介護事業所の経営者の皆様、こんにちは。
介護労務コンサルタント(社会保険労務士、介護福祉士)の松岡勇人です。
天職を見つけるには…
東京では桜も開花し、「新年度も間近に迫ってきたなぁ~」と感じます。
介護事業所では人手不足ということもあり、通年で職員を募集しているが、新年度の始まりは新卒を迎える時期でもある。
本日は新卒を迎えるにあたって、「仕事」について考えてみる。
誰でも過去に1度や2度、人によっては絶えず、「仕事」について様々な角度から考えたことがあると思います。
「仕事」について、私は「仕事に貴賎なし」と考えております。
政治家、学者、医者、弁護士、大企業の経営者など名刺の肩書がスゴイ方々から、工事現場のガテン系の方、農作業に従事している方などおそらく名刺をお持ちでない方々まで、どの仕事が良い、悪いはないのです。
ただし、「仕事に貴賎なし」だけれども、自分がどの仕事に就くかは別問題です。
なぜなら、自分の生まれ育った環境や興味関心等が違うからです。
同じ両親から生まれ、同じように育てられた兄弟でさえ、仕事について考え方が異なるのが普通です。
「自分がどの仕事に就くか」を考えたとき、誰でも、天職に巡り会いたいと考えるものです。
学校卒業後にすぐに天職に巡り合う人もいれば、転職をして天職に巡り合う人もいるでしょう。
まだ天職に巡り会えず探している方もいるでしょう。
天職を見つけるにはどうしたらよいのか?
私にも転職経験があります。
その際、私が大変刺激になったフレーズがあります。
「仕事とは自分の能力や興味、価値観を表現するものである。そうでなければ、仕事は退屈で無意味なものになってしまう」
アメリカの心理学者であるドナルド・E・スーパーが言ったフレーズです。
人によって、会社勤めでも、このフレーズをできる人もいるでしょう。
また、このフレーズを実践するために、起業する人もいるでしょう。
どちらの解答が正解か、私にはわかりません。解答がないのかもしれません。
ちなみに、私の現在の仕事は、このフレーズを実践するために、10数年の準備期間を経て、天職に巡り会えたと思っています。
新卒で介護関係の仕事を選んでくる人は、おそらく介護に対して高い志を持った若者たちのハズです。
介護を天職だと思っている人もいるでしょう。
介護事業所の経営者の皆様、新卒の方たちを厳しくも暖かく育成してください。
育成することで、人財になります!
介護に対して高い志を持った新卒の方、介護を天職だと思っている新卒の方に介護の仕事に対する価値観を与え続けるのは、介護事業所の経営者の皆様の役目です!
今号もご覧いただき、ありがとうございました。次号もよろしくお願いいたします。