家族３人が引いていた風邪を
ついにもらった朝。
昨日から、久しぶりに
喉が真っ赤に腫れています…。
おはようございます。
思考整理アドバイザー・野中ナオミです。
私のところには
「ＡＤＨＤ 片づけ」で検索しました
という方からのご依頼が多いです。
私は思考整理が専門で、
家の片づけは
「頭の中を整理する 手段の１つ」と
位置づけています。
いわば「体を使ったワーク」ですね。
多くのお客様は
「家をきれいに片付けること」が
依頼の目的と仰いますが、
まずその方の状況について
ていねいにお話を伺っていくと、
「家の片づけなんか
後回しでも
死にはしないけど、
こっちの問題は、
今、なんとかしないと
絶対まずいでしょー
」
という緊急テーマを掘り出すケースが
少なくありません。
こういったタイプの方は
頭の中が ゴチャゴチャ になって
自分にとって本当に大切なものは何か
を見失っている 状態が、
部屋の様子に反映されているのです。
だから、まず片づけるべきは
「部屋」ではなく「頭の中」。
一方、「家の中が汚い」人には
こんなタイプもいます。
これは、ドラマ『眩（くらら）』の
ワンシーン。
史実と異なり、とても美化された（笑）
葛飾応為です。
夭折した江戸時代考証家、
杉浦日向子さんが
まるで見てきたように描いた
北斎の画室はこちら。
北斎も応為も、
「まったく掃除をしなかった」
と伝わっています。
それは
「片づけられないから」
ではありません。
家のきれいさや体裁なんか、
彼らにとっては
「どうでもいいこと」
だったからです。
食べることも
すべて店屋物だったとか。
調理や後片付けにかかる
手間と時間が
「もったいない」からでしょう。
きれいな身なりをしたいとか
趣味の品を集めたいとか
周りからよく思われたいとか
もっと豊かになりたいとか
そういった欲望は
きれいさっぱり捨てている
痛快な変人（笑）親子でした。
彼らにとって大事なのは
「いい絵を描く」こと。
ただそれだけ。
人生の優先順位は
シンプルにして明確でした。
こんなタイプの
「汚部屋住人」は、
放っておいて問題ありません。
むしろ、周りの者が
片付けなさいとせっつくのは
余計なお世話。
北斎親子は
家がむさ苦しくなったら、
ヤドカリが殻を脱ぐように
住み替えていました。
その引っ越し回数は
９０歳の生涯で、なんと９３回
ひどいときは
１日３回も宿替えしたそうです。
なぁに、ひとたび大火事が起こりゃ
後生大事に持ってたもんは
一切合財、灰になっちまうのよ。
物なんかに執着したって仕方ねぇ。
そんな江戸っ子気質もあったでしょう。
８０歳を超えた北斎は、
長野県の小布施町をしばしば訪れ、
傑作を残していました。
その１つが、一対の『濤図』。
先日の「北斎」展 で、
私はこの作品と初めて出会いました。
… これは、 宇宙（そら）だ ……。
飛び散るしぶきは「輝く星」に、
渦巻く波は「星雲」に見えました。
鑑賞後に知ったのですが、
この絵は、
祭屋台の「天井画」でした。
なんて粋な趣向でしょう！
さらに驚いたのは、
鉤爪のような波の先端は
シャッタースピード1/5000秒で
やっと捉えられる形 だという話。
北斎、どんだけエスパーやねん
人間の力を超えた
北斎の凄まじい執念に、
私はあらためて感服しました。
世間一般の常識を捨て、
人間の限界に関する思い込みを捨て、
ただひたすら
「最高の絵を描く」ことにだけ、
エネルギーのすべてを
死ぬ間際まで そそぎ込み続けた
北斎の偉大な画業は
国境を越え、時代を超え、
今なお人々を圧倒し続けています。
ただし、北斎のように
ほとんどの欲を捨て去り、
迷いなき生き方を貫き通せるのは
稀有な天才のみ。
多くの人たちは
「頭の中」＝「部屋の状態」です。
「こんな状態は嫌なのに、
自力では変えられない」方は
私がお力になれるかもしれません
お問い合わせは、お気軽に。
のリンクからどうぞ！
片付けられない。 忘れっぽい。時間管理が苦手で、いつもバタバタ。気が散りやすくて物事をやりおおせない。考えがまとまらない。言葉にできない。人間関係がうまくいかない。ＡＤＨＤ児の子育てで悩んでいる。１つでもチェックがついた貴女。
思考整理で生活をスッキリさせませんか？
丁寧なヒアリングで問題点を整理し、
個性に合った具体的提案をします。
お問い合わせはこちら★
サービスメニューはこちら★
お客様のご感想・一覧はこちら★