に感動!(笑)
内容もさることながら、
後で気がついたのですが、
原稿料・印税等は、「読売光と愛 復興支援大学等奨学金」に全額寄付します。
東日本大震災で被災しながらも自らの手で復興を、と志す若者を支えるための奨学金です。
と書かれていました。
道徳についての想いが詰まった本です。
道徳教育云々の前に、一人一人の子どもの現状をしっかりと見つめ、
そこから、一歩、二歩と、確実に前に向かって歩んでいけるような関わり、
環境を整えることこそ、本当に大切なことですね。
そして、道徳では、「対話」を通じた学びを得ていくこと。
自分を客観視すること。疑うこと。相対化すること。
そうやって、揺れながら、ブレながら、しかし確実に、
「自分」に対する気づきと、「周りの人」に対する気づきを得ていくことから、
「よりよく生きていく」ことができるようになっていくと思っています。
まずは、問いを持つことから、ですね。
「今日、よりよく生きるためにできることは何だろう?」
問いを持つことから、ますます素敵な日々をお過ごしくださいね!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
学生にやる気を起こさせたいと、あの手この手の取り組みをする大学もあります。
ある大学の経済学部では、
入学直後の「数学」のテストで一定の点数に達しなかった1年生を集め、
算数問題を課す授業を行っていました。
科目名は「生活数学」。
「算数」では学生のプライドが傷つく、「数学」では難しすぎる、という配慮を反映して。
実際は、「2+3=」で始まる計算問題の勉強です。
担当教授は、経済学部に基礎的な計算が不可欠であることを説明し、
「コンビニの店員がお釣りを間違えてもわからないと、損するのは君たちだよ」
と現実的なメリットを訴えます。
かつて受講した先輩も参加し、
「この授業のおかげで暗算力が伸び、専門科目でもいい成績が取れるようになった」
と効用を語ります。
そんなやりとりをしつつ、
1年生は、90分の授業をフルに計算プリントに向かい、
終わると先生や先輩たちが待つ教室の一角で採点を受けます。
先生たちは全問正解であれば、大きな花丸をつけて、
「がんばっているね」と褒め、次はちょっとハードルを上げたプリントに・・・。
そうした半年間の受講の繰り返しで、ついていく自信と計算力。
学習意欲が乏しい上、テストでふるい分けられ、
妙な授業を受けさせられる現場への不満、反発から、
当初は机に突っ伏す1年生が目立ちました。
それが、先生の話を聞きながら、徐々に頭をもたげ、
先輩たちの「一緒にがんばろうよ」という呼びかけで背筋も伸ばすようになるのです。
採点に当たった先輩学生も、
「この授業ですごく変わった。私も頑張れるんだ、と知ったことが大きい」
と振り返っていました。
学生に「自信」をつけさせるため、別の大学の准教授は、「拍手」を活用していました。
担当する授業で、誰かが発言したら、他の人は必ず拍手を送るようルールを決めたのです。
最初は、討論中心の授業をしたいと考えていましたが、その構想はすぐに潰えました。
「変なことを言ったらみんなに笑われる」などと萎縮して、ほとんど発言はゼロ。
このため准教授は、討論の準備学習は必要だけれど、
それよりもまず、どんな発言をしてもこの教室では大丈夫という
「安心感」を演出することが重要だと考えました。
その中で自信を持たせないと、学生は成長する機会すらつかめないと理解したわけです。
効果はてきめんでした。
「ここでなら意見が言える」という学生のはずむ声を通して、
「自信を持たせて社会に出してあげたい」という准教授の願いが胸に響き、
同時に、小学校や中学校でもこうした取り組みを行っていれば、という感想が去来しました。
新しい道徳の基本姿勢は、「考え、議論する」。
自ら問いを立て、解を求めるために考える。
解に向けて考え、調べ、同級生や教師と意見を交わし、また考える。
親や教師の言いなり、ましてや国の言いなりになる子を育てるのが目的ではない。
おとなの「当たり前」を疑える。
それは学びの原点であり、言い換えれば、民主主義の原点ではないでしょうか。
自ら考え、質問し、議論し、意思決定に参加する力を育てる。
道徳教育のあるべき姿に思いを致すことは、
民主主義の基本を守り、発展させることに通じると信じています。
「私はどう生きるべきか」
この大きな問いが道徳に関わる問い。
道徳を最低限のルールとみなすのと、人間の理想と考えるのでは、
道徳教育で何を教えるかも変わってくる。
しかし、どれも誤りではない。
どこから見るかで見え方が違う。
道徳は時に人を傷つける武器にもなりうる。
たとえば、誰かの行為が「道徳的でない」と認知された時、その人を一斉に「叩く」行為。
道徳は、道徳的な問題について考え、議論する時間。
教育とは目の前の子どもたちに大人として真正面から向き合うことによって、
20〜30年先の未来社会を「創造」することに他なりません。
「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創り出すことである」
アラン・ケイ
「特別の教科 道徳」では、児童生徒の人格形成に関わる力の育成という観点から、
1、数値による評定はしない
2、当該教科の免許を持つ専門の教員ではなく、学級担任を中心に授業を行う
