以前、博多に幕内先生のセミナーを受講しに行った時のことを思い出しました。

本来の日本の風土に合った食生活を、すべての日本人が食べるようになることが、
いろんな問題を解決する1つの道、だと思っています。

伝統の日本食を食べる生活を、改めて大切にしようと思います。

おかげさまで、息子は、ご飯・おにぎりが大好き。
お味噌汁も大好きです。

当たり前の家庭の味を、次の世代へ。

しっかりと受け継いでいきたいものです。

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今、日本人の胃袋の大部分を満たしているのは、主食であるご飯ではなく、油脂と砂糖である。
油脂には、素材の悪さをごまかし、満腹感をもたらす働きがある。そのため、油脂まみれにすれば、味の落ちる素材でも美味しく食べられ、少量でも満腹感が得られる。
あるテレビ番組で、ティッシュペーパーのてんぷらを食べさせるという実験が行われた。すると、食べた人はそれがティッシュペーパーだとは気づかず、「美味しい」と言った。油脂にかかれば、食べ物ではない素材までもが美味しくなってしまう。

カタカナ主食は、砂糖や油脂にまみれている。
人間は、油脂の味や甘い味を本能的に求める。
しかし、油脂や砂糖は食材ではない。油脂や砂糖は菜種やサトウキビなどを精製して作り出されるため、極めて特殊な成分になっている。砂糖は炭水化物100%だし、油脂は資質100%、自然界にはあり得ない。つまり、薬と同じである。副作用も含めて、体に強い影響を及ぼす。
砂糖も油脂も薬同様、自然の恵みをそのまま食べて生活してれば、決して口にできなかった成分だということを覚えておくべきである。

男性の場合、食生活の根本問題は、食事の「時間」にある。
女性の場合、まともな主食を食べていないという問題がある。これが、乳がんの増加などを引き起こしている。
乳がん女性の多くの朝食メニュー
・砂糖と油脂入りのパンにマーガリンを塗り、さらに砂糖と油脂まみれの主食にしている。
・わずかな生野菜にマヨネーズやドレッシングをかけて食べる。
・食後に糖分たっぷりのヨーグルトを食べる。
 → 食事の最初から最後まで、砂糖や乳脂肪をせっせと胃袋に詰め込んでいる。
  → さらに女性は、昼食を、カタカナだらけの食事で済ませようとする。
    結果、スリムなのに、「隠れメタボ」の女性が増える。これが大問題。
    女性の「隠れメタボ」は、卵巣ガン、子宮ガンへの特急キップ。

食生活を改善するためには、主食であるご飯をきちんと食べることが大切である。

男女共、まず取り組むべきことは、本来の夕食時間である午後6時頃に夕食が取れない場合は、おにぎりなどのでんぷんを口にすること。そして、夜食を軽くする。そうすれば、翌朝は白いご飯の朝食をしっかり食べられる。そうすることで、油脂まみれの昼食の誘惑から逃げられる。

朝のパン食をやめるだけで、相当な量の油脂や砂糖を取らずに済むことになる。
しかも、白いご飯だと、味噌汁と納豆、焼き海苔など、炒め油やドレッシングにまみれていないおかずの幅がグンと広がる。

食べ過ぎ、飲み過ぎ、情報過多の現代にあって、実にシンプルなところに、食生活改善の鍵はある。