ハローワークでは、求人票について事業所向けの様々なリーフレットが
あったりします。
入手したリーフレットから、私見ながら、”なるほど”と
思ったところを集めてみて、ご紹介していきます。
今回は、
「事務職向けの求人票の書き方」
です。
1.この職種の求人の傾向
一言で言うと。
求人情報が判りにくい!
ということです。
では、何が判りにくいか?ということなんですが、
例えば、こんな求人が出ていたとして、
仕事の内容が、イメージしやすいかということなんです。
例.
【事務職】
・ 事務全般
・ パソコン入力
・ 経理業務
・ 英語力必要
いかがでしょうか???
ぼやーっとは判るんですが、
求職者がはたして、この情報で正しく、
”応募する・しない”の判断ができるか???
ということなんです。
2.一言で、「事務職」と言っても・・・
私見ながら、この職種のミスマッチの原因は、
ここにあるのではないか?と考えています。
つまりは、
「自分にできる仕事かどうか、
この情報だけではよくわからない・・・」
この情報だけではよくわからない・・・」
ということです。
だって、「事務職」といっても、パッと思いついただけでも、
・ ”一般”事務
・ ”医療”事務
・ ”貿易”事務
・ ”経理”事務
・ ”営業”事務
と、区分があるんですから、
”できる・できない”
ってありますよね。。。
私見ながら、
まずは、こういった仕事の具体的な情報が漏れなく・誤解なく
伝わっているか?を検証することも、一つの対策と考えるわけです。
3.応募者との”ミスマッチ”対策
例えば、1.の例ですが、【事務職】と書くだけでも印象が変わりますよね。
・ 事務全般 → 電話応対、帳簿記帳、伝票整理。
・ パソコン入力 → ワードで文書作成、エクセルで資料作成。
・ 経理業務 → 試算表・決算書作成まで。
・ 英語力必要 → 簡単な読み書きと会話。
ほかにも、
私見ながら、
求人票で、具体的に求職者が実際に仕事をイメージできる
情報を伝えることが、一つの対策です。
例えば、
(1) 何の(What)事務をやるの?
(2) どうやって(How)ってするの?
業務で使う、パソコンソフトの情報とかです。
(3) 誰(Who)を相手にするの?
営業?経理?
貿易事務であれば、どの国と?といった情報です。
そのほかにも、
① 補助者? 責任者?といったレベル。
② スタッフの人数。
③ 事務以外の業務の有無。
といった、付加情報も伝えておきたい項目です。
職場環境を、より具体的にイメージできますから。
求人票の
「仕事の内容」・「特記事項」・「備考」欄は、
工夫すれば、こういった情報を広く伝えることができます。
また、わたくしめ、
広報・労務ジャーナリストの視点からは、
伝える情報も、
上記の要素で整理してみることも有効だと考えます。
こうやって、分析してみると、
やっぱり、
求人票も求人広告の一種
なんですね。
ターゲットである求職者が、応募したくなる情報を絞り込んで伝えること。
私見ながら、求人票作成の”戦略”ポイントだと考えています。
※本コラムは、弊社HPコラム
からブログとして転載しております。
【日本最速!5分で読める】労務のTIPS
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