行政書士と契約⑤
契約の基本ルールを定めているのが「民法」という法律である。
民法は私法である。私法とは、個人間の売買や貸借、会社の取引
など経済生活や、夫婦、親子などの関係を規律する法で、民法や
商法がこれにあたる。
契約を定めているのは民法だけではない。民法のほか、消費者契約法、商法、借地借家法、労働契約法などがある。民法は、契約について一般法として、基本事項を定めているが、特定の契約については、商法や消費者契約法などの「特別法」で定めている。
民法には13典型的13契約が定められている。
民法の種類であるが
1・財産権移転型
2・財産権利用型
3・労務提供型が
ある。
財産移転型には
①贈与契約
②売買契約
③交換契約
財産権利用型には
①消費貸借契約
②使用貸借契約
③賃貸借契約
労務提供型
①雇用契約
②請負契約
③委任契約
がある。