久々に、中央線ネタである。夕べは新宿で、あるピアニストとの打ち合わせ兼飲み会であった。17時という、早い時間から始めたため、サクサクと順調に打ち合わせは進み、新宿21時の特急「あずさ35号」に乗ることができた。

 酔っ払いでもあり、いつしか寝込んでしまったが、大抵そういう場合は新宿を22時か23時のかいじで帰る。だからどんなに熟睡しても甲府が終点、せいぜい車掌さんに起こされる程度である。ところが乗ったのはあずさ。うっかりすると松本まで行ってしまう(笑)。

 そのうっかりで、甲府を過ぎてしまい、ハッと起きたら韮崎駅の手前。何年か前のおぞましき冬の出来事が瞬時に頭の中によみがえったが、ともかく慌てて下車。時刻表を携帯で調べると、何と1分前に甲府行きが出たばかり。やっちまったなぁ~!と、次の列車を見てみると最終の普通が50分後にあるという。この寒空の中、どうするべと思っていると、あららら??、その2分後くらいに甲府行き普通列車がホームに滑り込んでくるではないか!

 すわっ!幽霊列車かと目を凝らしていると、1分前に出発したはずの普通列車が遅れて到着したとのこと。何という幸運(笑)。普段、列車が遅れてヒドイ目に遭うことは多々あるが、こういうこともある。人間万事塞翁が馬である(笑)。


あずさ