という一般の「教科」とは異なる制度的側面がある。
補助教材の使用にあたっては、著作権の問題について注意することが必要。
基本的には、著作権者以外の者が著作物を利用する場合には、
著作権者の承諾を得る必要があります。(著作権法第63条)
ただし、学校において、
授業の過程で供することを目的とする場合には、
必要と認められる限度において、
著作物を自由に利用することが認められています。(著作権法第35条)
自分が他者とどう関わるかという知恵であり方法が道徳。
それは、歴史的に醸成されてきた結晶のようなもの。
社会生活をしていく上での基本となるものでもあり、物事を判断していく土台となるもの。
他者と関わるためには、自分がどう生きるのかということが問題となる。
したがって、道徳を問うことなしには、社会は成り立たない。
道徳なしには幸福な社会は築けない。
「国を愛する心」とは、自分の国をよくしていこうとする「心がけ」。
国との関わり方を考え、学ぶことは、道徳教育の重要な役割。
「特別の教科 道徳」では、
数値による成績付けは行わず、
児童生徒がいかに成長したかを積極的に受け止め、励ますために記述式で評価を行います。
こうした評価は、道徳の授業改善につながるばかりでなく、
先生に子どもたち一人ひとりとしっかり向き合うことを求めるものです。
2006年の調査
「自分のためになると思うこと」
「友達の意見を聞く」小学生25% 中学生24%
「自分でじっくり考える」小学生23% 中学生26%
「自分の思いを書く」小学生18% 中学生18%
「自分の考えを発表する」小学生14% 中学生8%
「先生の話を聞く」小学生13% 中学生13%
「資料を読む」小学生5% 中学生9%
「人生をよく生きるために必要な諸価値はこれです」と教えられ、
幼い時にはそれに従っていても、
やがて、「なぜそれが大切なの?」と問い、
自分で納得できる答えを見つけたいと考えるようになる。
それが、人間の道徳的な成長です。
だからこそ、押し付けや強制は道徳教育の対極なのです。
「自分の人生をどう生きるか」。
その問いを考え続ける資質こそ、道徳性を自ら成長させる原動力となります。
道徳科は、対話や議論を通して、考え続け、自ら道徳性を養う力を育てることを目指しています。
「一番大切なことは、単に生きることそのことではなく、善く生きることである」ソクラテス
問題解決的な学習とは、
与えられた問題を解いていくだけの受け身の学習ではない、
自ら問いを持って主体的に学ぶ学習。
道徳では、道徳的に意味のある問いを他者と共に考え、議論する学びの実現が求められている。
固い土に種を蒔いても芽が出ないように、
話し合いには違いを認め合える学級づくりという耕しが必要です。
多様な感じ方や考え方を引き出すには、
「違いを楽しみながら、違いから学ぶ」という姿勢を
教師自身が打ち出すことが大切。
道徳は進歩する。
批判することで、新しい道徳に進化させることもできる。
道徳科の評価は、励ますため、その子の生き方を励ますための評価。
良さを引き出して励ます活動。
子ども自身が、
自分にはこんないいところがあるのかな、
こういうところをもっと伸ばしていこうかな
と考えていくために手助けになるように評価する。
小学校の体育で跳び箱をする。
最初から5段跳べる子どもと、
最初は全然跳べなかったけれど、
練習して3段跳べるようになった子どもがいたとする。
体育では技能を評価するので、
この2人の子どもでは5段跳べるこの技能が高いと評価される。
でも、ゼロから3段跳べるようになった子どもの成長もすごい。
この成長を評価する。
すると、そこまでに何が起こっていたかという練習のプロセス、
その中での変化を捉える必要がある。
跳べるようになったのは、
その子どもが自分の跳び方はどこがダメなのかを跳べる人と比べて考えたり、
試行錯誤してみたりと工夫して改良していったのかもしれない。
そうすると、「思考・判断」が高く評価できるはず。
あるいは、失敗しても繰り返し挑戦したり、
友達に自分からアドバイスを求めたりしている様子がみられたら、
「関心・意欲・態度」を評価できる。
「思考・判断」を評価するには、
たとえば、「どんな工夫をしましたか?」とワークシートで振り返らせることで見えてくる。
「関心・意欲・態度」は、子どもの学びの姿を観察する教師の目がなければ見逃してしまう。
成長へのプロセスで何が起こったかをみて、
プロセスを評価することで、
子どもも「じゃあ、次は4段に挑戦しよう」とか、
「他の運動もがんばってみようかな」と学習意欲を引き出せるようになる。
評価が次につながる。
授業の最後に、「思いやりって何なのか、よくわからなくなった」と悩む姿も、
問題を真摯に受け止めている「よさ」として積極的に評価できる。
「アクティブ・ラーニング」の視点が目指すのは、
「主体的・対話的で深い学び」を実現し、学校で学ぶことが、
社会で生きて働く知識や力として子どもたちの身につくようにすること。
「知っているかどうか」よりも、「どう思うか」、自分の意見を発表できることが大事。
道徳の授業では、国語とは違うので、読み取りになってはいけない。
たとえばいじめ。
いじめが一向に減らないのは、
「いじめが悪いことである」とは誰もが頭では理解しているが、
「いじめが悪い」ということを自覚していないから。
