チームをつくること。

僕の仕事の1つです。

企業に、家庭に、地域に。

すべてを安心して話せて、信頼できて、頼れる。

そんな関係性ができてきたら、確実に、より幸せに、より活力高く過ごせるようになると思っています。


そんなチームをつくるために大切なことが、シンプルにまとめられている本です。



①チームそのものに愛着心が湧くように工夫すること。

②お互いに、活躍を支援し合う関係性を築くこと。

③お互いに、元気が出るように、活気づけ合うこと。



この3本柱で、家庭も、職場も、地域も、どんどんよくなっていきますね!



今日も、笑顔と、素敵な響きと、感謝で、素敵な1日を!



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企業の競争優位は、社員から生まれる。

<好業績の企業文化・3要素>
①愛着心:会社へのコミットと高いレベルの社員の愛着心を創出していること。
会社に愛着心を持つ社員は、自発的に努力する意思を持ち、組織のミッションと価値観を重視する。
②活躍の支援:生産性と職務遂行をサポートする環境を整え、社員が活躍を支援されていると思えるようにしていること。
障害を乗り越える上で必要な情報、適切な備品や設備が整っていること。
③活気づけ:社員が仕事を通じて幸福感とやる気を感じられるように活気づけていること。
会社から活気づけられた社員は、自分が高く評価されていると感じ、やる気になる。

3要素が全て高い企業は、2009年~10年の不況期でも、営業利益率は平均27.4%だった。


<強力な企業文化を築く7つのステップ>
①危機を定義する
最高の職場では、リーダーはミッションを明確に定義し、そこに危機感を吹き込む。困難に陥る前に全力を尽くす必要があることをきちんと説明する。
②顧客に焦点を合わせる
顧客の満足度とロイヤルティの向上につながる行動を社員がその時々で正しく決断し、自主的に動けるようになるための方向づけをする。
③俊敏になる
業績がトップクラスの企業は、社員からも顧客からも「変化に対する対応力が高い」と見られている。
④全てを共有化する
厳しい現実さえも一刻も早く社員に伝え、議論を推奨する。そこから信頼関係が育ち、より大きな開かれた企業文化が築かれていく。
⑤部下の才能を見出す
「成功とは部下の創意工夫と力量の結果だ」と信じ、社員を真のパートナーとして扱い、彼らが成長できるような機会を作ろうとする。
⑥互いに応援し合う
チームメイトは非常に友好的で、同僚同士がお互いにお礼を言い合う関係性がある。
⑦責任を明確化する
成功を確実なものにするためには、彼らに責任と手段を与え、目標を達成した際には見返りを与えることが必要。








<好業績の企業文化を生み出すための3要素の育て方>
①愛着心
・会社のミッションと価値観、社員に期待される成果と評価基準が明確である。
・社員の働きを全社的な目的、ビジョン、ゴールと一致させるために、リーダーが注力している。
・社員が適材適所で配置されている。
・社員がその会社で働くことによって成長できる可能性を感じ、またそれを信じている。

社員の会社に対する愛着心は、採用面接の日から植え付けるべき。
面接では、企業が目指すものについて話す。その後、自分を例にあげて、この会社の中でどう社員が成長できるのかを伝える。そして、暇を見つけては現場に顔を出し、社員を気にかけていることを無言のメッセージで伝える。

②活躍の支援
仕事のやり方に柔軟性を持たせ、業務上の障害や難題に立ち向かう手助けを行う。
常に変化する市場に対処できる部下を育てるためには、全員が出席するミーティングを開く。
ミーティングでは率直に意見交換をする。
社員に「もっとよい結果は出せないか?」「別な方法はないか?」と問いかける。

③活気づけ
率直なコミュニケーション、約束を守ること、傑出した働きを高く評価すること、ワークライフバランスが社員の励みになることをリーダーが理解し、実践する。
すると、最高の人材が自社に定着するようになる。


<社員が喜んで全力を尽くしてくれる方法>
・社員の思考を刺戟する質問をする
「今週、一番よかった出来事は何ですか?」
「仕事を効率的に進めるために、必要な情報を全て入手していますか?」
「職場でもっと楽しく仕事をするにはどうしたらいいと思いますか?」

・小さな約束をする
月曜日に各メンバーに、週末までに達成できそうなチャレンジ目標を立てさせる。
木曜日午後のミーティングで進捗状況を報告させる。

・週末は感謝で締めくくる。
毎週金曜日、チームがその週に成し遂げたことを祝う。優秀な社員の貢献には、忘れずにスポットを当てる。それによって生まれるエネルギーを翌週に向ける。

・5年ルール
新入社員との顔合わせの場では、「5年後、何をしていたいか?」を質問する。
社員が日々、最善を尽くすことを約束すれば、5年後にその目標を達成できるように手助けをすることを約束する。

・助け合いを見守る。
社員の勤務評定に「チームメンバーを支援する」という目標を加える。