夫婦の言動をわずか5分観察するだけで、この夫婦がこれから幸福な結婚生活を送れるものか、離婚の道を歩むものか、平均91%の正確さで予測できる

不幸な結婚生活社は、約35%も病気になりやすく、寿命を4年縮めることにつながる。

スポーツクラブで体力増強のために過ごす時間の10%、たとえば、1日20分の努力を結婚生活充実のために注げば、運動するよりも3倍の免疫力が得られる。

理想的結婚とは、夫婦が医師と患者のように、安心して何でも本当のことが言える関係を築いてこそ生まれる。

4つの危険要因
非難、侮辱、自己弁護、逃避

互いに侮辱し合っている夫婦は、他の夫婦より病気(風邪、インフルエンザなど)になる率が高い。

知的感情で結びついている夫婦は、互いの個人生活についても十分知っている。
= 詳細な「愛情地図」を持っている夫婦
= 相手の人生の目的、悩みや心配、夢や希望を含めて、すべてに近いものを知っている

順番に話す。
おせっかいなアドバイスはしない。
真剣に聞いてやる。
自分が相手を理解していることを知らせる。
配偶者の側に立つ。
夫婦は一心同体という態度を見せる。
愛情を示す。
感情を共有する。

配偶者を選んだ時、それは、とりもなおさず、その後の10年、いや50年間、2人の間で解決できない問題と対決することでもある。 ダン・ワイル

夫婦の問題解決の根本は、配偶者の人格を認め合うという心の交流にある。
心の交流を図るための5原則。
①荒々しくなく、ソフトに切り出す。
②リペアアテンプトを出し、また受け取るように努める。
③お互いに興奮を鎮める手立てをする。
④妥協する。
⑤相手の失敗に寛大になる。


ソフトな出だしをするために
①不満を言っても、相手を非難するな
②「あなたは」ではなく、「私は」で切り出せ。
③何が起こっているのかを話し、相手を評価したり判断しない。
④はっきり言う
⑤丁重に頼む
⑥相手に感謝を表す。
⑦問題を積み重ねない

ストレスをためて帰宅した時は、まず、時間をとって気持ちを落ち着けてから夫婦が向かい合うようにする。
ベッドで横になる、郵便物を読む、ジョギングで外の空気を胸いっぱい吸い込む、黙想する、など。

妻を第一とした一心同体の夫は、たとえ両親といえども、妻への侮辱は許さないという態度をとることが重要

時として、子供から離れて、夫婦だけの時間をつくるべき


夫婦の絆を強めるヒント
①夫婦の友情に焦点を置く。
②夫を子どもから引き離すな。(少しくらいの不満があっても、夫に子どもを任せる)
③父親を子どもの遊び相手にする。
④夫婦の時間を作り出す。
⑤父親はいつまでも必要な存在である。
⑥妻にも休息を与える。


大なり小なり行き詰まり問題に遭遇したら、その問題の根源となっている2人の人生の夢の相違点をみつけること。


互いの人生の夢を語り合おう


魔法の5時間を使う
①毎朝、出勤前の時間に、予定の確認をする(2分×5日)
②帰宅後、ストレスを解放する話し合いをする(20分×5日)
③配偶者に対し、なんらかの形で尊敬と感謝の言葉をかける。(5分×7日)
④一緒にいる時、キス、抱擁、体の触れ合いなどで、配偶者に愛情を示す。(5分×7日)
⑤週に1回2人のデートの時間をつくる。(2時間×1回)