介護事業所の経営者の皆様、こんにちは。
介護労務コンサルタント(社会保険労務士、介護福祉士)の松岡勇人です。
経営理念、忘れていませんか?
小学生の卒業文集に将来の夢を書いたと思います。
何を書いたか記憶しているでしょうか?
よく、超一流のプロスポーツ選手の小学校卒業時に書いた文集がTVなどで公開されることがある。
例えば、プロ野球投手の松坂大輔は、
「甲子園に出て、プロに入って100億円選手になるぞ!」
サッカー選手の本田圭佑は、
「ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる」
と書いていた。
その他、医者になりたい、宇宙飛行士になりたい・・・など、小学生の卒業時に色々と夢を抱いたと思います。
しかし、中学生、高校生と学年が上がるにつれ、現実が徐々に見えてきて、就活時には、夢は抱きつつもかすれたものになってしまうのが、多くの人のパターンだ!
夢を実際に達成できるのは、なかなか難しいのが現状である。
これと同じことが、介護事業所にも言えると思う。
通常、事業所を立ち上げた際に、経営理念(=事業所の設立時の夢)を作っているハズだ。
「経営理念」とは、経営者としてこの事業所をどのようにしていきたいか、「介護に対する思い」や「介護に対する高い志」を明文化したものだ!
しかし、事業所の設立から時間が経過し、日々の多忙もあって、経営理念(=事業所の設立時の夢)は抱きつつもかすれたものになって、社長室の額に掲げられた絵画のようなものになっていないだろうか?
経営者はこの経営理念(=事業所の設立時の夢)の達成のために、経営を正しい方向に導く努力をしなければならない。
なぜならば、経営理念(=事業所の設立時の夢)に反する行動は,介護事業所の存在意義を失うことにもなるからだ!
介護事業所として存在意義を失わないためにも、
全の職員が経営理念(=事業所の設立時の夢)を認識すると、
①職員の行動のよりどころになる。
②職員の帰属意識や一体感を高めることができる。
つまり、全職員が事業所の設立時の夢に向かって行動することになる。
新卒が入社してくる新年度を迎えるにあたって、御社の経営理念(=事業所の設立時の夢)を全職員で確認する日にしてもらいたい。
今号もご覧いただき、ありがとうございました。次号もよろしくお願いいたします。