息子の通うおひさま保育園は、五感の記憶を育んでくれます。
これって本当に素晴らしいこと。
今月のお便りには、こんなことが書かれていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

先日、おひさまのホームページに、
○○さんからの笑えるコメントが入っていましたので紹介します。
_________________________
(略)
ところで、珍しくブドウを買って食卓に出していたら、
部活から帰ってきた長女が、「お! 何これ! イヌビワ?」
さすがおひさま卒園児。
出てくる植物の名前が違います。
(略)
_________________________

「イヌビワ」といっても知らない人の方が多いだろうし、
食べたことがある現代人ってもしかしたらみんなおひさまっこかも!?

もちろん現役のおひさまっこも、この夏頂きました。

園庭の門の近くにあるのは、オスのイヌビワ。
これはよく、子どもたちのお料理ごっこの材料に使われます(笑)

北側の柵の近くにあるのがメスのイヌビワで、セミ取りの合間にたくさん食べました。

「イヌビワ」はプリーッと今にもはじけそうな果実の上に、
トローッと光るミツが出た時が食べどきです。

そのあまーいミツに集まってくるのは、
たくさんのアリとたくさんのおひさまっこです。

「イヌビワ」がクワ科のイチジク属というのも、
植物図鑑で調べなくても、食べればわかります。

とーっても甘いイチジクの味がするんですよ・・・。

イチジクが大好きな人はきっと、イヌビワも大好きなはず。
イヌビワが大好きな子どもたちは、イチジクも大好きなはずです。

子どもたちは大きくなって、おいしいイチジクを食べたときに、
「あっ! イヌビワと同じだ!」って思うでしょう。

その時に、セミを捕った夏のこと、
イヌビワにたかるアリのこと、
ベタベタするイヌビワのこと、
お兄さん・お姉さんたちと遊んだ夏のことを思い出すことでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ちなみに、我が家の隣に住む園長先生のお子さんは、小学校入学間もない頃、
「通学途中に、道端に生えているものを食べさせないように指導をお願いします」
と、学校の先生から注意されてしまったんだとか。


おひさま保育園では、恒例の「おさんぽ」で、
いろんなところへみんなで歩いて行って、
季節の野草を摘んだり、野いちごを食べたり、
筍を採ったりと、いろんな体験をしてきます。

僕が初めて土筆を食べたのも、息子が持って帰ってきたものを妻が料理したのが最初でした。


子どもの頃に五感の記憶を持つことは、
「強い心を育てる」意味でも非常に価値があるそうです。

これは、メンタル・トレーナーの岡本正善さんの著書に書かれていました。

たとえば、子どもの頃に、魚釣りに行き、
その魚を捌いて、自分で料理をして食べる、なんて、最高の経験です。

岡本さんは、「面倒くさいことは、最高の心の栄養」と書かれていました。

年齢に応じた課題をクリアーしていくことも心を育みますし、
五感の記憶が、大人になっていく自分を支えてくれます。


子どもには、毎日外で大いに遊び回って欲しいですね!


おひさま保育園
http://ohisamakko.com/