手放すことから、すべてが「始まる」

こだわりを捨てれば強くなる
プライドを捨てれば楽になる
信念を捨てれば自由になる
欲を捨てれば優しくなれる
自分を捨てれば与えられる

一極化の社会は、子供達の教育システムにも多大な影響を及ぼす。
彩り豊かだった子どもたちの個性は、学年が上がるごとに単一化されていき、最後にはイコールでしか動かないロボットのような人間を次々と生み出すことになる。

基本的に、「言葉」というものは、人間を悪くさせる。そのことをしっかりと認識した上で、言葉というものを使っていきたい。

自分の負の部分を確認したら、それを周りの人にさらけ出す。

途中で諦めたり、断念したりするのは悪いことではない。
それはいい意味での転換であり、流れに合わせた変化でもある。

幸せというのは、そもそも、求めるものではなく、与えるものなのだ。掴み取るものではなく、誰かに分け与えてあげるものなのである。「周りの人を楽しませたい」「あの人の笑顔がみたい」、そんな純粋な気持ちで動ける人が、真の意味で「幸福な人」なのである。

失ったときこそ、前を向く。それこそ、「終わりは始まり」の第一歩となる。

いいことがあったら、下の立場の人間のおかげ。わるいことがあったら自分のせい。

下の立場の者を叱るとき、まずは自分を正してから、相手を叱るべき。

好調時の自分を基準にせず、不調時の自分に基準を置けば、どんなときでも柔らかく対応できるようになる。今の時代を切り開いていくために必要とされているのは、「不調こそ自分の実力」と思える謙虚さなのである。

人間は「勝とう」とするからだめになっていく。そうではなくて、本能に近いところで「負けない」という気持ちを持つこと、負けないように生きていくこと。それが大切。


人間は柔らかく生まれ、硬くなって死んでいく。得る一辺倒ですべてを手放そうとしないから、思考も体もどんどん硬くなり、身動きが取れなくなって死んでいく。
柔らかく生きていくには、手放すことが大切で、それが自分らしく生きること、自然の流れに沿って生きるということにつながっていく。
人間の真の強さはそんな柔軟さの中にこそ秘められている。