行政書士とロジカルシンキング⑪

正しい道筋をつくることは、ロジカルシンキングにとって重要である。

筋道をつくる方法には2つある。

①演繹法

 XはAである。⇒AはBである。⇒BはYである。⇒XはYであるという思考方法である。注意しなければならないのは

AはBであるのBとBはYであるのBが同一でなければならないことである。また、筋道を長くしないことが重要だ!

②帰納法

AはYである。BはYである。CはYである。⇒A、B、Cの共通点はXである。⇒だから、XはYである。

帰納法で注意しなければならないのはサンプル数である。サンプル数が少ないと誤った結論になる恐れがある。また、サンプルを見比べるときは、洗いざらい共通点を見出した上で、本質的なものを選び取るようにする。

たとえば

メガネをかけた男は自分の頭で考えようしない。というサンプルは明らかに本質的な共通点ではない。