いろんな講演会や勉強会、セミナーなどで、新しい知識を学び、

「これを実践していけばいいんだ!」

と思っても、いざ、現場に戻ると、イライラしてしまったり、モヤモヤしてしまったりして、

結局、前の自分に逆戻り・・・。

なんてこと、ありますよね?



そうでなくても、いざ、やろうとすると、心が拒否反応を示したり、思うように行動できなかったり・・・。



どうして、人は変われないのでしょうか?



それは、人間には、現状維持メカニズムがあるから。



といったのは、石井裕之さんでした。



石井さんの「現状維持メカニズム突破の方法」は、

毎日3つ、新しいこと、これまでやったことのないことを実践すること、でした。



僕も、一時期は、そんなことをチャレンジしていたこともありました。



なぜ、毎日3つ、新しいことをやっていくと、「現状維持メカニズム」を突破、できるのか?



新しいことをやり続けることで、現状を維持している余裕を与えない、からかもしれません。


あるいは、日々変化し続けるので、どれが「本来の自分」なのか、

自分自身でさえ、わからなくなる、のかもしれません。




その原理は、よくはわかりません。


僕は、鍵となるのは、「自己受容を深めること」かなと思っています。


自己受容を深めるとは、「自分が今、何を感じているのかをしっかり感じること」

言い換えると、「自分の心の声にしっかりと耳を傾けること」です。



毎日3つ、新しいことをやり続ける、ということは、

常に自分が、「何をやりたいか」を感じ取ることにつながります。



その結果、「本当にやりたいこと」が明確になっていったり、

「本来の自分」がわかるようになっていったりするのかなと思っています。




では、自己受容を深める方法は、毎日3つ、新しいことをやる、だけなのでしょうか?


もちろん、そんなことはありません。



自分が今、どんな気持ちなのかをしっかり感じる方法には、

①今、感じている感情を、比喩的な表現を使って、しっかりと味わう方法

があったりします。


たとえば、さみしい時や悲しい時、そのさみしさや悲しさはどんな色なのか?

どんな質感なのか? どんな形なのかをイメージし、その世界をどっぷりと味わいます。



これはまさに、コーアクティブ・コーチングのプロセスコーチングでよくやる方法です。

クライアントさんは、その世界にどっぷりと浸かることで、

それまで感じることのできなかった世界へと到達することができるようになります。




ほかにも、

②今、感じている気持ちを、ただただ紙に書き出す方法

も、自己受容を深めることにつながります。



人は、ネガティブな感情には、蓋をしたいと思ってしまうもの。


しかし、蓋をしてしまうと、その感情は抑圧されたまま残ってしまい、

いつしか、大爆発を起こしかねません。



しっかりと、感情を感じて、消化することが大事です。




そして、いろんな方法で感情を感じたら、あくまでもそれは対症療法なので、

問題の根本に迫るアプローチも大切です。



怒りやイライラ・モヤモヤの根っこには、

自分自身をどう捉えているか、セルフイメージが大きく関わってきます。



たとえば、「どうせ私なんて・・・」と思っている人は、被害者意識を持っていますから、

何か、物事が起こった時に、「どうせ・・・」と思ってしまって、事実を歪めて見てしまいます。

そうすると、好意からしてくれた相手に対しても、ひがみで返してしまう、なんてことになりかねません。



あるいは、「こうすべき」「こうあるべき」という「べき」が強すぎると、

周りの人の行動を評価・判断・決め付けてしまい、狭い枠の中でしか見ることができなくなります。

いろんな出来事に対して、イライラばかりしている人は、

周りからも疎んじられてしまいますよね。



そんな、セルフイメージや、「べき」などの思い込みを、しっかりと見つめて修正していくことが本当に大切です。


しっかりと、自分を見つめて、本来の自分らしく、輝いて生きていけるようにしましょう!



明日の講座では、このあたりを、詳しくお伝えする予定です。

http://www.sanctuarybooks.jp/eventblog/index.php?e=1036&cal=



ブログにも、追って、書きますね!

では!