月1回、研修に行っている企業さんで、
「仕事が忙しくて・・・」
と悩まれている方が多かったので、改めて読み直した本。

今度の研修では、この資料を配布してきます。


大事なことは、本当に大切なことに集中すること。

そして、本当に大事ではないことは手放していくこと。





あなたにとって、本当に大切なことは何ですか?

そして、それに集中するために、あなたは、何を手放しますか?





今日も、本当に大切なことを大切に、
素敵な1日をお過ごしください!


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~仕事をもっとやさしく、楽しくし、成果を上げる~
80対20の法則をマネジャーの行動に活かす方法

・「探偵マネジャー」になる
何事にも疑問を持ち、鵜呑みにしない。言われたことをすんなり受け入れない。
ビジネスの世界で重要なのは、「平均」以外に目を向けること。
数少ない優良なものと、大多数の平凡なもの・粗悪なものを見極めるのがマネジャーの役割。
たとえば、一般のマネジャーはほとんどの顧客を大切だと思う。しかし、これは幻想であり、本当に重要なのは、主要顧客だけ。
利益の80%は顧客の20%がもたらしてくれているはず。
主要顧客を見極めた上で、ターゲットを絞る。

・「メンタリング(教える)・マネジャー」になる
部下に関心を持って接し、タイミングを逃さずに、その場その場で、5分程度、部下に方向性を示し、力づける。
ビジネスはあくまでも人。どんなビジネスでも、一番難しいのが人の問題。
部下は自分のことを気にかけ、方向性を示し、力づけてほしいと思っている。
ほんの数分の時間を使うだけで、1週間、ずっとやる気を保つことができる。

・「自由にやらせるマネジャー」になる
人を率いる上で重要なことの根底にあるのは、友情、正直、信頼。信頼が生まれる環境をつくらない限り、誰も全力で仕事をしようとはしない。
部下の力を最大限に引き出すには、彼らの創造力を開花させなければならない。
創造力とは、能力の20%程度で、成果の80%以上を生み出せる能力。
部下に自由にやらせて、潜在能力を発揮してもらう。
そのためには、誠実さとオープンさが欠かせない。
時に、本人以上に本人のことをよく理解する必要がある。
また、本人の得意でないことはすべて捨て、「外部に委託する」ように説得する必要もある。

・「時間に余裕を持つマネジャー」になる
労働時間の長い3カ国(ギリシャ・ハンガリー・ポーランド)は生産性が下位。
労働時間の短い国(オランダ・ドイツ・ノルウェー)は生産性が高い。
労働時間と生産性には明らかな逆相関関係がある。
自分の仕事で最も価値がある分野を見極め、その重要な分野に特化し、他は一切無視する

・「単純化するマネジャー」になる
複雑なものを単純化する。シンプルにする。複雑化にはコストが伴う。

・「怠け者マネジャー」になる
自分がやりたくないことには時間をかけず、自分が最も得意なことに時間を費やす。怠慢が独創性につながる。

4タイプの将校の処遇(プロシアの貴族、マーシャル・エリッヒ・フォン・マンシュタイン将軍)
①怠慢で無能な将校:害がないので、放っておく。
②勤勉で有能な将校:細部まで適切に考慮するので、優秀な参謀になる。
③勤勉で無能な将校:どうでもいい仕事をつくり出して迷惑なので、即刻クビにする。
④怠慢で有能な将校:最高責任者にふさわしい。

より少ない労力で、よりよい解決策を見つけようとする決意こそ、怠慢の最高の形。