我が盟友、フルーティストの野勢善樹氏 からメールがきた。「韓国の若い女性でカヤグム奏者が家へくるんだよ。一緒に飲まない?」 カヤグムとは、韓国の伝統楽器で、つまりは筝(琴)である。日本の琴の弦が13本(17弦もあるが…)に対し、カヤグムは12本。楽器の端を膝に乗せ、爪をつけずに指で弾く。


 「あ、変な関係じゃないからねっ」と、余計なことが書いてあったが(笑)、そのカヤグム奏者の名は韓来俶(ハン・ラスク)さん。東京藝大の邦楽科に留学して勉強しており、この秋には中国に留学する予定だという。韓国の方の名前は、欧米では発音しにくいので、愛称を自ら付けることがあるそうだが、彼女の愛称は「Lara(ララ)」。


 初めは肉でも焼こうよというので、サンテステフを1本持参し、若きピアニストの美世(みせ)真里奈さんを誘って行ったのだが、さすがにララさん。いろんな種類のチヂミを手早く焼いてくれ、それがまた美味しいのである。さらにララさん特製のプデチゲがテーブルに乗せられたが、実は私はどちらかというと辛いのは苦手なのであるが、これは文句なしに旨い!


 それにしてもララさん。半年前に来日するまでは、日本語の「に」の字も知らなかったそうだが、ほとんど支障なく日本語を操る。日本人は優秀な民族と言われているが、こと語学に関しての能力は「?」かもしれない。またララさんから、中国に関するとんでもない情報を教えられた。今、話題の中国ではあるが、これにはさすがにぶっ飛んだというか、ここ10数年最大のカルチャーショック!

 とてもここでは書けないので、興味ある方は直接私まで…。ただし心してね(笑)。



真嶋雄大のイマどきクラシック-Lara

      左からのせっち、アメリ、Laraさん、美世真里奈さん