人財・人在・人罪 | 社労士からの情報発信ブログ

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こんばんは。

介護労務コンサルタント(社会保険労務士、介護福祉士)の松岡勇人です。


今週号のテーマは、「人材」です。


人財・人在・人罪

「ジンザイ」を辞書で調べると、「人材」しか出てこないが、最近、「」の代わりに「」という当て字を使用しているのをよく見かけるようになった。


「人」は、経営四資源(人・物・金・情報)の1つであり会社にとって財産だから、材料の「材」ではなく、財産の「財」の字を当てる・・・“言葉遊び”であるが、この趣旨はよく理解できる


介護事業所の社長の皆様、御社の場合、はたして全職員が人財だろうか?


御社を見渡してみると、A職員は人財だと思うが、B職員は人財?・・・と「?」になるハズだ。


この「?」の回答になるのが、2-6-2の法則である。


ビジネス書等で見かける法則なので、ご存知の社長の皆様も多いことだと思います。


2-6-2の法則とは、

「どのような組織でも、2割の人間が優秀な働きをし、6割の人間が普通の働きをし、2割の人間がよくない働きをするという法則(経験則)を意味する語。」(weblioHPより)


経営四資源の1つである「人」は会社にとって財産であることは確かであるが、この法則に「人財」を当てはめてみると、しっくりとこない


そこで「人財」のほかに、言葉遊びになるが「人在」と「人罪」という当て字をしてみるとしっくりとくる。


2-6-2の法則に、「人財」「人在」「人罪」を当てはめてみると、


2優秀な働きをする人たち ⇒「人財」


6普通の働きをする人たち ⇒「人在」


2良くない働きをする人たち⇒「人罪」


になる。


この法則には、面白い特徴がある


仮に御社にいる2割の人罪に該当する職員に退職してもらったとしても、残った職員の中で新たな2-6-2の構成ができてしまう。


また、仮に人財に該当する職員ばかりを集めたエリート集団を編成してみても、このエリート集団でさえも2-6-2の構成になってしまう。


これって本当なのか?


会社だとイメージがしにくいので、プロ野球・ジャイアンツの過去のチーム編成を思い出してみましょう。


かつて長嶋監督時代に、各球団の4番打者をトレード等で補強して、「史上最強打線」と呼ばれるチーム編成をしたことがありました。


つまり、チームのみんなが4番打者。


見た目は強打者ばかりで良かったのですが、このチーム編成で望んだ頃の成績はパッとしませんでした。


この「史上最強打線」も結果的には2-6-2の構成になってしまったのです。


では、どのように考えたら良いのか?


次号に続く。


今週号もご覧いただき、ありがとうございました。次号もよろしくお願いいたします。