一昨日ホテルの部屋に辿り着いたら、フィギュアスケートNHK杯
ショートプログラムの中継を行っていた。
体育会出身なので、スポーツ中継を見るたびに、
バックステージでの見えない努力を想像してしまう。
みんな此処にたどり着くまでが大変だっただろうな~って眺めてたら
先日の大会でしなやかな滑りがとても印象的だった高橋大輔選手が登場してきた。
フィギュアスケートについては、まったくの素人なので、
ただただ感心しながら、上手だよねと、惹きつけられてたら
なんと、得意のステップで転倒
本人が一番ビックリしただろうけど、
世界大会でジャンプ以外で転倒する選手を見たことがなかったから、
こんなことあるの???って、驚いてしまった(T_T)
本人にとって、ショックな出来事であったろうに、彼はその後も心から楽しそうに滑りきった。
知り合いでもないのに、成長したな~って言ったら、失礼なかもしれないが、
その後のインタビューからも、明らかに怪我をする前とは違う高橋選手を見た気がした。
これはあくまでも私の主観であるが、以前も彼がインタビューをされるのを
見たことがあるが、神経質で、どこか年齢からくるもの以外の幼さを感じた。
ところが、今回のインタビューでは、うまくいかなかった自分自身を
受け入れながら話している感じがした。
選手生命が危ぶまれるほどの怪我をし、
どれほど、不安や苛立ちを持ったことだろう
リハビリも素人には想像もできないような過酷さだったろう
逃げずに成長をして帰ってきた彼は素晴らしいなと心から思う
私はキャリア研修などで
「苦しい時期をどう過ごすかにより、その後が変わる」と話すことがある。
人の人生は思い通りにならないことのほうが多いので、
起こった出来事をどのように捉えるか
そして、どのような行動を起こすのかが大切な気がする。
今朝のニュースを見ると高橋選手はフリーでも転倒があり、
結局4位に終わったようだ。
本人にとっては悔しい結果だとは思う。
でも、私から見ると、1年のブランクがあり、
世界で4位であることは、超人的なことである。
まずは、努力し、再びリンクに立った自分自身を十分に認めて
次に向かってほしいなと思う。