「真嶋雄大の面白クラシック講座」、4月のゲストは浅野真弓さんとFaire弦楽四重奏団。前半、浅野真弓さんにショパン「ノクターン 変二長調 Op.27-2」、「ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2」、「スケルツォ第2番 Op.31」、そしてシューマンの「トロイメライ」を演奏していただき、同じ年生まれのショパンとシューマンの音楽性の相違を解説させていただいた。

 

 ポーランドとドイツという生まれた土地も違えば、ほぼ正反対ともいえる音楽的方向性に、受講者の方たちも興味深い様子であった。

 

 そして後半は浅野さんとFaire弦楽四重奏団による、シューマン「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44」。Faire弦楽四重奏団(第1ヴァイオリン;秋山史さん、第2ヴァイオリン;宮川忠生さん、ヴィオラ;田中愛子さん、チェロ;荻野裕子さん)は全員音大出身で、地元甲府を中心に活発に活動を続けている弦楽四重奏団。両者によるシューマンは、実に聴き応えがあり、濃密なシューマンのロマンを表出していた。ブラヴォー!