8月の面白クラシック講座は、盟友であるフルーティスト、野勢善樹氏、山梨在住のハーピスト長谷川朋子さん、そして野勢氏の弟子である布能美樹さんをゲストにお迎えした。

 

 講座は野勢善樹氏の無伴奏ソロ、尺八古典本曲「鹿の遠音」からスタート。これは南北朝に端を発し、尺八等によって連絡などをする目的もあって根付き、連綿と今に伝わる名曲。それを虚無僧よろしく会場をゆっくりと流れ歩きながらフルートを演奏。

 

 その後はサン=サーンス「ロマンス」、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」、「月の光」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、フォーレ「夢のあとに」、「シシリエンヌ」、真嶋雄大「野ばら幻想曲」、

テレマン「無伴奏フルートのための12のファンタジー」より、そしてダマーズ「フルートとハープのためのソナタ」など、高度で濃密な演奏を繰り広げてくれた。

 

 とは言え、まさにコロナ禍。ワクチン接種をした方もいれば、

まだの方もおいでになり、そういった懸念から参加人数も通常より多くはない。

 

 そこでゲスト回に限り、講座を録画し、You Tubeで動画配信をすることにした。もちろん講座に申し込んでおられる方のみの限定公開であり、検索してもヒットはしない。

 

 今後のゲスト回はすべて録画配信をするので、そちらも期待してほしい。

 

演奏風景を録り忘れ(笑)、打ち上げの席で…。