ほめて育てる教育の弊害
・叱られ慣れていないため、ストレス耐性が低い
「叱られる=自分に気づきを与えてくれる」という発想がなく、ただ反発だけする
・修正すべき点に気づけず、自分を振り返る習慣が身につかない。
結果、本人は、自分の弱点や能力の現状を把握できず、勘違いだらけの人間になっていく。
・頑張ることができない心を生み出す。これが最も大きな弊害。
欧米は厳しい父性原理が働く父性社会、日本は優しく包み込む母性原理が働く母性社会。
その違いを考慮せずに、日本的な母子一体感と「ほめて育てる」が合体した結果、子どもの心の発達に様々な問題が生じていると考えられる。
米国で子どもをよくほめるのは、赤ん坊の頃から親と子は切断され、溝があるため、言葉で愛情や励ましを絶えず伝えないと、心がつながっていかないということがあるのではないか。
それに対し日本では、親と子は非常に近い距離を取り、心理的にも一体感を持っているため、あえて言葉で愛情や励ましを伝えなくても、すでに心はつながっている。
それなのに、日本的な母子一体感と、ほめて育てるが合体した結果、子どもにとって最強に甘い関係が出来上がった。このことが若者や子どもの心の発達に様々な問題を引き起こしていると考えられる。
ほめて育てるが浸透した今、母性の暴走にストップをかける必要がある。
親がすぐに手を貸したり、先回りしてアドバイスをしたりしてしまうと、子どもは失敗から学ぶことができず、挫折を乗り越える力が鍛えられない。長い目で見たら、その方がよほどかわいそうなことになる。
友達親子は今すぐやめる必要がある。
親が子どもと同次元で戯れるようになってしまったら、社会やルールやマナーを一体誰が教えるのだろうか。困難にめげずに頑張り抜く姿勢の大切さを誰が教えるのだろうか。
海外のやり方が日本と違うと、「海外ではこんな風にしてるのに、日本は遅れてる」という人がいるが、文化的な伝統を無視して、表面だけを取り入れるととんでもないことになる。
子どもが健全に育つには、どうしても権威が必要である。立ちはだかる壁が子どもを鍛え、守る。仕方なく従うにしろ、反発するにしろ、親の価値観という立ちはだかる壁があることで、子どもは自分の価値観を打ち立てていくことができる。
親としての権威を自覚し、自分の価値観、我が家の方針を、自信を持って子どもにぶつけることが必要なのではないだろうか。
変化の激しい今日、子どもが乗り出していく世界は、親にとっては未知のものであり、導くことなどできない。親にできることは、どんな状況でも逞しく突き進み、自分の道を切り開いていける力をつけさせ、世の中に送り出すことだけである。
今、特に重要なのは、親自信が、子どもを自立へと追いやる覚悟を持つこと。
いつまでも前に立って子どもを引っ張っていくのではなく、子どもを旅立たせる。
もっと子どもを信じて、体当たりの子育てをすべき。
もし迷うことがあったら、親の一番の役目は何かを考えるとよい。
それは、子どもを未来に向けて送り出すこと。
間違っても、自分が子どもの一番の理解者になることではない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
細部では、ちょっと納得できないところもありますが、
僕も、「ほめて育てることの弊害」には、大いに賛同です。
意図的にほめるのではなく、心からほめる、つまり、認める言葉がけこそ、
子どもをまっすぐに伸ばすと思っています。
僕の子育て講演・講座では、いつも、「叱ることも存在承認だ」とお伝えしています。
明後日、3日、延岡で、私学振興会主催の講演ですが、
そこでも、怒るのではなく、叱ることの大切さもお伝えしてきます。
こうしたらいい。
こうしたらうまくいく、という「やり方」ばかりのフォーカスされてしまう現代社会ですが、
「やり方」ももちろん大事。
でも、それ以上に「あり方」が大事、つまり、どんな自分でい続けるかが大事だと思っています。
もちろん、すべての人は、人間です。
人間ですから、時には過ちも犯しますし、うまくいかないこともあります。
そんな自分も「人間だもの」と認め、直せるところは直し、
日々成長していこうとする姿勢を見せることこそ、大事なことではないかと思っています。
先日も、保険会社の管理職の方とお話しする機会がありましたが、
「自分のことが好きじゃない営業マン、自分を認めてない営業マンは、保険が売れない」
と言われていて、そうだよなぁと思ったところでした。
人生で、本当に大切なたったひとつのことは何かと言ったら、
「自分を好きになること」「自分を認めることだ」
と、今なら断言できます!
どんな自分であってもいい。
ダメな部分も含め、すべてを丸ごと受け入れ、認めましょう。
そこから、自分らしく輝けるようになっていくと思いますし、
周りの人たちや、子どもたちをも認められるようになっていく、
弱い自分を見せられるようになっていくと思います。
一朝一夕にはいかないと思いますが、まずは、今日から、
がんばった自分をほめて、認めて、感謝して、幸せな時間を過ごしてみてくださいね!
今日も1日、お疲れ様でした!
