「話し合い」の新技術 堀公俊著
話し合いを成功に導く「7つの原則」
① 話し合いの「内容」と「進行」を分ける
話し合いには、内容(what)と進め方(how)という2つの要素がある。
1人の人間が内容と進め方の両方をリードすると、メンバーの納得感が大きく下がってしまい、結論を実行する気にならなくなる。
進め方の公平性を保つために、内容と進行を分ける。進行役は、中立性を保つために、自分の意見を述べることはできない。
② 誰もが安心して発言できる場をつくる
「この場は何を言っても大丈夫だ」という安心感がないと、本音で意見を述べることができない。議論の場に対する信頼感が、話し合いのベース。
信頼関係を醸成するには、お互いの意見を積極的に「聴く」という態度を、全員が身に付ける必要がある。相手の言ったことを素直に聴いて、ありのままに受け止めることが大切。
③ 議論はできるだけ広げてから絞り込む
話し合いの初めの段階では、できるだけ話を広げて、皆の知識を吐き出させる。その後、本質的なところに話を絞り込んでいく。
広げて(発散させて)絞り込む(収束させる)、このリズムが話し合いの基本。
④ 1度に1つのことしか議論しない
わかりやすい論点を設定するためには、「論点は必ず疑問文で表す」こと。
「安全衛生推進活動について」ではなく、「安全衛生推進活動の新たなる問題にどのように対処するか」という疑問文にすると、論点がぐっと絞り込まれる。同時に、ゴールの姿も明瞭になるので、話し合いが終わった後で、目標にたどり着いたかどうか、実行可能な行動案が決まったかどうかが、誰の目にもわかるようになる。
⑤ 「空中戦」を「地上戦」に落とし込む
常に議論の全体像をみなが理解した状態を保つために、「書きながら議論する」。
誰もが手軽にできる「議事録型」で、議論の流れに沿ってポイントを書き連ねていく。
⑥ 自分の都合と他人への配慮を両立させる
対立解消は、次の2つのステップで行う。
(1) 互いの理解を深め、信頼関係を築き上げる。
お互いの考えの背景を共有し、相手の立場に立って考える「共感的理解」を心がける。
目的を共有し、手段にこだわらないことが大切。
(2) 対立を解消するアイデア(手段)を柔軟に考える。
皆が満足するようなアイデアを出し合って、最善のものを選び取る。
⑦ 決まったことは24時間以内に確認する
話し合いを成功に導く「7つの原則」
① 話し合いの「内容」と「進行」を分ける
話し合いには、内容(what)と進め方(how)という2つの要素がある。
1人の人間が内容と進め方の両方をリードすると、メンバーの納得感が大きく下がってしまい、結論を実行する気にならなくなる。
進め方の公平性を保つために、内容と進行を分ける。進行役は、中立性を保つために、自分の意見を述べることはできない。
② 誰もが安心して発言できる場をつくる
「この場は何を言っても大丈夫だ」という安心感がないと、本音で意見を述べることができない。議論の場に対する信頼感が、話し合いのベース。
信頼関係を醸成するには、お互いの意見を積極的に「聴く」という態度を、全員が身に付ける必要がある。相手の言ったことを素直に聴いて、ありのままに受け止めることが大切。
③ 議論はできるだけ広げてから絞り込む
話し合いの初めの段階では、できるだけ話を広げて、皆の知識を吐き出させる。その後、本質的なところに話を絞り込んでいく。
広げて(発散させて)絞り込む(収束させる)、このリズムが話し合いの基本。
④ 1度に1つのことしか議論しない
わかりやすい論点を設定するためには、「論点は必ず疑問文で表す」こと。
「安全衛生推進活動について」ではなく、「安全衛生推進活動の新たなる問題にどのように対処するか」という疑問文にすると、論点がぐっと絞り込まれる。同時に、ゴールの姿も明瞭になるので、話し合いが終わった後で、目標にたどり着いたかどうか、実行可能な行動案が決まったかどうかが、誰の目にもわかるようになる。
⑤ 「空中戦」を「地上戦」に落とし込む
常に議論の全体像をみなが理解した状態を保つために、「書きながら議論する」。
誰もが手軽にできる「議事録型」で、議論の流れに沿ってポイントを書き連ねていく。
⑥ 自分の都合と他人への配慮を両立させる
対立解消は、次の2つのステップで行う。
(1) 互いの理解を深め、信頼関係を築き上げる。
お互いの考えの背景を共有し、相手の立場に立って考える「共感的理解」を心がける。
目的を共有し、手段にこだわらないことが大切。
(2) 対立を解消するアイデア(手段)を柔軟に考える。
皆が満足するようなアイデアを出し合って、最善のものを選び取る。
⑦ 決まったことは24時間以内に確認する