「真嶋雄大の面白クラシック講座」の7月ゲストは、元読売日本交響楽団ホルン奏者の野瀬徹さん。

 

 以前も当講座にお迎えし、その時はホルンの演奏とともに多彩なホルンの魅力について語ってくださった。今回はオケマンとしての「オーケストラの秘密」。

 

 40年以上、オケマンとしての活躍されてきた豊富な経験をもとに、いろんな個性溢れる指揮者のこと、独裁的な指揮者のこと、指揮者の振り方の違い、音色や色彩の関係、なぜ管楽器は2本すつなのか、オケの中での時差などなど、興味深くまた面白いエピソードを交え、じっくりと語って戴いた。

 

 また後半ではブラームス「交響曲第4番」の映像を

鑑賞しながらオケマンしか知らないことなど解説をして頂いたが、それは微に入り細を穿つ。

 

 この日の講座では、サプライズゲストとして、フランスで18年間活動をしてきたピアニストの福井真菜さんも登場。シマノフスキ―の「メトープ」からの「セイレーンの島」、ドビュッシー「映像」の中の「金色の魚」を演奏して戴き、大きな拍手が起こっていた。

 

 結構ハードな一日であったが、もちろんシメは、ワイン、ビール、シェリーなどを用意しての打ち上げ。まぁこのためにやっているようなものだけれど(笑)、いずれにしても充実した一日となった。

 

 

野瀬徹さんと福井真菜さん.