・叱られ慣れていないため、ストレス耐性が低い
「叱られる=自分に気づきを与えてくれる」という発想がなく、ただ反発だけする
・修正すべき点に気づけず、自分を振り返る習慣が身につかない。
結果、本人は、自分の弱点や能力の現状を把握できず、勘違いだらけの人間になっていく。
・頑張ることができない心を生み出す。これが最も大きな弊害。
欧米は厳しい父性原理が働く父性社会、日本は優しく包み込む母性原理が働く母性社会。
その違いを考慮せずに、日本的な母子一体感と「ほめて育てる」が合体した結果、子どもの心の発達に様々な問題が生じていると考えられる。
米国で子どもをよくほめるのは、赤ん坊の頃から親と子は切断され、溝があるため、言葉で愛情や励ましを絶えず伝えないと、心がつながっていかないということがあるのではないか。
それに対し日本では、親と子は非常に近い距離を取り、心理的にも一体感を持っているため、あえて言葉で愛情や励ましを伝えなくても、すでに心はつながっている。
それなのに、日本的な母子一体感と、ほめて育てるが合体した結果、子どもにとって最強に甘い関係が出来上がった。このことが若者や子どもの心の発達に様々な問題を引き起こしていると考えられる。
ほめて育てるが浸透した今、母性の暴走にストップをかける必要がある。
親がすぐに手を貸したり、先回りしてアドバイスをしたりしてしまうと、子どもは失敗から学ぶことができず、挫折を乗り越える力が鍛えられない。長い目で見たら、その方がよほどかわいそうなことになる。
友達親子は今すぐやめる必要がある。
親が子どもと同次元で戯れるようになってしまったら、社会やルールやマナーを一体誰が教えるのだろうか。困難にめげずに頑張り抜く姿勢の大切さを誰が教えるのだろうか。
海外のやり方が日本と違うと、「海外ではこんな風にしてるのに、日本は遅れてる」という人がいるが、文化的な伝統を無視して、表面だけを取り入れるととんでもないことになる。
子どもが健全に育つには、どうしても権威が必要である。立ちはだかる壁が子どもを鍛え、守る。仕方なく従うにしろ、反発するにしろ、親の価値観という立ちはだかる壁があることで、子どもは自分の価値観を打ち立てていくことができる。
親としての権威を自覚し、自分の価値観、我が家の方針を、自信を持って子どもにぶつけることが必要なのではないだろうか。
変化の激しい今日、子どもが乗り出していく世界は、親にとっては未知のものであり、導くことなどできない。親にできることは、どんな状況でも逞しく突き進み、自分の道を切り開いていける力をつけさせ、世の中に送り出すことだけである。
今、特に重要なのは、親自信が、子どもを自立へと追いやる覚悟を持つこと。
いつまでも前に立って子どもを引っ張っていくのではなく、子どもを旅立たせる。
もっと子どもを信じて、体当たりの子育てをすべき。
もし迷うことがあったら、親の一番の役目は何かを考えるとよい。
それは、子どもを未来に向けて送り出すこと。
間違っても、自分が子どもの一番の理解者になることではない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
細部では、ちょっと納得できないところもありますが、
僕も、「ほめて育てることの弊害」には、大いに賛同です。
意図的にほめるのではなく、心からほめる、つまり、認める言葉がけこそ、
子どもをまっすぐに伸ばすと思っています。
僕の子育て講演・講座では、いつも、「叱ることも存在承認だ」とお伝えしています。
明後日、3日、延岡で、私学振興会主催の講演ですが、
そこでも、怒るのではなく、叱ることの大切さもお伝えしてきます。
こうしたらいい。
こうしたらうまくいく、という「やり方」ばかりのフォーカスされてしまう現代社会ですが、
「やり方」ももちろん大事。
でも、それ以上に「あり方」が大事、つまり、どんな自分でい続けるかが大事だと思っています。
もちろん、すべての人は、人間です。
人間ですから、時には過ちも犯しますし、うまくいかないこともあります。
そんな自分も「人間だもの」と認め、直せるところは直し、
日々成長していこうとする姿勢を見せることこそ、大事なことではないかと思っています。
先日も、保険会社の管理職の方とお話しする機会がありましたが、
「自分のことが好きじゃない営業マン、自分を認めてない営業マンは、保険が売れない」
と言われていて、そうだよなぁと思ったところでした。
人生で、本当に大切なたったひとつのことは何かと言ったら、
「自分を好きになること」「自分を認めることだ」
と、今なら断言できます!
どんな自分であってもいい。
ダメな部分も含め、すべてを丸ごと受け入れ、認めましょう。
そこから、自分らしく輝けるようになっていくと思いますし、
周りの人たちや、子どもたちをも認められるようになっていく、
弱い自分を見せられるようになっていくと思います。
一朝一夕にはいかないと思いますが、まずは、今日から、
がんばった自分をほめて、認めて、感謝して、幸せな時間を過ごしてみてくださいね!
今日も1日、お疲れ様でした!