子育て講演などでも、
「親が自分自身を認めることから、子どもを認められるようになる」
なんてお話をお伝えしていますが、
先日、岡本正善さんの『強い心をつくる技術』を読んでいたら、
同様の記述を見かけました。



親は、我が子の「できない」を認められないもの

だからこそ、目の前の我が子の「できない」現実を認めることが大事。

子どもの「できない現状」を認めた上で、
「できるようになるためには、どうしたらいいか?」を考えることが大事。



こんな記述でした。


特に、子ども時代に、何でもできた親御さんの場合、
「こんなこともできないで・・・」
と思ってしまいがち。

でも、そうすると、子どもに変化・成長が起こって、できるようになったとしても、
その変化を認めることができません。

せっかくの褒めるチャンス、「できるようになったね」と言うチャンスなのに、
そのチャンスをみすみす見逃してしまうことになります。



子どもの「できない」を認めるためには、
親自身が、自分自身の「できない」を認めることが大事。

親が、自分の「できない」を認めるためには、
「できないことがあっていい」と思うこと、
「どんな状況であっても、現状の自分に100点満点をつけていくこと」が大事です。




そもそも、人は、ただそこにいるだけで価値がある、素晴らしい存在です。

そんな風に思えるからこそ、どんな状況にある子であっても、

その現状を受け入れられるようになるわけです。


現状を受け入れられるからこそ、

変化・成長した時に、その変化をキャッチできるようになるのです。



子育てだけでなく、会社経営も同じ。

「フロー経営をやるためには、社長自身が自分のことを100%愛していることが大事」

なんて言われています。

まさにそうだと思います。




なかなか、すぐには、100%、自分自身を受け入れることは難しいかもしれません。

でも、「受け入れようとする」ことなら、今、この瞬間から始められます。


鏡を見て、自分に対して、「あなたは今のままでとっても素晴らしいよ」

「いるだけでいいんだよ」「あなたは素晴らしい存在だよ」

と語りかえてみてください。


それだけで、少しだけ心が軽くなると思います。


まずは、自分自身の存在を認めるところから、始めてみてください。

少しずつ、確実に変わり始めると思います。



今日も笑顔で、素敵な1日を!