エグゼクティブの仕事は成果を上げること。
成果を上げるためには、以下の5つの能力が必要。
①汝の時間を知れ
②どのような貢献ができるか
③人の強みを生かす
④最も重要なことに集中せよ
⑤意思決定を正しく行う


①汝の時間を知れ
時間の管理に取り組むには、まず、時間を記録する。
そして、その結果を毎月見ていく。
最低でも、年に2回ほど、3、4週間の記録を取る。

次に、体系的な時間の管理を行う。
時間を浪費する非生産的な活動を見つけ、排除する。
そのために、する必要がなく、何の成果も生まない仕事を見つけて、捨てる。
他の人でもできることは他の人にやってもらう。

最後に、生み出された自由な時間を一つにまとめる。
そのために、たとえば、下記の方法を実践する。
「週に1日は家で仕事をする」「会議や打ち合わせなどを週に2日、同じ曜日に集める」
「会議のない日は、重要事項の検討に充てる」「毎朝、出勤前に自宅で仕事をする」



②どのような貢献ができるか
組織全体の成果に対して、どのような貢献ができるかを考える。



③人の強みを生かす
人事において重要なことは、一人ひとりの強みを最大限に発揮させること。
弱みに配慮して人事を行うことは、平凡な組織を作ることになる。

成果を上げるエグゼクティブは、部下が上司たる自分を喜ばせるためではなく、仕事をするために給料が払われていることを認識している。
つまり、人に成果を上げさせるには、「自分とうまくいっているか」を考えてはならない。
「いかなる貢献ができるか」を問わなければならない。

まず強みからスタートする。
すなわち、自分ができることの生産性を上げる。
「朝と夜のどちらが仕事をし やすいか?」
「チームの一員としてなのか、一人なのか、いずれがよい仕事をできるのか?」
これらの癖を把握した上で、よりよい仕事できるように、自分をしっかりと管理する必要がある。



④最も重要なことに集中せよ
成果を上げるための秘訣:「集中」
集中のための第一原則:生産的でなくなった過去のものを捨てること

自分の仕事と部下の仕事に対して、「まだ行っていなかったとして、今これに手をつけるかどうか」を問う。
答えが無条件のイエスでない限り、やめるか、大幅に縮小すべき。
もはや生産的でなくなった過去のものに、資源を投じてはならない。



⑤成果を上げる意思決定を行う
成果を上げる意思決定、5つのステップ
(1)問題の種類を知る
一般的な問題か、例外的なものか、何度も起こることか、個別に対処すべき特殊な問題か
(2)必要条件を明確にする
目的は何か、達成すべき目標は何か、満足させるべき必要条件は何か
(3)何が正しいかを知る
(4)行動に変える
誰がこの意思決定を知らねばならないか、いかなる行動が必要か、誰が・どんな行動を取るのか、
(5)フィードバックを行う
自ら出かけて確かめない限り、成果を上げることはできない


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