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店舗経営を改善する!

経営コンサルティング会社「キズカスカンパニー」
代表の加藤です。

1月もあっという間に後半となりました。

前回の冒頭で【根性論】的なお話になってしまいましたが、
人生って自分が描いた理想通りに上手く進まないこともあります。

心が折れそうな時、自分の気持ちを鼓舞するためには、
強いメンタルを持っていることが大切。

では強いメンタルは、どのようにして作るか?

強靭な筋肉をつけるのと同じように、日頃鍛錬あるのみ。

あとは・・・困難にも真っ向勝負!


さて今日は・・・
『【地方都市で生き残るための小売店経営】
大型スーパーにはないサービスを目指しなさい!』

と題してお送りいたします。

昨日「山形の百貨店大沼が自己破産手続き」との
ニュースがありました。



創業は、1700年。

日本の歴史では【赤穂浪士】の時代。

約320年の歴史に幕を下ろし、山形県県内に
日本百貨店協会に加盟する百貨店がない初の
都道府県となりました。

私のクライアントさんが山形駅近くだったため、
以前市場調査していた場所でもありますので、
「あの規模で、続けるのはきついよな~」と
いうのが正直なところです。

これは地元の方しか分からないかも知れませんが・・・

3年前の2017年に”市街地の再開発(取り壊し)”との理由で
大沼の斜め前にあった「セブンプラザ」が閉店しました。

その時、セブンプラザが閉店して周りのデパートは大丈夫か?
と思っていました。

ちなみにゼブンプラザは・・・
私の感覚では【パルコのミニ版】?

やっと取り壊しも終わり跡地には、20階建てのマンションが、
2021年春には完成予定とのこと。



デュオヒルズ山形七日町タワーの詳細はコチラ


山形駅周辺は、かつての城下町。

皆さんも住む街でも、大きな城(跡)を中心に、その周りに
【市役所】【銀行】【デパート】【美術館】などが建てられ
商業地域が発展していると思います。

山形駅周辺も同様です。


話を戻します。

大沼に勤務されていた190名の方は、破産手続き開始の前日に
突然全員解雇となり残念な想いをされていると思いますが、
周りの小規模小売店にとっては・・・
【チャンス到来】
です!

少し辛口になりますが・・・

地方の百貨店は、どことなく「お高く留まった感じ」。

小さなエリアで、何十年も殿様商売を続けてくれば、
そこで働く従業員も自ずと「過ったプライド」を持って
しまうものです。

兵庫県姫路市の「ヤマトヤシキ姫路本店」しかり、
山梨県甲府市の「山交百貨店」しかり。

会社員時代には、姫路は飾磨区に3ヶ月(お店は、ヤマトヤシキの前)、
山梨では昭和町紙漉阿原(“かみすきあはら”と読みます)に
4か月住むなど、全国各地を飛び回っていましたので、
地元で有名なデパートには、市場調査を兼ね、よく訪れていました。

地元有名店が閉店することが、いかに周りのお店に
影響するのかを肌で感じてきました。

ちなみにヤマトヤシキ姫路本店は2016年。
経営の立て直しのため「大塚家具」を誘致した時点で、
結果は見えていたような・・・(※2018年2月に閉店)

これから3月の決算時期を迎え、倒産情報も増えてきます。
同時に「社内の横領」も露呈してくる時期です。

帝国データバンク調べによる、2019年上期(4~9月度)の
倒産集計を見ると・・・

以下抜粋(カッコ内は、前年同期比較)

・製造業(6.2%増)
・繊維製品製造(60.0%増)
・小売業(7.9%増)
・飲食店(11.3%増)
・衣料・雑貨など小売(7.0%増)
・運輸・通信業(16.9%増)
・道路貨物運送業(22.2%増)

ネット通販で購入される方が多い中、通販関連の業種が
倒産するケースが増加ているのが現実。


地方都市では、大型ショッピングセンター(スーパー)の
出店スピードが鈍化した今こそ、店頭販売を得意とする
小売業にとってはチャンスです。

現在、小売店を経営されている経営者さん。

老舗百貨店のように「殿様商売」を続けるか?

それとも

頭を切り替え「お客様に近い商売」へ転換するか?

この先、生き残るためには【経営者自身がマインドセット】
することこそが重要です。


最後に・・・

地方都市で商売をしている経営者に皆さん。

未来を見据え、本当の意味でこれからが
踏ん張りどころですよ!


今日はここまで!

■頭に来てもお客様と部下とは戦うな■
・人を育てるとは「戦うことではなく、協力すること」です。 

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