介護事業所の経営者の皆様、こんばんは。
介護労務コンサルタント(社会保険労務士・介護福祉士)の松岡勇人です。
今週1週間は、もうすぐ出来上がるホームページに掲載する私の「ストーリー・プロフィール」を3回に分けてブログを更新します。
なぜ、私が介護に特化した社会保険労務士になったのか?がご理解頂けるかと思います。
では、「ストーリー・プロフィール その2」です。
教育と労務管理で人は変わる
他方、売り場では、人によって業務スキルにバラつきがあることが問題となっていました。
入社しても仕事をなかなか覚えずに「使えない人材」となってしまうパートさんがいました。
当時、それは個人の資質に帰する事柄としており、管理側の問題意識は希薄でした。
しかし、ディズニーランドでもマクドナルドでも、あらゆるスタッフが一定水準以上の均質なサービスを提供しています。
私はそれを教育の問題として考え、売り場用のマニュアルを作成してみようと思いました。
他の売り場では「使えない人材」だったパートさんが、育成することで戦力になりました。
売上目標を達成できない部門が多い中、私の担当する売り場は売上目標を超えることが多くなりました。
ひとえに教育と労務管理の問題です。
「どんな人も育てることで育ち、いかようにも成長していくのだ!」ということをこのときに実感しました。
介護は育ててくれた家族への恩返し
こうした流れと並行し、私は若い頃から「介護」に、まだその言葉が一般に使われる以前から、深く関わってきました。
高校生から大学生時代、祖父が入院した際は、よく泊まりで付き添いをしました。
社会に出てからは祖母が認知症になり、介護を手伝いました。
それこそ着替え、入浴の介助からオムツ交換まで、家族を相手にして、のちに業務で行うような「介護」を経験しました。
父が心筋梗塞で倒れた後も、約10年にわたって通院や外出の付き添い、生活の介助をしていました。
「遊び盛りの時期によくそんなに頑張ったね」と言われます。
でも私にとっては、いたって普通でした。
「母の介護負担を軽くしたい」という思いもありましたが、
「私を可愛がって育ててくれた人たちに少しでも恩返しがしたい」、
「人間としての尊厳を持ったまま人生を全うしてもらいたい」
という気持ちが強くありました。
「ストーリー・プロフィール その3」に続く。
今号もご覧いただき、ありがとうございました。次号もよろしくお願いいたします。