ハローワークでは、求人票について事業所向けの様々なリーフレットが
あったりします。
入手したリーフレットから、私見ながら、”なるほど”と
思ったところを集めてみて、ご紹介していきます。
今回は、
「営業職向けの求人票の書き方」
です。
1.応募者の傾向です。
(1) 応募者の傾向です。
ハローワークの独自分析では、この職種、
① 比較的多く求人がある。つまり、
② 専門的要素が低い。
③ だから、応募する求職者も多い。
”会社も求職者もお互いを選ぶ立場”
にあるということです。
故に、下のキーワードの課題が発生しやすい職種ともいえます。
つまりは、
”ミスマッチ”が多い
ということです。(2) 2つの方向でのミスマッチ。
さて、この”ミスマッチ”一言ですが、方向は2つに分類される
のではないかと考えます。
① 応募がない”ミスマッチ”
② 応募者との”ミスマッチ”
② 応募者との”ミスマッチ”
では、この傾向を踏まえて、考えうる対策を、次に。
2.応募がない”ミスマッチ”対策
この場合には、求人票で、会社が発信している情報が、
求職者に伝わっていないことが考えられます。
ハローワークの分析では、求職者は、このような情報を
重視しているとのことです。
① 休日(ex.週休2日制 年間休日数)
② 年齢制限の有無
③ 賃金・昇給の内訳・決め方
私見ながら、
まずは、こういった情報が漏れなく・誤解なく伝わっているか?
を検証することも、一つの対策です。
3.応募者との”ミスマッチ”対策
一言で言ってしまうと、面接の場で、
”そんなこと、知らなかったよ!”
という状態になってしまうことです。私見ながら、
求人票で、具体的に求職者が実際に仕事をイメージできる
情報を伝えることが、一つの対策です。
例えば、
(1) 何(What=どんな商品を)を取り扱うの?
具体的に、どんな商材を扱っているかという情報です。
(2) 誰(Who=どんな相手)に営業するの?
顧客は企業(B to B)か、一般消費者(B to C)かといった情報です。
(3) どこ(Where)で営業するの?
営業エリアは、どのあたりかという情報です。
(4) どのように(How)営業するの?
新規開拓orルート営業といった営業スタイル。
両方の要素がある場合には、どのようなウェイトかと
いった情報です。
(5) どれぐらい(How Much or Many) 販売するの?
数量・金額 要は、ノルマ・個人目標の有無の情報です。
求人票の
「仕事の内容」・「特記事項」・「備考」欄は、
工夫すれば、こういった情報を広く伝えることができます。
また、わたくしめ、
広報・労務ジャーナリストの視点からは、
伝える情報も、
上記のような要素で整理してみることも有効だと考えます。
こうやって、分析してみると、
やっぱり、
求人票も求人広告の一種
なんですね。
ターゲットである求職者が、応募したくなる情報を絞り込んで伝えること。
私見ながら、求人票作成の”戦略”ポイントだと考えています。
※本コラムは、弊社HPコラム
からブログとして転載しております。
【日本最速!5分で読める】労務のTIPS
http://www.heartrock-noma.com/contents_127.html