対話って難しいですよね。
どうしても、自分の論理を押し付けてしまったり、相手のメンツを潰してしまったり、
本当は、お互いにいい関係を築きたいはずなのに、
お互いに、後味の悪い思いをすることもしばしば。
どうしたら、よりよい対話の場を持つことができるのか。
そのコツは、一歩引いて、相手を立てることにある。
どうしたら、相手を立てながら、相手に自分の非に気づいてもらえるのか。
あるいは、よりよい対話、本質的な対話を行うことができるのか。
そんな対話のヒントが詰まった1冊です。
よりよい対話の時間を持って、より豊かな人生を送りましょう。
以下、本文からの抜粋です。
~~~~~~~~~~~~~~~
日本人は、意見が対立して論争になると、感情的になりがち。
欧米では感情的にならないように気をつけている。
対話を上手に進める上で古代ギリシャの哲学者ソクラテスの対話術に学ぶべき点は多い。
議論は、言い負かすことが目的ではない。
互いの相違点を明らかにし、それを吟味し合うこと、
つまり、一つのことについて徹底的に意見を言い合い、思考を深めていくことこそが目的。
ソクラテスの対話術
・相手の意見をきちんと理解し、相手と同意ができている前提を確認しながら議論を進めていく。
・相手との意見の違いをはっきりさせ、論点を明確にする。
・相手の論旨をまずは受け入れる。相手の発言を要約して、自分の言葉で言い換えつつ、差異を見極める。
・相手に配慮し、むやみに窮地に追い込まない。闘わせるべきは意見であり、人格を攻撃してはいけない。
・常にたどり着きたいゴールを意識しつつ、問答を行う。
・順接の接続詞で、相手の話を受ける。
・議論に勝ったとしても、相手のメンツをつぶさないような形で結論を出す。
対談の名手は、相手を気持ち良く話させる。決して、自分中心で話を進めない。相手の論理の波に乗り、その枠組みの中を掘っていく。そうすると、相手の話を引き出しやすくする。
そのために、「では」「すると」「それなら」といった順接の接続詞で、相手の話を促していく。
対話を上手に行う上で有効な言葉
「君の質問は良い質問だ」
「あなたの仰ることは、確かに、考えてみるだけの値打ちがありますね」
「ただ、その前に一つだけ」
相手の発言を肯定しつつ、まず、相手の警戒心を解いていく。そして、概ね合意しているけれど、あと1つのことがクリアになればといって、そこから相手の論理を切り崩していく。
「あるちょっとした疑問さえ満たされれば、私はすっかり了解できるのですが、どうかそのために次の質問に答えてください。」
どうしても、自分の論理を押し付けてしまったり、相手のメンツを潰してしまったり、
本当は、お互いにいい関係を築きたいはずなのに、
お互いに、後味の悪い思いをすることもしばしば。
どうしたら、よりよい対話の場を持つことができるのか。
そのコツは、一歩引いて、相手を立てることにある。
どうしたら、相手を立てながら、相手に自分の非に気づいてもらえるのか。
あるいは、よりよい対話、本質的な対話を行うことができるのか。
そんな対話のヒントが詰まった1冊です。
よりよい対話の時間を持って、より豊かな人生を送りましょう。
以下、本文からの抜粋です。
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日本人は、意見が対立して論争になると、感情的になりがち。
欧米では感情的にならないように気をつけている。
対話を上手に進める上で古代ギリシャの哲学者ソクラテスの対話術に学ぶべき点は多い。
議論は、言い負かすことが目的ではない。
互いの相違点を明らかにし、それを吟味し合うこと、
つまり、一つのことについて徹底的に意見を言い合い、思考を深めていくことこそが目的。
ソクラテスの対話術
・相手の意見をきちんと理解し、相手と同意ができている前提を確認しながら議論を進めていく。
・相手との意見の違いをはっきりさせ、論点を明確にする。
・相手の論旨をまずは受け入れる。相手の発言を要約して、自分の言葉で言い換えつつ、差異を見極める。
・相手に配慮し、むやみに窮地に追い込まない。闘わせるべきは意見であり、人格を攻撃してはいけない。
・常にたどり着きたいゴールを意識しつつ、問答を行う。
・順接の接続詞で、相手の話を受ける。
・議論に勝ったとしても、相手のメンツをつぶさないような形で結論を出す。
対談の名手は、相手を気持ち良く話させる。決して、自分中心で話を進めない。相手の論理の波に乗り、その枠組みの中を掘っていく。そうすると、相手の話を引き出しやすくする。
そのために、「では」「すると」「それなら」といった順接の接続詞で、相手の話を促していく。
対話を上手に行う上で有効な言葉
「君の質問は良い質問だ」
「あなたの仰ることは、確かに、考えてみるだけの値打ちがありますね」
「ただ、その前に一つだけ」
相手の発言を肯定しつつ、まず、相手の警戒心を解いていく。そして、概ね合意しているけれど、あと1つのことがクリアになればといって、そこから相手の論理を切り崩していく。
「あるちょっとした疑問さえ満たされれば、私はすっかり了解できるのですが、どうかそのために次の質問に答えてください。」