理解しているのに、それを自分の問題として内在化していないから。
こうした道徳的価値の自覚を促すことが道徳科の大きな役割。
理解と自覚の間をつなぐ、架橋するのが「考え、議論する」こと。
いじめのない、他者とよりよくつながる社会を築く方途を考えることは道徳教育の重要な課題。
道徳科の中で、
いじめがなくなるような人間をどのように育てるのか、
よりよい社会をどのように築くのか。
そういう本質的で積極的な議論を真剣にしなければいけない。
そのためにも、いじめに目を背けずに、直接的な対象として考え、議論する必要がある。
それができるのは道徳科の大きな特質ですし、道徳科にしかできないこと。
せっかくの道徳科に授業を、もっと有効に大切にする必要がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
9月21日(水)【福岡】18時半〜20時半 参加費3,000円
「ご機嫌な職場のつくり方」
会場:天神5丁目4-15 タキビル1F セミナールーム
https://www.facebook.com/events/1076960219025230/
9月23日(金)【福岡】6時半〜8時 参加費2,000円
「やる気を引き出すコーチングコミュニケーション講座」
会場:福岡市中央区大名2-8-18 4F OZ Company 会議室
https://www.facebook.com/events/1104254603022594/
9月23日(金)【大分・別府】19時〜20時30分
「コーチング×教育」混浴対談
https://www.facebook.com/events/1010961945667760/
9月24日(土)【福岡】14時〜16時半 参加費1,000円
「響き合う社会をつくる 〜コーアクティブ・コーチング体験会〜」
会場:大名
https://www.facebook.com/events/109401079503849/
10月8日(土)【宮崎】10時〜12時半 参加費3,000円
「〜人生、すべてがうまく回り出す・自分らしく生きるための〜 自分を認めるワークショップ」
会場選定中。
10月23日(日)【東京・八王子】13時半〜16時半 参加費3,000円
「〜1年で売り上げ10倍になりました〜 やりたいことでお金を稼ぐコツ」
10月26日(水)【東京・大崎】10時〜12時 参加費1,500円
「幸せな子どもが育つ親の関わり」
【東京・大崎】13時半〜16時 参加費3,000円
「人生、すべてがうまく回り出す 自分を認めるワークショップ」
午前・午後、通しで参加で4,000円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【講座主催者募集します!】
講座を開催してほしい方、参加したい方、全国各地に出向きます。
「興味ある」「ぜひやりたい」という方、お気軽にご連絡ください。
<講座内容>
1、やる気を引き出すコーチング・コミュニケーション講座
2、成果を上げるための「ご機嫌な職場のつくり方」
3、イライラ・モヤモヤ・クヨクヨとおさらば! ご機嫌な自分のつくり方
4、「自分らしく生きる」「本番で結果を出す」ためのメンタル・トレーニング
5、「人生の目的」を明確にして力強く歩むワークショップ
6、自分という大地に根を張るワークショップ
7、脳力発揮のための熟睡のコツ
8、1年で売り上げ1倍になりました! 「やりたいことでお金を稼ぐ」コツ
9、知れば知るほど、人生がうまく回り出す! 「自分を認める」ワークショップ
【連絡先】
yoshitoshi1227@gmail.com
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自分の人生の主人公として生きる第一歩は、
自分の心の声に気づくこと。
そのために、自分の心の声に耳を傾けること。
僕も、コーチングを学び始め(2013年4月〜)、
定期コーチングを受けるようになってから(2013年7月〜)、
どんどん自分とつながれるようになり、
日々、心穏やかに、笑顔で、楽しく、過ごせるようになっていきました。
「自分とつながる」って意味がわかりにくいですが、
実際に、つながれるようになると、面白いです。
力む必要がなくなり、軽やかに、自然体で、日々を過ごせるようになります。
結果、未来にワクワクして、「やりたい」に変わり、
会社を辞めずにはおれなくなりました。
(これはあくまで僕のケースです)
3ヶ月、6回~の定期セッションを終えられた方は、
自信を持って行動できるようになり、
より充実した日々を楽しんで過ごせるようになっています。
1回でも確実にお役に立ちます。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
方法:対面・電話(Skype・LINE・Facebookの無料通話など)
時間:30分〜1時間
料金:お気持ち金制
(受けた後のお気持ちを、後日、お振込ください)
時間帯:朝5時~夜9時スタートまで
※終了後、簡単なアンケートにお答えください。
お申し込み:メールにて下記まで、お申し込みください。
yoshitoshi1227@gmai.com
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